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S3をWebサーバーにしてコンテンツを公開する④(CloudFront署名付きURL編)

Last updated at Posted at 2021-03-10

S3をWebサーバーにして静的コンテンツを公開する方法を紹介します。

  1. S3パブリック編
  2. S3署名付きURL編
  3. CloudFrontパブリック編
  4. CloudFront署名付きURL編 ←コレ!
  5. CloudFront署名付きCookie編

手順

今回の手順は、CloudFrontパブリック編の続きで実施します。
またコンテンツは以下のような構成とします。

/
│  index.html     ←パブリック公開
│
└─private
        index.html  ←署名付きURLで公開

キーペアの作成

CloudShellでキーペアを作成します。

まずはCloudShell環境にOpenSSLをインストールします。

sudo yum install openssl -y

次にプライベートキーを作成し、

openssl genrsa -out private_key.pem 2048

プライベートキーの中からパブリックキーを抽出します。

openssl rsa -pubout -in private_key.pem -out public_key.pem

作成が終わったら、public_key.pemをCloudShell環境からダウンロードします。
ダウンロードは「Actions」メニューの「Download file」から実行できます。ファイル名を指定するところに「public_key.pem」を指定しましょう。

ap-northeast-1.console.aws.amazon.com_cloudshell_home_region=ap-northeast-1(iPad) (2).png

キーペアをCloudFrontに登録

CloudFrontのマネジメントコンソールにもどり、左のめにゅーから「Public keys」を選択します。
そして、「Add public key」を選択します。

console.aws.amazon.com_cloudfront_home_region=ap-northeast-3(iPad) (5).png

「Key name」には好きな名前を、「Key Value」に先程ダウンロードしたpublic_key.pemの内容を-----BEGIN PUBLIC KEY-----から-----END PUBLIC KEY-----まですべて貼り付けます。改行などもそのままでOKです。
「Comment」は空白でも構いません。
すべて入力できたら「Add」をクリックします。

console.aws.amazon.com_cloudfront_home_region=ap-northeast-3(iPad) (6).png

登録が終わると、一意のIDが生成されます。このIDは後で使うので、メモっておきましょう。

次に左のメニューの「Key groups」を選択します。
「Add key groups」をクリックします。

console.aws.amazon.com_cloudfront_home_region=ap-northeast-3(iPad) (7).png

「Key group name」に名前を入れ、「Public keys」の中から先程登録したキーを選択し、右の「Add」をクリックします。
すると、下の表に追加されますので、その状態で「Create key group」をクリックします。

console.aws.amazon.com_cloudfront_home_region=ap-northeast-3(iPad) (8).png

これでキーの登録は完了です。

ディストリビューションの設定

CloudFrontパブリック編で作成したディストリビューションの詳細設定画面を開き、「Behaviors」を選択します。
「Create Behavior」をクリックします。

console.aws.amazon.com_cloudfront_home_region=ap-northeast-3(iPad) (10).png

「Path Pattern」に「private/*」と入力します。

console.aws.amazon.com_cloudfront_home_region=ap-northeast-3(iPad) (11).png

「Restrict Viewer Access」をYesにし、「Trusted Key Groups」で先程作成したKey groupを選択し、右の「Add」をクリックします。
画面最下部の「Create」をクリックします。

console.aws.amazon.com_cloudfront_home_region=ap-northeast-3(iPad) (12).png

CloudFrontの設定は以上で完了です。

署名付きURLの発行

うまく設定ができていれば以下の様になっているはずです。

URL 状態
index.html パブリックアクセス可能
private/index.html パブリックアクセス不可。署名付きURLでのみアクセス可

試しに署名なしでprivate/index.htmlにアクセスすると以下のエラーが表示されました。

_d168j73yp42rht.cloudfront.net_private_index.html(iPad).png

うまく行っているようなので、CloudShellで署名付きURLを生成したいと思います。

aws cloudfront sign \
    --url https://d168j73yp42rht.cloudfront.net/private/index.html \
    --key-pair-id K2DS05WM1UJB8K \
    --private-key file://private_key.pem \
    --date-less-than 2021-03-31

生成されたURLには以下のパラメーターが付与されていることがわかります。

Expires=XXXXXXXXXX
Signature=XXXXXXXXXX
Key-Pair-Id=XXXXXXXXXX
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