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【MCP】VSCodeでAWS MCPサーバを設定する(Amazon Q Developer for IDEでの設定を含む)

Last updated at Posted at 2025-10-27

遅ればせながら、MCPサーバを設定してAWSの公式ドキュメントやベストプラクティスを参照しながら作業したい!と思い立ったので、自分の環境にもMCPを設定みます。

環境

  • macOS:Tahoe 26.0.1
  • VSCode:1.105.1 (Universal)

環境準備

AWSのMCPサーバを使用するために以下が必要とのことなので、準備していきます。

Installation Requirements

  1. Install uv from Astral or the GitHub README
  2. Install Python 3.10 or newer using uv python install 3.10 (or a more recent version)

uvのインストール・設定

以下のサイトを参照いただければと思います。

Installation | uv

pythonのインストール

執筆時点(2025/10/27)の最新は3.14.0だったので、そちらをインストールしてます。

uv python install 3.14.0

MCPサーバの設定

VSCodeにMCPサーバを設定していきます。

VSCodeのエージェントモード有効化

設定画面から chat.agent.enabled と検索すると設定項目が出てきますので、チェックを入れます。
1.png

settiong.jsonにMCPサーバ設定を記述する(NGパターン)

setting.jsonは複数種類があって、編集可能なもので以下の2つがあります。

  • User Settings (ユーザー設定)
    ユーザー設定は、VSCode全体に適用される設定です。全体で一括設定したい場合や、複数のプロジェクトにまたがって適用したいときはこちらを設定します。
  • Workspace Settings (ワークスペース設定)
    特定のプロジェクト(ワークスペース)にのみ適用される設定です。プロジェクトごとに異なる設定を行いたい場合はこちらを使うと良いです。

今回は「User Settiongs(ユーザー設定)」を設定していきます。

コマンドパレットを開いて**「Preferences: Open User Settings (JSON)」**を選択します。
2.png

setting.json にMCPサーバの設定を追記して完了!と思っていたのですが、「MCP サーバーは、ユーザー設定で構成しないでください。代わりに専用の MCP 構成を使用してください。」という警告が出ました。
3.png

mcp.jsonにMCPサーバ設定を記述する(OKパターン)

settings.json に記述せずに、mcp.json に記述するのが正解のようです。

VSCodeの公式ドキュメント貼っておきます。

MCP 構成の自動検出のファイルの場所

Visual Studio では、他の開発環境が設定した MCP 構成もチェックされます。 MCP サーバー構成は、次のディレクトリから次の順序で読み取られます。

  1. %USERPROFILE%\.mcp.json特定のユーザーのグローバル MCP サーバー構成として機能します。 ここに MCP サーバーを追加すると、すべての Visual Studio ソリューションに対して読み込まれます。
  2. <SOLUTIONDIR>\.vs\mcp.jsonVisual Studio に固有で、指定したソリューションの特定のユーザーに対してのみ、指定された MCP サーバーを読み込みます。
  3. <SOLUTIONDIR>\.mcp.jsonリポジトリのソース管理で追跡できる MCP 構成を探している場合に適しています。
  4. <SOLUTIONDIR>\.vscode\mcp.jsonリポジトリ/ソリューションにスコープが設定され、通常はソース管理されません。
  5. <SOLUTIONDIR>\.cursor\mcp.jsonリポジトリ/ソリューションにスコープが設定され、通常はソース管理されません。

これらの場所には .mcp.jsonが必要な場所もあれば、 mcp.jsonが必要な場所もあります。

2025/11/03 追記
Microsoftの公式ドキュメントに、VSCodeのmcp.jsonに対する記載方法が載っていたので、そちらを追記。
x1.png

ちなみにmacOSだと ~/Library/Application Support/Code/User に保存されています。

mcp.json にMCPサーバを記述していきます。
”servers” の枠内にMCPサーバを複数記述していけるような感じですね。

{
	"servers": {
		"awslabs.aws-documentation-mcp-server": {
			"command": "/Users/{ユーザ名}/.local/bin/uvx",
			"args": [
				"awslabs.aws-documentation-mcp-server@latest"
			],
			"env": {
				"FASTMCP_LOG_LEVEL": "ERROR"
			},
			"disabled": false,
			"autoApprove": [],
			"type": "stdio"
		}
	},
	"inputs": []
}

複数サーバを記述するときはこんな感じ。

{
	"servers": {
		"awslabs.aws-documentation-mcp-server": {
			"command": "/Users/{ユーザ名}/.local/bin/uvx",
			"args": [
				"awslabs.aws-documentation-mcp-server@latest"
			],
			"env": {
				"FASTMCP_LOG_LEVEL": "ERROR"
			},
			"disabled": false,
			"autoApprove": [],
			"type": "stdio"
		},
		"awslabs.cdk-mcp-server": {
			"command": "/Users/{ユーザ名}/.local/bin/uvx",
			"args": [
				"awslabs.cdk-mcp-server@latest"
			],
			"env": {
				"FASTMCP_LOG_LEVEL": "ERROR"
			},
			"disabled": false,
			"autoApprove": []
		}
	},
	"inputs": []
}

「起動」をクリックします。
4.png

「実行中」となりました。
5.png

ログでも接続状態となっていることを確認できます。
6.png

Github Copilotでテストしてみる

Github Copilotのインストールおよび設定については以下のURLを参考にしました。

「AWSの公式ドキュメントから最新の情報を教えてください。」と質問してみると、MCPサーバに接続して良いか確認されるようになりました。うまく設定できてそうですね。
7.png

Amazon Q Developer for IDE(VSCode)でもMCPサーバを構築してみる

VSCodeにAmazon Q Developerをインストールしているので、そちらでもMCPサーバの構築をしてみます。

以下の記事が非常に参考になりました。

Amazon Q Developer for IDE × MCPサーバを試してみた - Qiita

MCPサーバの追加

チャット右上の「Configure MCP servers」をクリックします。
8.png

次に、右上の「+」マークをクリックして「Add MCP Server」を実施していきます。

こんな感じで設定していきます。
9.png

Auguments - optional に記載した --native-tls は、uvxコマンドのオプションで、アプリケーションがOS標準の安全な通信機能を利用するように設定するものとのことでした。

「save」ボタンをクリックすると、ドキュメントを読み取る際に逐一聞いてくるか、許可をしておくかみたいな選択肢あったので、全て「Always Allow」に変更しておきました。

その他のAWS MCPサーバについては、以下の「mcp/src」に一覧がありました。色々追加して楽してこうと思います。

mcp/src at main · awslabs/mcp

テストしてみる

テストする際は「Agentic coding機能」はONにするようにしてください。OFFのままだとMCPサーバを利用できません。
10.png

こちらも問題なく動いてくれました。

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