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祝日本語化!Datadog Fundamentals 試験を受けてみた

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こんにちは、京セラコミュニケーションシステム 井筒 (@kccs_naoto-izutsu) です。

サービスやシステムのモニタリングのために Datadog を使い始めてから、2年くらいが過ぎました。早いですね。
学んできた知識を整理するため、少し前に Datadog Fundamentals 試験を受験したので、学習のポイントや感想を共有できればと思います。

試験を受験したのは2023年12月、本記事は2024年6月1日に執筆しています。
受験当時の記憶をベースに、できるだけ最新の情報を反映したつもりですが、参考にしていただく場合は公式情報を確認するようにしてください。

この記事の対象者

  • Datadog に興味がある人
  • Datadog の認定試験を受験しようと思っている人

Datadog 認定試験について

Datadog の認定試験は2022年10月頃にリリースされ、今は3つの認定試験が用意されています。

  1. Datadog Fundamentals
  2. Datadog Log Management Fundamentals
  3. Datadog APM and Distributed Tracing Fundamentals

すべての試験が英語版しかなかったのですが、2024年2月末に Datadog Fundamentals の日本語版がリリースされました!
嬉しいニュースですね。
英語版ということで受験を躊躇されていた方も、受験しやすくなったのではないかと思います。

Datadog Fundamentals 試験

今回の記事は、Datadog Fundamentals 試験についてです。
私は日本語版リリース前に受験したので、本記事は英語版をベースにした内容となります。

試験概要

  • 受験方法:オンラインと試験センターのいずれか
  • 試験時間:120分
  • 問題数:75問 + プレテスト15問
  • 受験料:100 USD

受験方法について、以前はオンラインのみだったのですが、今は日本国内のいくつかの試験センターでも受験できるようになっています。
ただ、試験センターがまだまだ数が少ないので、利用できる方は限られるかもしれません。

問題はすべて選択式です。コマンドなどを入力する問題はありません。
採点対象にならないプレテストが15問出題され合計90問です。

出題範囲

Datadog Fundamentals 試験は一番初めに受験することが推奨されていて、Datadog を利用するために必要な基礎知識が問われる試験となっています。
出題範囲は以下の通りです。
Datadog に関する内容以外にもハードウェアや OS に関する基礎知識も出題されます。

  • CPU、RAM、データストレージなどコンピュータの基礎知識
  • Linux オペレーティングシステムの基礎
  • YAML、JSON、Python、シェルスクリプト
  • IP アドレスや HTTP、TCP、UDP などのプロトコルを含むネットワークの基礎
  • 複数の環境における Datadog Agent のインストールと構成
  • Datadog インテグレーションのインストールと構成
  • Datadog のトラブルシューティングに役立つ一般的なテクニック
  • Datadog アプリケーションでのデータの集計と可視化
  • タグとファセットを使用したイベント、ログ、メトリクスの検索とフィルタリング
  • タグを使用した Datadog モニターの作成
  • Datadog API に関する知識

詳細な出題範囲などは、公式の試験ガイドを参照してください。
公式の試験ページから、以下のスクショのリンクから参照できます。※現在は日本語化されています。

試験ガイド

学習方法

まずは、試験ガイドに記載されている Datadog ラーニングセンターの学習コースを受講しましょう。
Datadog ラーニングセンターは、誰でも無料で利用できます。

ラーニングセンターの学習コースは英語版のみですが、Google 翻訳などを使えば問題ありません。
ハンズオン環境で実際にセットアップしながら学習できますので、とてもいいと思います。

学習コースの内容で分からないことが出てきたら、公式ドキュメントを参照して理解を深めながら進めていくといいと思います。
公式ドキュメントの注意点としては、日本語版の内容が更新されていない場合があることです。
翻訳精度というレベルではなく、そもそも書いてある内容がぜんぜん違う、みたいなことがありますので、できるだけ英語版のドキュメントを参照するようにしましょう。

英語への対策としては、Google 翻訳を使いつつも原文の英語もチェックするよう心掛けました。
試験問題に使われる単語などのチェックになりますし、英語に慣れるという点でも効果があると思います。
※それでも実際の試験では、これまでに見たことのない単語がいくつかありましたが。。。

受験時の注意点

受験の際は、身分証の提示を求められます。
今回はテストセンターで受験したので、運転免許証とクレジットカードでOKでした。

オンラインで受験する場合は、どのような身分証が必要なのかしっかり確認しておきましょう。
じつは英語版試験がリリースされた直後くらいに受験たことがあるのですが、その際に有効な英字身分証を用意できず(パスポートの有効期限が切れていた)、受験させてもらえなかったという残念な経験があります。
皆さんはそういうことにならないように注意してください。

受験してみて

難易度としては、日頃から Datadog に触れている方であれば、それほど難しくないと感じました。
DogStatsD に関する問題がそれなりに出ていたので、しっかり確認しておいたほうがよいと思います。私は普段使わないのと、試験学習をさぼって DogStatsD をほぼチェックしていなかったので、Datadog Agent に関する正解率が10%台という結果でした。。。

また、Datadog とは直接関係しない Linux のコマンド実行やパーミッションに関する問題もいくつか出題されます。ラッキー問題だと思って確実に拾っておきましょう(もしかしたら採点対象外のプレテスト問題かもしれませんが)。

出題数は90問と多いので、不慣れな英語を読み解きながらの90問は疲れます。
集中力を切らさないように頑張りましょう。

受験結果は無事合格でした。
DogStatsD はまったく自信がなかったので、よかったです。

合否は試験画面には表示されませんが、すぐにメールで通知されてきます。
また、Credly というサイトでバッジが発行されます。

最後に

Datadog Fundamentals 試験は、Datadog の知識を体系的に再確認するいい機会になったと思います。
また、ラーニングセンターの学習コースでの学びも多かったです。無料で使えるので、とてもいいですね。

このあと、Datadog Log Management Fundamentals も受験して合格しましたので、こちらは別途まとめます。
残りの Datadog APM and Distributed Tracing Fundamentals も早めに受験したいなと思います。

弊社では、MSP サービスとして Datadog の導入や活用の支援を行っています。
少しでも興味がありましたら、お気軽にご連絡いただけたらと思います。

免責事項

記事の内容を筆者の理解をベースに作成したものとなり、実際の内容とは異なる可能性があります。
正確な情報は必ず Datadog の公式ドキュメントを参照してください。

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