はじめに
続編を待っていた皆様...お待たせしました(2ヵ月~3か月ぶり)
プロローグ
ITエンジニアになった理由 ~プロローグ:ファミリーベーシックとの出会い~
前回
ITエンジニアになった理由 ~その1:NEC製8ビットPCとの出会い~
過去の記憶を辿って...
ITエンジニアになりたいとココロの底から思ったのはこの辺りであろうか...
ITエンジニアになった理由 ~その2:スーパーエンジニアとマシン語~
世の中ではファミリーコンピュータでも初代ドラゴンクエストにのめり込んでいたあの頃...(まるさんもやってましたねぇ...)
パソコンゲームでも伝説級のアクションロールプレイングゲームがリリースされた
それが日本ファルコムの「ザナドゥ」と言うゲームである
これがまたとても難易度が高いゲームでした...
- 考えてアイテムを使用しないとダンジョンの奥に行って詰む
- 善良なモンスターが居て誤って倒してしまうと「カルマ」が付いてレベルアップ不可
- ↑を解消するためには「ブラックポーション」と言うヒットポイントが減るアイテムを飲む必要がある(カルマが多過ぎると詰む状態で最初からやり直した方が早い)
当時小学生だったまるさんには「ザナドゥ」の難易度が余りにも鬼畜過ぎて何度投げ出そうと思った事か...
そんな名作「ザナドゥ」を開発したスーパープログラマーが木屋善夫さんでした。
どの位凄いかと言うと
- 元々の職業は自動車整備士で趣味でプログラミングを始める
- ゲームプログラマーに転身して日本ファルコムのメインプログラマー
- あらゆるプラットフォームにマシン語で移植
特に凄いのがマシン語で移植の辺りだが...
当時はBASICだと処理速度が遅すぎて話にならないため
店頭に並ぶゲームはパソコンが直接理解出来るマシン語(処理速度が速い)で開発するのだが...
当時は今みたいにOSもWindows・macOS・Linux(Ubuntu...etc)と限られている訳では無く...
各社で独自のPCが世に放たれていた
【例】
NEC:PC-6001・PC-6601・PC-8001・PC-8801・PC-9801
富士通:FM-7・FM-77
SHARP:X1・MZ-1500・MZ-2500
その他にもMSX・MSX2を家電メーカー始めとした各社で販売していたりと当時のパソコン少年は目を輝かせていたのであった。
そんな各社PCに合わせたマシン語を理解するにはハード仕様も理解する必要があり
各PCへの移植は困難を極めるのであるが木屋善夫さんは一人でザナドゥを開発していた...はず...
このエピソードを聞くだけでも彼の凄さが理解出来るだろう...
俺にとっての永遠のスーパーエンジニアは木屋善夫さんなのである...
BASICを理解するのにも当時はままならないのに
ゲームを軽々と作れるスーパーエンジニアが居ると言う事実で
小学生の時から既に挫折を味わったのかも知れない...(笑)
そんなPC-8801でもBASICからマシン語でプログラミングが出来るのだが...
マイコンBASICマガジンにもBASICとマシン語を混在させた力作のゲームが掲載されており
俺もプログラムを入力して実行した時に...
BASICのコンソールの制御が効かず...
初期画面に戻ってしまう出来事があり...
プログラミングした内容が全て吹っ飛ぶ出来事が...
プログラム実行前にフロッピーディスクに保存しておけば良かったのだが...
今迄打ち込んでいたプログラムが泡となって消えてしまった...
流石にこの時の俺は全力で泣いた(笑)
そして...この時にマシン語の恐ろしさを身をもって知る事になる
所謂...暴走と言う現象なのだが
マシン語で入力する時にはより正確に入力しないといけないので注意が必要である
今でこそ...暴走なんてC・C++で危険なメモリにアクセスしないと起こりえないので
プログラミングする側としてはとても楽になったなぁ...と思った次第(笑)
今回のテーマとしては色々と語りつくした...かな?
余り喋り過ぎるとネタが尽きるので...この辺にしておこうか...
次回もゲームネタを引っ張る予定(笑)
今でも「ザナドゥ」は遊べるの?
10年前に受注販売で「ザナドゥ コンプリートコレクション with マップ & データ」がWIndows版でリリースされたが...
今ではオークションで高値で遣り取りされている...
そんな俺は...封も開けずに大切に保管している(笑)
次回へつづく(笑)