オフラインの端末にBuild Tools for Visual Studio 2019のC++コンパイラーをインストールする方法を説明します。公式の説明をちょちょっと変えただけです。
1. オンライン端末での作業
1.1. Visual Studio ブートストラップをダウンロード
ここからセットアップファイル(ブートストラップ)をダウンロードします。
1.2. ローカル インストール キャッシュを作成
ダウンロードしたvs_buildtools__xxsx.yyyy.exe
(x,yは数字)を適当なフォルダーに移動し、Powershellで以下を実行。後で追加するのが面倒なので--includeOptional
でワークロード内のすべてのコンポーネントをダウンロードします(除けば必須コンポーネントのみ、--includeRecommended
とすれば必須+推奨コンポーネント)。なお、--includeOptional
だと6GBでした(2021年1月時点)。
cd ... #...はvs_buildtools__xx.yy.exeのフォルダー
#インストーラーのダウンロード
.\vs_buildtools__xxxx.yyyy.exe --layout ./vslayout --add Microsoft.VisualStudio.Workload.VCTools --includeOptional --lang ja-JP
ダウンロードが終わったらvslayoutフォルダーをインストール先のオフライン端末にコピーします。
2. オフライン端末(インストール先)での作業
2.1. ローカル キャッシュから Visual Studio をインストール
Powershellで以下を実行すればインストールされます。ダウンロード時と同様、--includeOptional
を除けば必須コンポーネントのみ、--includeRecommended
とすれば必須+推奨コンポーネント、--includeOptional
ですべてのコンポーネントをインストールします。
cd ... #...はvslayoutのフォルダー
.\vs_buildtools__xxxx.yyyy.exe --noweb --add Microsoft.VisualStudio.Workload.VCTools --includeOptional