Azure Percept記事一覧
- Azure Perceptってどんなもの?
- Azure Perceptデバイスのセットアップ
- Azure Perceptデバイスのセットアップ・ツアー
- Azure Percept Visionのサンプルコード+サンプルAIモデルを動かす
- Azure Percept Visionのサンプルコード+カスタムAIモデルを動かす
- Azure Perceptデバイスを初期化
Azure Perceptデバイスをセットアップがどんなものか?が分かるように、順を追って画面ショットをペタペタと貼りました。
雰囲気が伝わったら幸いです。
なお、実際にご自身でセットアップする際は、関連記事Azure Perceptデバイスのセットアップも合わせてご確認ください。
セットアップ
ハードウェアの結線
この写真のように、結線します。
ACアダプターをコンセントに差すのは、心の準備をしてから一番最後に。
Azure Perceptデバイスの設定
1. パソコンからAzure PerceptデバイスのWi-Fiアクセスポイントに接続する
scz-xxxxもしくはapd-xxxxという名前のWi-Fiアクセスポイントに接続します。
Wi-Fiアクセスポイントのパスワードは、製品に同封のWELCOMEカードを開けると書いてあります。
Webブラウザで、**http://10.1.1.1**にアクセスします。すると、Azure Perceptデバイスのセットアップ画面が表示されます。
Connect a new Wi-Fi networkをクリックします。
Azure Perceptデバイスから接続するWi-Fiアクセスポイントを選んで、パスワードを入力します。
Azure PerceptデバイスからWi-Fiアクセスポイントに接続が成功すると、IPアドレスが表示されます。
2. ライセンスを確認する
ライセンスが表示されるので、内容を確認して一番下のチェックを付けます。
3. ユーザー名とパスワードを設定する
Azure PerceptデバイスのOS(Linux)に、ユーザーを追加します。
PasswordとPublic keyを選べますが、(当然)Public Keyがオススメです。
4. Azureに接続する
Setup as a new deviceをクリックします。
認証コードをクリップボードにコピーします。
Azure PerceptデバイスからAzureサブスクリプションに認証を通すことで、Azure PerceptデバイスからAzureを操作してセットアップしてくれます。
Azureポータルにアクセスするので、クリップボードにコピーしておいた認証コードを貼り付けます。
Azure Perceptデバイスを接続するAzureサブスクリプションのアカウントでサインインします。
続行をクリックします。
認証が通ったので、このウィンドウを閉じます。
一緒にAzure Perceptデバイスのセットアップ画面を閉じないように。
5. AzureにAzure Perceptデバイスを作成する
Azure Perceptデバイスを接続するAzure IoT Hubを選択します。
盾アイコンが表示されているAzure IoT Hubは、Azure IoT Hub Device Provisioning Serviceと連携しています。その場合は、Azure IoT Hub Device Provisioning Serivceにも必要な設定が行われます。
Azure Perceptデバイスのデバイス名を入力します。
この名前で、Azure IoT HubにIoT Edgeデバイスが作成されます。
待ち。(1~2分くらい)
セットアップ完了!!!
動作確認
Azure Perceptデバイスが上手く動いているか確認しましょう。
カメラで写しているものをパソコンのWebブラウザで見る(View stream)ことができるので、見てみましょう。
Azureポータルで、Azure Percept Studioを開きます。
これがAzure Percept Studio。
Devicesをクリックすると、さきほど入力したデバイス名でデバイスが作成されています。
StatusがConnectedになっていれば、Azure PerceptデバイスとAzure IoT Hubが接続できています。
デバイス名をクリックします。
Visionタブをクリックします。
初回は、Vision module versionがpreload-devkitと表示されます。このままではView streamできないので、Upgrade vision moduleをクリックします。
Vision module versionが2018-1になりました。
View streamをクリックします。
が!
すぐにはView streamできません。さきほどのUpgrade vision moduleはAzure(クラウド)からの指示が完了しただけで、実際にAzure Perceptデバイス内のモジュールがアップグレードして動き出すのに、まぁまぁ時間がかかります。
5分ほど時間をおいてから、View streamをクリックします。
カメラの画像がWebブラウザに表示されました。
デフォルトでObject Detectionが動いているようです。物体に緑枠と名称がリアルタイムに表示されています。