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IBM i 駆け出し日記:TechZoneでIBM i のLPARを借りてみる

Last updated at Posted at 2025-04-24

TechZoneとは

IBM TechZoneはIBMの製品/ソリューションの情報入手ができたりデモ環境が触れる場所です。無料です。

IBM i 以外の製品もさわれますが、今回はIBM i のLPARをtechzoneで借りて、日本語に設定して、検証環境整えるところまでやってみました。

エンドユーザー様も登録はできるものの、IBM i のデモ環境は2025/4/24時点ではパートナー様向けしか存在しませんでした、

全般的なTechZoneの使い方はこちらにありますので、今回はIBM i のLAPRを借りるところからスタートします。

IBM i の環境を借りる

IBM TechZoneにアクセスします。
画面右上の虫眼鏡アイコン (🔍) から ”IBM i "と検索してください。
image-13.png
image-14.png
IBM i と検索するといろいろと並んでいます。
image.png
その中から今回はPower10のLPARを借ります。reserve itをクリック。
image.png
reserve a environmentをクリック。
image-1.png
目的聞かれますので任意のものを選択、何選んでも借りられますので好きなのを選んでください。
理由も聞かれますがご自由にご記入ください。
image-2.png
好みの地域(この環境はNorth Americaしか選択できなかったです、2025/4/24現在)、借りる期間を選択します。
image-3.png
コア数と
image-4.png
メモリと
image-5.png
バージョンおよびTRと 
image-6.png
内蔵ストレージを選択します。
image-7.png
image-8.png
選択したら一番下のCheck availabilityを押します。
image-9.png
空きがあれば右上に緑のsuccessタブが出ます。
image-10.png
右下のsubmitを押します。
image-11.png
これで借りられました。環境構築が始まります。
image-12.png
30分くらいで環境立ち上がってくることが多いです。
メールで立ち上がったらreadyになったとの連絡が来ます。
自分で確認するとしたらMy reservationを押します。
image.png

readyになっていれば使用できます。

image-15.png

予約延期

予約延期は2回までできます。
予約延期の場合、右上の青いUpdate reservationから延期したい期間を選択します。
image-16.png

環境情報を確認 

Open this enviromentを押します。

image-15.png

image-16.png

一番下に接続情報があります
User IDはCECUSERです。(これも書いてあります)
User passwordがIBM i にサインオンする際に必要なパスワードです。
image-17.png

ACSから5250画面に繋ぐ

HMCからコンソール開くこともできますが、今回はACSで5250画面を開きます。
ACSの新規システムの追加から環境情報にあるPrimary IP Addressを入力します。
これはあくまで例です。
image-18.png

接続できました。
環境情報に書いてあるUser AccountとUserPasswordを使用してサインオンします。
もちろん英語です。

image-19.png


これで借りるのはDONEです。ここからIBM i 初心者向けに日本語適用方法と検証ライブラリをこのtexhzone環境にアップする方法を書きます。

TechZoneの環境に2次言語で日本語適用する

概要だけ書いていくので詳細はIBM i の区画に二次言語(英語)をシュッとを入れようを参考にしてください!
ESSにアクセスします。
IBM i Evaluation and NLV Downloadをクリック
image-20.png

一番下までスクロール、Asian Pasificを選択

image-21.png

hide/showを開くと選択できるようになります。
USB使わないので上の二つを選択します。

image-22.png

hide/showを開いて、その中でもメディアとBaseを選択

image-23.png

DLしたDLディテクターを開いて実行すると勝手にDLが始まります

image-24.png
image-25.png

私の場合は20分くらいで終わりました

set upを押します
image-26.png

japaneseフォルダを作成してそこに配置します
image-27.png

techzone側でイメージを配置するディレクトリを作る
image-28.png

そのディレクトリにDLしたものを全て入れる(ACSのIFS機能を利用)
入れたいものをドラッグアンドドロップでできます

image-29.png

WRKDEVDでOPTVRT01の存在を確認

image-30.png

イメージカタログを作成します。
image-31.png

イメージカタログを作成したらOPTVRT01でロード、マウントします。

ここまでできたらGO LICPGMの21番で導入します。

導入する言語は2962 Japanese kanjiです。

導入終わったら3つの下記コマンドを実行します。
CHGJOB CCSID(5035) CHRIDCTL(*JOBCCSID)
CHGSYSLIBL LIB(QSYS2962)
GO MENU(MAIN)
日本語になりました!
image-32.png

検証用のLIBをTechZoneに送る

SAVFで復元します。

検証用プログラムがある区画

検証したいプログラムがあるライブラリを保管します!
保管ファイル作成
CRTSAVF FILE(SAKURA/SAKURALIB)

image-33.png

検証に使いたいライブラリ(SAKURALIB)を作った保管ファイルに保存する
SAVLIB LIB(SAKURALIB) DEV(*SAVF) SAVF(SAKURA/SAKURALIB)

image-34.png

ACSの統合ファイルサーバーでできてる&FTPでパスを指定するので確認します。

image-36.png

/QSYS.LIB/SAKURA.LIB/SAKURALIB.FILEをDLすればOK!

FTPはtechzoneとこの環境のサブネットが違うので利用できません。
そのためSFTPでSAVFをローカルに送信します。

ターミナルでsftpでファイルをローカルに落とす。

sftp SAKURA@192.XXX.XXX.XX

sftp> lcd /Users/sakurakoga/Downloads
sftp> get /QSYS.LIB/SAKURA.LIB/SAKURALIB.FILE

検証用のLIBをtechzoneへ送る

実施していることはこの記事の収集データをアップロードするライブラリー/保管ファイルを作成する~収集データの復元と同じです。

techzone区画での作業

①techzone側で保管ファイル受け入れ用ライブラリを作成

CRTLIB LIB(SAKURALIB)

②保管ファイル受け入れ用ファイルを作成

CRTSAVF FILE(SAKURALIB/SAKURALIB)

③データをローカルからtechzone区画へアップする
今回はSFTPを使用しましたが、ACSの統合ファイルシステムを使用しても実施できます。

sftp CECUSER@129.40.XX.XX
sftp>
sftp> put /Users/sakurakoga/Downloads/SAKURALIB.FILE /QSYS.LIB/SAKURALIB.LIB/SAKURALIB.FILE

④保管ファイル展開用ライブラリの作成

CRTLIB LIB(ZONELIB)

⑤保管ファイルを展開する

RSTOBJ OBJ(*ALL) SAVLIB(SAKURALIB) DEV(*SAVF) SAVF(SAKURALIB/SAKURALIB) RSTLIB(ZONELIB)   

これで大まかな環境設定はOKかと思います!

TechZoneの環境は予約期間を過ぎると環境情報は保存されず、消えてしまうので、期限前にSAVFで検証に使用したものはバックアップをとってローカルに落としておくことをお勧めします!!

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