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EasyEDA Pro Online 版を使う その4 PCBを作成する

Last updated at Posted at 2025-01-15

「EasyEDA Pro Online 版を使う その1 Schematic」
https://qiita.com/nanbuwks/items/106caabb9dc36f09fa5d
「EasyEDA Pro Online 版を使う その2 パーツを選ぶ」
https://qiita.com/nanbuwks/items/903c52cf4a56160e2930
「EasyEDA Pro Online 版を使う その3 デバイスライブラリを作成する」
https://qiita.com/nanbuwks/items/96ba4c0b57bd644b6989

と進めてきましたが、次に PCB を作成します。

2024/10/16 追記
EasyEDA 記事の記事一覧を作りました。併せてご覧ください。

#「EasyEDA Pro を使ってみよう! 記事 index」

https://qiita.com/nanbuwks/items/1832e7dd815be5675a52

使用するデータ

Schematic で作った以下のデータを読み込みます。
image.png

PCB エディタを開く

メニューから、それっぽいのを押すと

image.png

初期画面。

image.png

image.png
「Design」-「Import Changes from Schematic」またはボタンimage.png を押すと、回路図のパーツが読み込まれます。

image.png

設定

最初に、細々と設定をしておくのがオススメです。

パーツをドラッグした時に、ワイヤーもくっついてくる設定にします。
image.png

配線を行う時に、押しのけ配線が有効になるようにします。

image.png

なお、押しのけ配線はかなり精度が悪いので注意しながら使う必要があります。詳しくは後ほど。

なお、設定ではないですがブラウザがハングアップするときがあります。
image.png

それに備えて、自動保存や手動保存を活用しましょう。

配置

大体のレイアウトを考えながらパーツを配置します。
回路図で、対応する部品を表示するやめに回路図を同時に表示しておくと便利です。
以下は 「View」-「Window Arrangement」-「Tile Vertically」としたときの画面です。

image.png

Document Layer などを使って中心線や補助線を描いてみます。

image.png

シルクの扱い

パーツはスペースで回転しますが、シルクも一緒に回転してしまいます。

image.png

いちいち直していくのもめんどくさいですね。DocumentLayer に配置して表示しないようにするのもいいですね。

配線

配線はこのアイコン

image.png

または 「Alt」+「W」キーで配線となります。ショートカットは Alt が必要な感じ。

太さはメニューで変更しても反映しないのでおかしーなーと思ったら、「Follow Rule」のチェックを外す必要がありました。

image.png

Shift+W ショートカットでも線幅を設定できます。

image.png

ダブルクリックするとVIAが作られ、ウラ面で配線ができるようになります。
image.png

ライン描画中に shift + V で VIA のサイズを設定できます。
image.png

初期設定で押しのけ配線を有効にしましたが、立て込んでくるとむちゃくちゃな配線をし始めます。
一度絡まるとリカバリーが大変なので、慎重にゆっくり配線していきます。

image.png

配線しているところから離れた、思いもかけないところが絡まったりするので、途中経過をマウスクリックで確定ぽくしながら進めていくのがオススメです。

基板外形を決めて、ベタGNDを設定する

レイアウトに合わせて基板外形を描きます。

image.png

image.png

サイズを測るのは以下のアイコンです。

image.png

ベタGNDは、「Place」-「Copper Resion」で設定します。

image.png

GND パターンを確認したうえで仕上げをしていきますが、ルーティング時にベタは可視化されているとジャマなので、表示をOFFにします。capper Layer をクリックした状態で Shift+M でスイッチできます。

image.png

レイヤを指定

編集対象を表面、裏面で頻繁に切り替える必要があります。

image.png

画面右側の Layer タブで表示すれば切り替えることができますがめんどくさいですね。

image.png

3ペイン表示もできますが、レイヤ表示はすぐに消えてしまうので使いづらいです。

image.png

PCB エディタの下部に Layer Bar を表示させて操作するのが便利です。

image.png

なれてきたら、キーボード・ショートカットを使ってみましょう。

「Alt」+「T」、「Alt」+「B」 で切り替えです。

KiCad では、配線は Netlist に対応していましたが、EasyEDA ではパッドに接するところに重ジョクするようです。
image.png
パーツを回転すると 配線の VCC/GND がそれに従います。 個人的にはこちらのほうが使いやすいと感じます。

image.png

キーボード・ショートカット

ALT を使います。

  • ALT+R 配線
  • ALT+T トップレイヤ
  • ALT+B ボトムレイヤ
  • SHIFT + V VIAサイズ
  • SHIFT + R 配線幅
  • SHIFT + M ベタの表示/非表示

Tips

ゴルディアスの結び目

ほどくのはあきらめて、さくっと断ち切って削除するのが早いです。

image.png

過去の履歴から復元

「File」-「Cache Recovery」

image.png

ネジ穴やロゴを追加

別記事にまとめました

→「EasyEDA Pro Online 版を使う その5 ネジ穴やロゴをパーツとして追加する」
https://qiita.com/nanbuwks/items/78856d1e734471064e18

DRC

大体配線できたら Design Rule Checker をかけます。

image.png

うぇっ!

image.png

これはベタGNDを更新していなかったために干渉した結果です。

ベタを SHIFT + M で表示します。

image.png

ベタをクリックすると右側メニューに表示される「Rebuild Copper Region」を押して更新します。

image.png

更新は表側、裏側両方必要ぽいです。

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