Cloud Pak for Data 内のDb2サービスへ接続できた4つの方法をご紹介しています。 使用頻度が高いと思われる順に記事を並べました。
ここでは Db2サービスへの接続情報を Cloud Pak for Data コンソールの"データベース詳細"から得て "プラットフォーム接続"を作成します。
(2023/04/07 追記) 同じ手順がCloud Pak for Data 内のDb2 Warehouseサービスでも使えます。
"データベース詳細"からDb2サービスへの接続情報を得る
CP4Dコンソールのメニューから データ→ データベースを選択します。
接続したいDb2サービスの詳細を開きます。 そこで データベース名、HOSTNAME、アクセス情報を確認します。
- データベース名 : BLUDB
- HOSTNAME : 10.248.64.33
- アクセス情報 ここでは 例としてJDBC Connection URLを使用します。 (上図では encryptionAlgorithm=2の後に ";"セミコロンがないので注意しましょう)
- JDBC Connection URL
jdbc:db2://<CLUSTER_ACCESSIBLE_IP>:32320/BLUDB:user=-;password=<password>;securityMechanism=9;encryptionAlgorithm=2;
- JDBC Connection URL から ポートが32320であることと 2つの接続プロパティーがついていることがわかります。 2つの接続プロパティーの意味は次の通りです
- securityMechanism=9 .. 暗号化されたユーザー ID およびパスワード
- encryptionAlgorithm=2 .. 256 ビット AES 暗号化
(参考) IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ の構成プロパティー
もし Dbサービスへ接続するユーザーIDがない場合は ユーザーIDの追加についての記事Db2 on CP4Dへの接続 - ユーザーを追加するを参照いただいて作成してみてください。 (2023/04/17 修正)
"プラットフォーム接続"を作成する
CP4Dコンソールのメニューから データ→ プラットフォーム接続を選択します。
新規接続→ IBM Db2を選択します。
接続の作成で"データベース詳細"から得た情報を入力していきます。
- データベース : BLUDB
- ホスト名または IP アドレス : 10.248.64.33
- ポート : 32320
- 資格情報設定 : デフォルトの"共有"使用する
- ユーザー名 : 指定されたものや 作成したものを使用する
- パスワード : 指定されたものや 作成したものを使用する
- ユーザー名とパスワードのセキュリティー・メカニズム : 暗号化されたユーザー ID およびパスワード
- ユーザー名とパスワードの暗号化アルゴリズム : 256 ビット AES
テストが正常に終了すれば 保管します。
おわりに
ここでは Db2を Cloud Pak for Dataのコンソールで "データベース詳細"から情報を得て "プラットフォーム接続"を作成しました。
Cloud Pak for Dataのコンソールの"データベース詳細"で表示されるDb2情報は Db2 NodePort サービスのものです。
実施環境 Db2
- IBM Cloud VPC Gen2
- OCP 4.10.32
- CP4D 4.5.3
- Db2 Version 11.5.7.0-cn7
実施環境 Db2 Warehouse (2023/04/07 追記)
- CP4D 4.6.4
- Db2 Warehouse Version 11.5.8.0-cn2