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アウトプットで振り返るPLAIDの2018年

Last updated at Posted at 2018-11-30

どうも、PLAIDのラジオパーソナリティ、gamiと申します。

さて、2018年もあと1ヶ月となりました。
去年に引き続き、株式会社プレイドとしてAdvent Calendarをやってみようと思います。
トップバッターとなるこの記事では、プレイドの開発チームが発信した技術ブログ、技術勉強会、イベント協賛などのアウトプット活動をまとめてご紹介します。

去年までとの主な差分

  • オフィスがGINZA SIXに移転して広くなったので、外部の勉強会への会場貸し出しを結構やった
  • 大きめのカンファレンスにスポンサーするなど、技術的な露出を増やした
  • プレイド主催のエンジニア向けイベントを少しずつ始めた

一番大きな変化は、オフィスがめちゃくちゃ広くなったことでした。銀座という街はエンジニアにウケが悪いのでは?という話もありましたが、オフィスに執務エリア以外で広大なスペースがあるので、社外のエンジニアやデザイナーに遊びに来てもらう機会が圧倒的に増えました。

来年以降は、さらにプレイド主催で技術的なトピックに関する勉強会を増やしていく予定です。

エンジニアブログ人気記事ランキング2018

プレイドでは、PLAID Engineer Blogに持ち回りで記事を投稿しています。今年もたくさんの記事がブログに投稿されました。
そこで、去年のAdvent Calendarで「注視時間からみるEngineer Blog人気記事 - Qiita」という記事を書いた @otolab さんが、今年も注視時間(*注1)ランキングを集計してくださったので、掲載します!

集計期間は今年に入ってから11/29まで。
今年の傾向としては、昨年などに書かれた記事も相変わらずランキングに載っていることです。記事を蓄積したことによる検索流入が効いてきてる感覚があります。

ちなみに、上位2位と3位は僕が書いた記事です。嬉しいですね。

タイトル UU 累積注視時間(分)
イマドキの「Docker力」を身につけるPLAID式チュートリアル 15,435 9,061
PLAIDがNode.jsを採用し、5年間で12万行書いてわかったこと 13,981 7,288
最強のエディタ、ターミナル環境はこれだ!〜PLAIDエンジニアの開発ツール調べてみた〜 15,330 6,653
刷新したKARTEロゴのプロセス公開 ー プロダクトが目指す理想像から始めるアプローチ 11,140 6,237
今Googleで最も熱いサービスFirebaseで、リアルタイムWebアプリをサクッと作ってみた 10,460 4,700
従来のWebアプリの常識を変える! Service WorkerがもたらすWebの未来 8,148 4,628
コンポーネント指向のUI開発時に起きがちな密結合・複雑化問題をStoreパターンで解決する 5,679 2,803
エンジニアがビジネスチームを加速させる為に取り組んだ4つのアプローチ 5,101 2,495
AWSとGCPでマルチクラウドインフラを構築した話とそのポイント 3,499 1,835
まだ node.js の依存性解決で消耗してるの? 4,479 1,735
AWSとGCPのマルチクラウドインフラにおけるVPN設計のポイント 2,747 1,510

注1:
注視時間はAttention Minutesの亜種で、弊社で開発・実験中の指標です。Attention Minutesと考え方は同様で、ページ上で発生するDOMイベントを監視し、一定以内の間隔で操作が発生している期間を「本当に見ている時間」と判定して計測します。詳しくは去年の記事をどうぞ

いくつかのブログを振り返る

今年公開されたブログの中から、いくつかピックアップして見ていきます。

イマドキの「Docker力」を身につけるPLAID式チュートリアル

  • 15,435 UU / 9,061 分

600はてブ以上が付いた、今年一番流行った記事です。プレイドでは、今年から本格的に全員の開発環境をDocker化しました。その経験を踏まえつつ、Dockerとは何で、どう使えばよいのかがまとめられています。

PLAIDがNode.jsを採用し、5年間で12万行書いてわかったこと

  • 13,981 UU / 7,288 分

CTOが突然「Node.js使い倒してることをアピールしたいからブログよろしく」という無茶振りをしてきた結果、生まれた記事です。そもそも国内でNode.jsを使って開発している企業が少ない中で、かなり大規模でパフォーマンス要求の高いサービスを作っていることがわかります。そのために味わっているつらみ(CPUインテンシブな処理が苦手とか)や、それを回避するための工夫なんかが書いてあって、我ながらいい記事です。

刷新したKARTEロゴのプロセス公開 ー プロダクトが目指す理想像から始めるアプローチ

  • 11,140 UU / 6,237

今年のプレイドでは、プロダクトと会社のロゴをどちらも刷新しました。この記事では、デザイナーのsuさんがロゴ完成までのデザインプロセスを詳細に書いています。ここまでデザイナーの頭の中がちゃんと可視化された記事もなかなかないと思います。コンセプトから、パターンの幅出しをしつつ、方向性を決めて意味付けていくプロセスは、かなり面白いです。

エンジニアがビジネスチームを加速させる為に取り組んだ4つのアプローチ

  • 5,101 UU / 2,495 分

プレイドの働き方の特徴として、エンジニアとビジネスの職種やチームの境目が曖昧ということがあります。この記事では、エンジニアとして活躍していたメンバーのguroさんが、ビジネスチームにスクラムの手法などを取り入れてプロジェクトを成功させるまでについて詳細に記載されています。
社内で傍目から見ていてもうまく仕事が回っていたチームだったので、その裏側が見られてこれまた面白いです。

1泊2日ゼロベースで議論する開発合宿@館山に行ってきました!

  • 圏外

今年の春に行った「開発合宿」の振り返り記事です。この合宿では、開発ではなくひたすら「議論」を繰り返しました。「チーム間の連携ってどうすればうまくいく?」、「新しいチームのミッションどうする?」など、普段の仕事では深く話しにくい長期目線の話をひたすらし続けました。プレイドの開発チームでは本質的な議論ができる人が多く、2日間の間ずーっと議論を続けても尽きることはありませんでした。

社内勉強会・LTランチ

去年までも、社内の勉強会は定期的に開催していました。
今年からは、さらに緩いアウトプットを促すために、週に1回、LTランチ会を始めました。

テーマとしては、ガチガチの技術系から、仕事の相談、趣味っぽいものまで様々でした。以下にいくつか例を挙げます。

  • TPUとは何か?
  • BigTableのパフォーマンス
  • 筋トレについてよく聞かれること
  • エンジニア採用面接で質問していること

LTランチの詳細については、他のメンバーが日を改めてカレンダーで紹介すると思います。

スポンサー、勉強会への会場貸し出し

今年も去年に引き続き、外部のカンファレンスにスポンサーする機会が多くありました。

また、前述のように7月のオフィス移転を契機に外部の勉強会への会場貸し出しがとても増えました。
特に、弊社の芝生でお酒を飲みながらLTを聞くイベントなどを開催すると、野外フェス感がすごくてインスタ映え間違いなしでした。

カンファレンスやシンポジウムへの協賛

5月: 機械学習工学研究会キックオフシンポジウム

2018年度に新たに設立された「機械学習工学研究会」の最初の公式活動となるシンポジウムに、シルバースポンサーとして協賛させていただきました。「機械学習」それ自体ではなく、それをシステムに組み込むための方法論を研究するという試みが新鮮でした。機械学習システムにはこれまでのシステム開発の手法やツールがそのまま通用しないことが多いらしく、独自の方法論の体系化が求められているようです。

8月: NLP若手の会 (YANS) 第13回シンポジウム

自然言語処理や計算言語学に関する交流の場である「NLP若手の会」のシンポジウムにも、プラチナスポンサーとして協賛させていただきました。僕は参加していないので様子はわかりませんが、CTOが開催地の香川まで弾丸旅行しているのが印象的でした。

9月: WebDB Forum 2018

WebとDB技術の基盤および応用技術に関するカンファレンス「WebDB Forum」にも、ゴールドスポンサーとして協賛しました。様々なジャンルの研究発表が一堂に会するイベントで、特に弊社メンバーが気になった発表にプレイド賞を授与させていただくなどしました。

11月: Vue Fes Japan 2018

プレイドでは、Vue.jsを0系リリースの2014年から使い続けています。その縁もあって、日本で初めてのVue.jsの大規模カンファレンスであるVue Fes Japanに、唯一のプラチナスポンサーとして協賛させていただきました。詳しくは、以下のブログ記事をご覧ください。

Vue Fes Japan 2018に登壇してきました!#vuefes | PLAID engineer blog

会場貸し出し

プレイドのオフィスを貸し出して開催されたイベントも、9つほどありました。中には、会場提供スポンサーとしてプレイドのメンバーにLTをさせてもらうこともありました。

プレイド主催のエンジニア向けイベント

プレイドが主催して、社外のエンジニア&デザイナーさんをお呼びするイベントも3つほど開催しました。来年は、これを足がかりにして定期的に技術勉強会の主催をする予定です。

まとめ

開発チームの情報発信や技術系イベントへの協賛を通じて、エンジニアコミュニティへの貢献をよりいっそう増やせた年になりました。

来年は、単なるスポンサーや会場提供だけではなく、プレイドならではの情報発信にこだわってアウトプットしていけるようにトライしていきます!

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