こんにちは、京セラコミュニケーションシステム 井筒 (@kccs_naoto-izutsu) です。
本記事は、Datadog 認定試験の受験記2本目です。
以前に受験した Datadog Fundamentals に引き続き、Datadog Log Management Fundamentals 試験も受験し、無事に合格することができました。
記憶をベースに、学習のポイントや感想を共有できればと思います。
試験を受験したのは2024年1月、本記事の執筆は2024年7月6日と半年ほど時間があいてしまいました。
受験当時の記憶をベースに、できるだけ最新の情報も反映したつもりですが、参考にしていただく場合は公式情報を確認するようにしてください。
この記事の対象者
- Datadog に興味がある人
- Datadog の認定試験を受験しようと思っている人
Datadog 認定試験について
Datadog の認定試験は2022年10月頃にリリースされ、今は3つの認定試験が用意されています。
- Datadog Fundamentals : 【受験記】祝日本語化!Datadog Fundamentals 試験を受けてみた
- Datadog Log Management Fundamentals ※本記事の内容
- Datadog APM and Distributed Tracing Fundamentals
Datadog Fundamentals 試験
今回の記事は、Datadog Log Management Fundamentals 試験についてです。
残念ながら、こちらの試験はまだ英語版しかありません。早く日本語化されるといいなと思います。
試験概要
Datadog Fundamentals と同じ内容ですが、再掲しておきます。
- 受験方法:オンラインと試験センターのいずれか
- 試験時間:120分
- 問題数:75問 + プレテスト15問
- 受験料:100 USD
出題範囲
Datadog Log Management Fundamentals 試験は、Datadog の Log Management に関する知識が問われる試験となっています。
出題範囲は以下の通りです。
- Logging Fundamentals
- Logging Systems—Rational & Justification
- Log Sources
- Logging Formats
- Log Emission
- Log Collection
- Enabling Log Collection
- Log Filtering & Obfuscation
- Log Parsing
- Processors & Pipelines
- Standard Attributes
- Log Composition
- Log Searching & Filtering
- Live vs. Explorer
- Search Syntax
- Explorer Functionality
- Log Analysis
- Filtering and Excluding
- Aggregations
- Visualizing
- Log Utilization
- Monitors & Alerting
- Metric Generation
- Exporting
- Log Troubleshooting
- Agent Issues
- Ingestion Issues
詳細な出題範囲などは、公式の試験ガイドを参照してください。
学習方法
まずは、試験ガイドに記載されている Datadog ラーニングセンターの学習コースを受講しましょう。
Datadog ラーニングセンターは、誰でも無料で利用できます。
- Introduction to Log Management
- [Configure Log Collection for a Containerized Application
- Process Logs Out of the Box with Integration Pipelines
- Build and Manage Log Pipelines
- Manage and Monitor Indexed Log Volumes
- Tagging Best Practices
Datadog ラーニングセンターには、模擬試験も用意されています。
模擬試験は25問しかありませんが、どのようなレベル感の問題が出題されるのかをイメージすることができます。
すべて正答できるように、しっかり学習しておきましょう。
Log Management Fundamentals Practice Exam
受験時の注意点
今回もテストセンターで受験しました。
身分証は、運転免許証とクレジットカードの提示でOKでした。
まあまあ早めにテストセンターに着いて受付を済ませてしまったら、予約していた時間よりも早く開始させてもらえました。
ギリギリまで試験の準備したい場合は、早く着いたとしても受付は待ったほうがいいかもしれません。
受験してみて
出題範囲がログ管理に関することだけど狭いので、試験の難易度は Datadog Fundamentals と比べると簡単に感じました。
とはいえ、ラーニングセンターのコースで学習するだけでは十分ではないと思います。
関連する公式ドキュメント(英語版)を読んだり、実際に操作したりして、以下のようなログ管理の中心機能をしっかりと理解しておくといいと思います。
- ログの収集方法
- ログパイプライン
- 組み込みのパイプラインとカスタムパイプライン
- 各種プロセッサ
- パースのやり方
- ログインデックス
- ログエクスプローラーの使い方
- ログの検索
- 分析方法
英語に対するポイントは、Datadog Fundamentals と同じです。集中力を切らさないように頑張りましょう。
最後に
Datadog Fundamentals 試験に続いて、Datadog Log Management Fundamentals 試験も無事に合格することができて嬉しかったです。
学習を進めるなかで、あまり意識していなかった機能についての気付きが得られたので、受験してよかったと思いました。
弊社では、MSP サービスとして Datadog の導入や活用の支援を行っています。
少しでも興味がありましたら、お気軽にご連絡いただけたらと思います。
免責事項
記事の内容を筆者の理解をベースに作成したものとなり、実際の内容とは異なる可能性があります。
正確な情報は必ず Datadog の公式ドキュメントを参照してください。