こんにちは!😊
前回の記事では、モノを「仕入れる」調達ロジスティクスについて解説しましたね!
今回は、モノを「作る」 生産ロジスティクス について、SAPの PPモジュール と QMモジュール を中心に解説していきます。
工場🏭でモノを作るのって、実はとっても複雑で、たくさんの工程があるんです。
でも、SAPのPPモジュールとQMモジュールを使えば、 効率的 に、そして 高品質 なモノづくりができるんですよ!😲
この記事では、そんな 生産ロジスティクスの魅力 を、 初心者の方にも分かりやすく 、そして 具体例をたくさん 交えながら解説していきますね!
対象読者
- SAP初心者🔰
- 生産管理に興味がある方
- 工場見学🏭が好きな方
記事の目的
- 会社の業務でSAPを学ぶことになったのですが、教科書を読むだけでは全く頭に入らないのでアウトプットの場としてQiitaに投稿します💪
- 前回の記事に引き続き、私と同じようにこれからSAPを学ぶ全くの初心者🔰向けに書きます。
- 前回の記事はこちら→ 【SAP初心者向け】「モノ」の流れを掴もう!調達ロジスティクス入門
記事の構成
- 生産ロジスティクスとは?🏭
- 生産計画/管理モジュール(PPモジュール)
- 品質管理(QMモジュール)
はじめに
生産ロジスティクスは、製造プロセス全体を効果的に管理 し、必要な材料や部品が 適切なタイミングで生産ラインに供給 されるようにする活動です。
このプロセスには、材料の受け入れ、在庫管理、生産管理、製品の移動 などが含まれます。
生産ロジスティクスが効果的に機能すると、生産ラインの停止や遅延が防止 され、製品がスムーズに作られます ✨。
ここでは、生産ロジスティクスを支える PPモジュール と QMモジュール について解説します。
1. 生産ロジスティクスとは?🏭
例えば、皆さんが毎日使っているスマートフォン📱を想像してみてください。
スマートフォンを作るには、たくさんの部品 (ディスプレイ、バッテリー、カメラなど) が必要ですよね?
これらの部品を 調達 し、工場🏭の 生産ライン で組み立てて、 完成品 を作ります。
そして、完成したスマートフォンは、 検査 を経て、 出荷 され、皆さんの手元に届きます。
このように、スマートフォンが完成して、皆さんの手元に届くまで の、 一連の流れを管理すること が 生産ロジスティクス なんです。
2. 生産計画/管理モジュール(PPモジュール)
PPモジュールは、SAPで 生産計画 と 生産管理 を行うためのモジュールです。
「いつまでに」「何を」「どのくらい」作るのか 📅 を計画し、その計画に基づいて 製造プロセスを管理 します。
PPモジュールを使うことで、 高品質な製品を、効率的に生産 することができます。
具体例
ある自動車メーカー🚗では、新型車の生産計画を立てる際に、PPモジュールを活用しています。
まず、 販売計画 📈に基づいて、 年間で何台の新型車を生産するのか を決定します。
次に、 部品表 (BOM) を参照して、 新型車を構成する部品 (エンジン、タイヤ、シートなど) を洗い出し、 必要な部品の数量 を計算します。
そして、 生産ライン の稼働状況や 従業員の勤務状況 を考慮しながら、 いつ、どの部品を、どのくらい生産するのか を計画します。
このように、PPモジュールを使うことで、 需要 (お客様からの注文) に 効率的 に対応し、 無駄な在庫 を抱えることなく、 高品質な新型車を生産 することができるのです。
PPモジュールのメリット
- 生産効率の向上 🚀
- ムダな作業を減らして、 生産にかかる時間 を短縮できます。
- 在庫管理の最適化 📦
- 必要な時に、必要な量だけ の材料や部品を調達することで、 在庫コスト を削減できます。
- サプライチェーン全体の効果的な管理 🌐
- 生産計画と連携して、 調達 や 販売 の計画も 最適化 することができます。
PPモジュールでできること
- 長期計画: 長期的な生産計画を立案します。
- 基準生産計画: 需要予測に基づいて、具体的な生産計画を立案します。
- 資材所要量計画: 生産に必要な資材 (材料や部品) の必要量を計算します。
PPモジュールで使用する組織構造
- プラント (工場) 🏭
- 保管場所 (倉庫) 🗄️
PPモジュールで使用するマスタ
- 品目マスタ (製品の情報)
- 部品表 (BOM) マスタ (製品を構成する部品の情報)
- 作業区マスタ (作業を行う場所の情報)
- 作業手順マスタ (作業の手順の情報)
- 製造バージョンマスタ (製品の製造方法の情報)
- レシピマスタ (製造に必要な材料や手順の情報)
- リソースマスタ (製造に必要な設備や人員の情報)
3. 品質管理(QMモジュール)
QMモジュールは、 製品の品質を管理 するためのモジュールです。
不良品を最小限に抑え、 お客様に満足いただける品質の製品を提供する ことが目的です。
QMモジュールは、 製造から出荷まで の製品の品質を守るための チェックツール として機能します。
具体例
ある食品メーカー🍕では、QMモジュールを使って、 ピザの品質管理 を行っています。
ピザを作るには、生地、ソース、チーズ、トッピングなどの材料が必要です。
QMモジュールでは、これらの 材料の品質 を検査したり、 製造工程 をチェックしたりすることで、 安全でおいしいピザ を作ることができるように管理しています。
また、お客様から 品質に関するクレーム があった場合、QMモジュールを使って、 原因を調査 し、 再発防止 に役立てることができます。
QMモジュールでできること
- 品質管理の計画を支援し、点検計画を提供します。
- 品質に関する通知を使って、製造プロセスの監視と改善を行います。
- 品質検査計画、品質検査、使用決定の3つのプロセスを管理します。
QMモジュールの3つのプロセス
- 品質検査計画: 品質検査特性を組み合わせて、製品全体の品質基準を作ります。
- 品質検査: 品質検査ロットという単位で、製品の品質検査を行います。
- 使用決定: 製品が品質基準に適合しているかどうかを評価し、合格・不合格を決定します。
まとめ
今回は、「モノ」を管理するロジスティクス、特に生産ロジスティクスについて解説しました。
SAPのPPモジュールとQMモジュールは、企業の生産管理業務を効率化し、高品質な製品を製造するために欠かせないツールです。
この記事が、少しでもSAPを学ぶ人の役に立てれば嬉しいです😊。
もっと詳しく知りたい人は…
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