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Azure Purview : Azure SQL データベースの登録とスキャン

Last updated at Posted at 2020-12-26

今回は Azure SQL Database の登録とスキャン の内容を見ていきます。

Azure SQL データベースへの接続

現在以下の 3 つの方法がサポートされています。

  • SQL 認証
  • サービス プリンシパル
  • マネージド ID

SQL 認証とサービスプリンパルを使う場合、パスワードやシークレット管理に Key Vault サービスを使います。まずは Key Vault から準備します。

Key Vault の作成

1. Azure Portal より Key Vault リソースを追加。
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2. Azure Purview がシークレットを読める必要があるため、作成した Key Vault に移動し、アクセスポリシーより「アクセスポリシーの追加」をクリック。
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3. シークレットの取得を選択。
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4.「プリンシパルの選択」より Purview アカウントを選択。
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5.「追加」をクリックした後、「保存」をクリック。
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6. シークレットを選択し、「生成/インポート」をクリックします。
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7. 任意の名前を付けて、SQL ユーザーのパスワードを入力。「作成」をクリックします。
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SQL Server でファイアウォールの設定

次に Purview からアクセスが行えるよう、SQL Server のファイアウォールを設定します。

1. SQL Server リソースを開き、「ファイアウォールと仮想ネットワーク」を選択。
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2.「Azure サービスおよびリソースにこのサーバーへのアクセスを許可する」を「はい」に変更して、「保存」をクリック。
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SQL 認証で接続

はじめに SQL 認証で接続を試してみます。

1. Azure Purview Studio より「Sources」を選択し、「Register」をクリック。ソースの一覧より「Azure SQL Databases」を選択。
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2. 任意の名前を入力し、スキャンしたいデータベースを選択。「Register」をクリック。
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3. 登録が完了したらスキャンアイコンをクリック。
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4. Credential ドロップダウンより「New」をクリック。
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5. Key Vault connection ドロップダウンより「New」をクリック。
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6. 任意の名前を設定し、作成した Key Vault を選択。「Create」をクリック。image.png

7. 権限付与の確認画面が出る。既に実施済みの為「Confirm」をクリック。

8. 任意の名前を設定し、SQL 認証情報を入力して、「Create」をクリック。
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9. 資格情報で作成したものを選択し、データベース名からスキャン対象のデータベースを選択。「Continue」をクリック。
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10. テーブルの一覧が表示されるため、スキャンしたいテーブルを選択して「Continue」をクリック。
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11. スキャンルールは既定のものを選択し、「Continue」をクリック。
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12. トリガーは「Once」を選択し、ウィザードを完了させる。

スキャンは他の資産同様、データ量により完了までの時間が変わります。またメタデータの作成は 24 時間以内に完了するようです。

サービスプリンシパルで接続

次にサービスプリンシパルを試します。

サービスプリンシパルの作成とシークレットの登録

1. Azure ポータルより Azure Active Directory を選択し、「アプリの登録」を選択。「新規登録」をクリック。
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2. 任意の名前をつけて、「登録」をクリック。
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3. 概要ページよりアプリケーション ID をコピーしておく。
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4.「証明書とシークレット」を選択し、「新しいクライアントシークレット」をクリック。
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5. 任意の有効期限を選択し、シークレットを発行。発行されたシークレットをコピー。
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6. Key Vault リソースで新しくシークレット追加。
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7. 任意の名前をつけてシークレットを保存。
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SQL データベースでユーザー登録

Azure SQL データベースにサービスプリンシパルをユーザーとして登録します。またこの操作は Azure AD ユーザーで行う必要があります。

1. SQL Server リソースより「Active Directory 管理者」を選択。
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2. 存在しない場合、もしくは使いたいユーザーがいない場合、「管理者の設定」をクリックし、ユーザーを追加。
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3.「保存」をクリック。
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4. 設定した Azure AD ユーザーで Azure SQL に接続。
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5. 以下クエリを実行してサービスプリンシパルをユーザーとして登録。サービスプリンパル名は必要に応じて変更。

CREATE USER [purvewtestdb-sp] FROM EXTERNAL PROVIDER
GO

EXEC sp_addrolemember 'db_owner', [purvewtestdb-sp]
GO

Azure Purview から接続

今回は先ほどと異なる方法で資格情報を登録してみます。

1. Azure Purview Studio より「Management
Center」を選択し、「New」をクリック。
image.png

2.「Authentication method」で「Service Principal」を選択し、必要な情報を入力。「Create」をクリック。
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3.「Sources」より Azure SQL のスキャンをクリック。
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4.「Credential」で登録したサービスプリンシパルを選択。「Test connection」を実行して接続できることを確認。
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マネージド ID で接続

マネージド ID を使う場合は、シークレット管理は必要ありません。そのため Key Vault も不要で、サービスプリンシパルと同様、データベースにユーザー登録をすればそれだけで使えます。

スキャン結果の確認

スキャン結果は他の資産と同じように検索したりメタデータを付与したりできます。また Power BI を使ってデータを取得することも可能です。

1. Azure Purview Studio のホーム画面より「Browse assets」を選択。
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2. 資産の一覧より Azure SQL Database を選択。
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3. スキャンしたデータベースが表示されていることを確認。
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4. SalesLT スキーマを選択し、テーブルが存在する事を確認。
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5. 任意のテーブルを開き、情報やスキーマなどを確認。
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6.「Open in Power BI Desktop」をクリック。「Get started」をクリックすると pbids ファイルがダウンロードされる。
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7. ダウンロードしたファイルを開くと Power BI Desktop が起動。資格情報を入力して接続。
image.png

8. データベースに接続されるので、任意のテーブルを選択してデータを読み込み。
image.png

Azure Synapse Analytics

現時点で Synapse Analytics は Dedicated SQL のスキャンしか対応していないため、登録とスキャンの手順、および行えることはほぼ Azure SQL と同じです。既に Synapse アカウントをお持ちの場合は是非試してください。

参考:Azure Synapse Analytics の登録とスキャン

次回は Azure Cosmos DB の登録とスキャンを試してみます。

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