はじめに
前回はこちらの記事「BlueXPのGUIから、AWS上のNetApp Cloud Volumes ONTAPをAmazon FSx for NetApp ONTAPにレプリケーションしてみた」で同じリージョン(CVOとFSxN)、と「NetApp BlueXPを使って、AWS上のNetApp Cloud Volumes ONTAPをcross-regionでレプリケーションしてみた」の記事でcross-region(CVOとCVO)のONTAPのレプリケーションをご紹介しました。今回はcross-regionでのCVOとFSxNのレプリケーションを検証したいと思います。FSxNは現在Tokyoリージョンしか作成できないので、OsakaリージョンのCVOをご利用されている方は、AWS full-managed FSxNを体験したい場合、簡単にレプリケーションで実現できます。
そもそもBlueXP、ONTAP、CVOやFSxNなどとは?疑問をお持ちの方は是非こちらのKeyword、また上記の記事をご確認ください。

いきなりまとめ
結果から言うと、AWS VPC peeringした上でNetApp BlueXPの簡単な操作により、CVOをcross-regionでFSxNにレプリケーションすることができます。
手順
1.AWS consoleからTokyoとOsakaのVPC Peeringを準備
2.TokyoリージョンにFSxN、OsakaリージョンにCVOを作成
3.BlueXpのGUIにより、CVOをFSxNにcross-regionでレプリケーション
FSxNをAWS Consoleから作成、BlueXPのdiscover機能より追加するの構成イメージ:
FSxNをBlueXPのGUIにより作成する場合はFSxNのconnectorが必要となるので構成が異なります。

1.AWS consoleからTokyoとOsakaのVPC Peeringを準備
参照記事「AWS consoleからTokyoとOsakaのVPC Peeringを準備」の手順に従い、IPv4 CIDRがOverlappingしないように、Tokyoの方を10.0.0.0/16、Osakaの方を10.1.0.0/16にしてそれぞれのVPCを作成し、最後はこのようなRoute tablesを設定します。
2.TokyoリージョンにFSxN、OsakaリージョンにCVOを作成
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Tokyo FSxN
FSxNの作成方法はBlueXPのGUIやAWS ConsoleとAWS CLIなど幾つかがあります。今回は「FSxNとCVOをAmazon Cloud上に作成」を参照して、AWS Consoleから上記のTokyo VPCにFSxNを作成して、BlueXPのGUIからdiscoverで既存のFSxNを追加します。この場合はFSxNのconnecorがなくても大丈夫です。

AWSに事前作成したFSxNのcredentialを選んで追加します。

FSxNをAWS consoleの代わりにBlueXPのGUIから作成したい場合は、上記のFSxNのCredentialと共にAWS上にFSxNのConnectorを作成する必要があります。こちらのガイドを参考にできます。 -
Osaka CVO
「BlueXPのConnecorとCVOをAmazon Cloudに作成」と「CVO: Quick start for Cloud Volumes ONTAP in AWS」を参照して、BlueXPのConnectorをTokyoリージョンに作成します。先程作成したOsaka VPC、KeyPair、Security Groupなどの条件を確認した上でOsakaリージョンにCVOを作成します。今回はレプリケーションを検証する為、Cloud Tiering、Cloud Backup、Data Senseをoff、No Storage EfficiencyとFreemium(up to 500GiB)にします。

3.BlueXPのGUIにより、CVOをcross-regionでFSxNにレプリケーション
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OsakaCVOをTokyoのFSxNにレプリケーション
BlueXPのGUIにより、上記の作成したOsakaCVOをFSxNにドラッグしてReplicationを選びます。

Wizardに従い、レプリケーションしたいOsakaCVOのボリュームnfsを選び、DestinationをFSxNにして新しいボリュームnfs_copyfromOsakaCVOを作成する形で、Tiering DisabledとMirrorにしてレプリケーションします。

設定を確認してReplicateします。

BlueXPのGUIからOsakaCVOとFSxNの間に矢印付の線が紐付いて、Replicationができました。

BlueXPのGUIProtection->Replicationから、またFSxN->Volumesからもレプリケーションの詳細が見られます。

しばらく待つと、AWS Console FSxNの方にも反映されます。

CVOにssh -i YourKeyPair admin@YourCVOPublicIPでログインして、vserver peer show -vserver svm_OsakaCVO、vserver peer show -vserver svm_OsakaCVO -instanceでpeeredになってることが確認できます。

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TokyoのFSxNからOsakaCVOにレプリケーション
既に一方からのレプリケーションが構築されても、逆の方向でもできます。同じような手順で、今度FSxNにあるボリュームvol1をOsakaCVOに新しいボリュームvol1_copyfromFSxNを作成する形でレプリケーションします。

FSxNのvol1を選び、Tiering Disabledにします。

新しいボリュームvol1_copyfromFSxNを入力し、Default PoliciesのMirrorで行きます。

それぞれの情報を確認してReplicateします。

レプリケーションができると、両方矢印がつけられます。

BlueXPのGUIから詳細を確認できます。

注意事項
- VPC Peeringの為、それぞれのIP CIDRが
Overlappingしない - VPCを作成した後に、自動作成された
Non Default subnetのAuto-assign public IPv4 addressをNoからYesに変更
最後に
今回はAWS VPC Peeringした上でcross-regionで大阪にあるCVOと東京にあるFSxNの間でレプリケーションができることを検証しました。
参考リンク
1.BlueXP: Learn about the Replication service
2.Cluster and SVM administrators
3.What SVMs are
4.Compatible ONTAP versions for SnapMirror relationships
5.CVOを作成、上記のADにジョインしたCIFSボリュームを追加
6.CVO: Quick start for Cloud Volumes ONTAP in AWS
7.BlueXPのConnectorとCVOをAmazon Cloudに作成
8.Learn about replication policies
9.SnapMirrorソフトウェア:ユニファイド レプリケーションで迅速なリカバリを実現
10.Prerequisites for cluster peering
11.vserver peer show
12.BlueXPのGUIから、AWS上のNetApp Cloud Volumes ONTAPをAmazon FSx for NetApp ONTAPにレプリケーション
13.Cluster and SVM peering workflow

