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BlueXPを使って、オンプレミスのONTAPをAmazon FSx for NetApp ONTAPにレプリケーションしてみた

Last updated at Posted at 2023-03-01

はじめに

前回は、以下の記事でBlueXPのGUIからAmazon Cloud上にあるONTAP同士の間(CVOとFSxN)でレプリケーションする手順をご紹介しました。

オンプレミスのONTAPも、BlueXPのGUIからドラッグ&ドロップだけでクラウド上のONTAPにレプリケーションすることは可能でしょうか?この記事では、オンプレミスのONTAPをBlueXPに追加し、Amazon FSx for NetApp ONTAPにレプリケーションしてみたいと思います。
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Keyword

  • SnapMirror
    SnapMirrorはLANまたはWAN経由で、データを高速にレプリケートできる機能です。仮想環境であるかそうでないかを問わず、高いデータ可用性と高速なデータレプリケーションを実現できます。データをネットアップ ストレージシステムにレプリケートし、セカンダリデータを継続的に更新すると、データは常に最新の状態に保たれ、必要なときにいつでも利用できる状態に保たれます。外部のレプリケーション・サーバは必要ありません。

  • BlueXP
    ストレージとデータ サービスを統合コントロール プレーンで一元管理し、ハイブリッド マルチクラウド エクスペリエンスを変革します。わかりやすいインターフェイスと強力な自動化により、種類の異なる環境を管理する際のリソースの無駄、複雑さ、リスクを軽減でき、シンプルな運用が実現します。

  • ONTAP
    ONTAPは、NetAppが開発したストレージオペレーティングシステム(OS)です。ネットワークアタッチトストレージ(NAS)およびストレージエリアネットワーク(SAN)に対応しており、ファイルシステム、ブロックレベルストレージ、およびオブジェクトストレージをサポートし、データ管理、データ保護、ストレージ効率性の向上、データセンター内のデータの移動、およびクラウド上でのデータ管理を可能にする多数の機能を提供しています。また、クラウドとオンプレミスのストレージをシームレスに統合することができ、クラウドへの移行を簡素化し、ハイブリッドマルチクラウドの環境でのストレージ管理を容易にします。

  • Amazon FSx for NetApp ONTAP(FSxN)
    AWSがフルマネージで提供している、NetAppのONTAPファイルシステムを用いたサービス。信頼性が高く、スケーラブルで、パフォーマンスが高く、機能が豊富なファイルストレージを提供するサービスです。これまでONTAPで非常によく使われてきた圧縮・重複排除・階層化機能、及びAPIオペレーションといった機能を、AWSがフルマネージで提供しています。

手順

1.BlueXPのGUIより、オンプレミスのONTAPを追加
2.BlueXPのGUIより、FSxNを作成
3.オンプレミスのONTAPをFSxNにレプリケーション

1.BlueXPのGUIより、オンプレミスのONTAPを追加

BlueXPのGUIにログインしてAdd Working Environment -> On-Premises->On-Premises ONTAPを選びます。他のStorageGRIDなども追加できます。Connectorがない場合は、こちらの「BlueXPのConnecorをAmazon Cloudに作成」を参照して事前に作成します。
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ONTAP Clusterのログイン情報を入れてDiscoveryをクリックして追加します。
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2.BlueXPのGUIより、FSxNを作成

FSxNの作成は、BlueXP GUIのWizardに従って簡単に作成できます。他にもAWS consoleとコマンドライン(AWS CLIやREST API)、またTerraformテンプレートなど様々な方法があります。
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Region、VPC、Availability Zone、Security Groupなどをご用件に合わせて選択します。
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SSDキャパシティはミニマム1TiBとなります。最後のOverviewで詳細を確認してAddします。
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3.オンプレミスのONTAPをFSxNにレプリケーション

BlueXPのGUIより、先程追加したオンプレミスのONTAPをFSxNにドラッグインしてReplicationを選びます。
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Wizardに従ってレプリケーションしたいボリュームを選択します。
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TieringはdefaultのAutoReplication PolicyMirrorにします。
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オンプレミスのONTAPとFSxNを確認してReplicateします。
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レプリケーションができると、オンプレミスのONTAPとFSxNの間に矢印が付いた線が表示されます。また、Protection->Replicationから詳細を確認できます。
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最後に

クラウド上のCVOとFSxNの間でのレプリケーションはもちろん、オンプレミスのONTAPとFSxNのハイブリッドクラウド上のレプリケーションもできました。
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参考リンク

1.BlueXP: Learn about the Replication service
2.Creating FSx for ONTAP file systems
3.Amazon FSx for NetApp ONTAP: CreateFileSystem API
4.Create or discover an Amazon FSx for ONTAP working environment
5.「NetApp BlueXPを使って、AWS上のNetApp Cloud Volumes ONTAPをcross-regionでAmazon FSx for NetApp ONTAPにレプリケーション」
6.「BlueXPのGUIから、AWS上のNetApp Cloud Volumes ONTAPをAmazon FSx for NetApp ONTAPにレプリケーション」
7.「NetApp BlueXPを使って、AWS上のNetApp Cloud Volumes ONTAPをcross-regionでレプリケーション」
8.Learn about replication policies
9.SnapMirrorソフトウェア:ユニファイド レプリケーションで迅速なリカバリを実現

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