はじめに
本稿は、2021年に私のチームで取り組んでいる「ハピネスチームビルディング」という活動で、新しい技術・ツール・プラクティスを試行する活動の実績を紹介します。
活動の詳細は以下を参照ください。
1年以上かけて生産性倍増+成長し続けるチームになった施策を全部公開
2019年から開始したこの活動の中で、得た知見をアウトプット(情報発信)することを通して、プロジェクトの生産性が上がったり、成長し続けるチームになったり、社外のエンジニアから感謝されたりなど、とても素敵な効果がありました。
なお、この活動実績は、社内では毎年公開していましたが、2021年から社外にも公開します。
試行したもの一覧
新しい技術・ツール・プラクティスの試行として、以下を行いました。
__「試行」なので、いまいちだったものは、やめています。試してみる事が大事という価値観でやっています。__新人も含めてチーム全員が主体的に提案し続けることを大切にしています。
なお、本当は他に何十件かありますが、諸事情により公開できないものを除外しています。
あと、グルーピングが雑で申し訳ありません。
★マークが付いているものは、わりと効果が高かったものです。
新しいプラクティスの試行
- ★疲労感と孤独感いっぱいのリモートワークからの脱却
- 手順を文書で書くのでなく動画で収録して記録する
- 毎月「アウトプット強化週間」という期間を設け、その週は学んだ事をSlackに投稿することに力を入れる
- ★プロジェクト目標に個人ごとにチャレンジングな目標を設定して達成(社外発表、OSS活動、開発プロダクトへの機能提案など)。
- オンラインランチ会
- チーム内LT大会
- ★朝会の後に時々Good & Newで雑談
- ★各自がポエムを作って自己開示する
- 雑談ネタを提供する「HANASHIKA」
- CTU - 強いて言うなら◯◯に困ってます、知らんけど
- Googleのコードレビューガイドラインの観点を活用
- Jamboardを振り返りで活用する
- Small starfishで振り返る
- ★チーム全員がリーダー視点で行動する事を推奨しているため、リーダーらしく行動できた回数を「リーダーポイント」として月ごとに見える化
- ★誰かがリーダーポイントを加算する行動をしたの翌日に朝会で、それを皆で共有・賞賛する
- 朝会の前の30分間を「朝活もくもく会」として、自主学習時間を確保
- 設計などの悩みそうなタスクをやる前に「何分間」自分で考えるか決めることで、悩む時間を削減する
- ★開発中のプロダクトに対して個人が改善提案した場合、その翌日の朝会で、それを皆で共有・賞賛する
新しい技術の試行
- GitHub Actionsを使用してNugetパッケージを自動で公開
- .Net Coreのアプリを自己完結型で発行し、Linuxで動作させる
- ★Docusaurusで開発者ブログを公開
- C# の UIフレームワーク AvaloniaUI を触ってみる
- C# の UIフレームワーク ReactiveUI を触ってみる
- ★Microsoft Azure の基礎技術を 試験 AZ-900 に合格することで獲得
- Slack の Incoming Webhookで簡易なフィードバック管理機能を作る
- ★C#のテストフレームワークを MSTest から xUnit に乗り換える
- Firebase Realtime Database を C# から利用する
新しいツールの試行
- github1s.comでVSCode表示
- 静的解析ツール SonarCloud
- VS Code の C# XML Documentation Comments
- VS Code の Classy Naming
- ★Chrome の GitHub File Icon
- Chrome の GitHub Highlight Selected
- Visual Studio 拡張機能の XamlStyler
- Chrome の Weava Highlighter
- Chrome の GitZip for github
- Auto AssignでPullRequestのreviewers, assigneesを自動割り当て
- VS Code の GitGraph
- Chrome の CreateLink
- Visual Studio 拡張機能 Visual-Studio-Translator
- Visual Studio 拡張機能 Add New File
- Chrome の Link to Text Fragment
- Chrome の Path Autocomplete
- VSCode の ZenKaku
- VSCodeの制限モードを無効にする方法
- スプレッドシートのアドオン[Power Tools]
- Visual Studio 拡張機能 Ozcode
- SlackボットのToday List
- C# ライブラリ SpreadsheetLight
- Visual Studio コードクリーンアップ機能
- GitHubActions の Marketplace
- Visual Studio 拡張機能 Toggle Comment
- Visual Studio 拡張機能 GitGraph
- Visual Studio 拡張機能 GitLens
- Chrome の ato-ichinen
- Chrome の Bookmark Sidebar
- GithubActionsの便利な使い方
- Chrome の ColorPicker
- Visual Studio 拡張機能 Favorite Documents
- ★C# ライブラリ WireMock.Net
- C# ライブラリ Verify
- Visual Studio 拡張機能 ReSharperの便利な機能
- Chrome の DeepL翻訳
- Visual Studio 拡張機能 SmartPaster2019
- VSCode の reveal.jsでプレゼン資料作成
- Visual Studio 拡張機能 Multiline Search and Replace
- ★VSCodeで、Ctrl+マウスホイールでフォントサイズを変更できるようにする
- VSCode の zenkaku
まとめ
若手中心の数人のチームで、全員が主体的に提案し続けてくれているので、これからも少しずつチームは成長していけると思います。
ちなみに私は、普段はエンジニアリングマネージャーとして、チームの皆で楽しく開発する施策を色々実施しています。
Twitterでも開発に役立つ情報を発信しています → @kojimadev