こんにちは!😊
前回の記事では、モノを「作る」生産ロジスティクスについて解説しましたね!
今回は、モノを「売る」 販売ロジスティクス について、SAPの SDモジュール と LEモジュール を中心に解説していきます。
作った製品を、 いかに早く、そして確実に お客様のもとへ届けるか。
それが、販売ロジスティクスの 重要なポイント です。
この記事では、 販売ロジスティクスの仕組み や メリット を、 初心者の方にも分かりやすく 、そして 具体例をたくさん 交えながら、 さらに丁寧に 解説していきますね!
対象読者
- SAP初心者🔰
- 販売管理や物流に興味がある方
- ネットショッピングをよく利用する方🛍️
記事の目的
- 会社の業務でSAPを学ぶことになったのですが、教科書を読むだけでは全く頭に入らないのでアウトプットの場としてQiitaに投稿します💪
- 前回の記事に引き続き、私と同じようにこれからSAPを学ぶ全くの初心者🔰向けに書きます。
- 前回の記事はこちら→ 【SAP初心者向け】「モノ」の流れを掴もう!調達ロジスティクス入門https://qiita.com/josephmonch/items/4b89036346a2e820b3ca
記事の構成
- 販売ロジスティクスとは?🛍️
- 販売管理 (SDモジュール)
- 物流管理 (LEモジュール)
はじめに
販売ロジスティクスは、 完成した製品を顧客に迅速かつ効率的に届ける ためのプロセスです。
製品の 保管 📦、 出荷 🚚、 輸送 🚛、 顧客への納品 📦😊など、 様々な活動 が含まれています。
販売ロジスティクスがうまく機能すると、 顧客は必要な商品をタイムリーに受け取ることができ 、 顧客満足度が向上 します。
ここでは、販売ロジスティクスを支える SDモジュール と LEモジュール について解説します。
1. 販売ロジスティクスとは?🛍️
例えば、皆さんがオンラインショップで洋服👕を注文したとします。
注文を受けると、お店では 在庫 を確認し、 商品を倉庫から取り出して (ピッキング)、 梱包 します。
そして、 配送業者 🚚に商品を引き渡し、 お客様のもとへ届け ます。
このように、 お客様が注文した商品を、 確実に、そしてスピーディーに届ける ための一連の流れが、 販売ロジスティクス なんです。
販売ロジスティクスは、 お客様に商品を届ける という、 企業にとって非常に重要な役割 を担っています。
販売ロジスティクスがうまく機能しないと、
- 商品が届かない 😥
- 商品が壊れている 😥
- 商品が届くのが遅い 😥
といった問題が発生し、 お客様に迷惑をかけてしまう ことになります。
そのため、企業は、 販売ロジスティクスを効率化 し、 顧客満足度を高める ために、様々な工夫をしています。
2. 販売管理 (SDモジュール)
SDモジュールは、SAPで 販売管理 を行うためのモジュールです。
顧客満足度を高め 😊、 ビジネスの流れを円滑に保つ ことが目的です。
SDモジュールは、 受注 📝、 出荷 🚚、 請求 💰の3つのプロセスで構成されています。
それぞれのプロセスについて、詳しく見ていきましょう。
2.1 受注管理 📝
受注管理とは、 お客様からの注文を受け付け 、 注文内容を管理 するプロセスです。
具体的には、
- 注文内容の確認: お客様が注文した商品、数量、価格などを確認します。
- 在庫の確認: 注文された商品が在庫にあるかどうかを確認します。
- 納期の確認: お客様が希望する納期に商品を届けられるかどうかを確認します。
- 受注伝票の作成: 注文内容をシステムに登録するために、受注伝票を作成します。
- 注文の承認: 注文内容に問題がなければ、注文を承認します。
SAPのSDモジュールでは、これらの 受注管理業務を効率的に行う ための機能が備わっています。
例えば、 品目マスタ (製品の情報) や BPマスタ (取引先情報) からの情報も参照され、 自動的に各種項目が設定 されるため、 入力の手間を省く ことができます。
2.2 出荷管理 🚚
出荷管理とは、 注文された商品を倉庫から出荷 し、 お客様に発送 するプロセスです。
具体的には、
- ピッキング: 倉庫から注文された商品を集めます。
- 梱包: 商品を梱包します。
- 出荷伝票の作成: 出荷内容をシステムに登録するために、出荷伝票を作成します。
- 運送会社への引き渡し: 梱包した商品を運送会社に引き渡します。
SAPのSDモジュールでは、 受注伝票 を元に 出荷伝票が自動で作成 されます。
これにより、 出荷業務を効率化 し、 ミスを減らす ことができます。
2.3 請求管理 💰
請求管理とは、 出荷した商品に対して、お客様に請求書を発行 し、 入金 を管理するプロセスです。
具体的には、
- 請求伝票の作成: 請求内容をシステムに登録するために、請求伝票を作成します。
- 請求書の発行: お客様に請求書を発行します。
- 入金の確認: お客様からの入金を確認します。
SAPのSDモジュールでは、 出荷伝票 を元に 請求伝票が自動で作成 されます。
これにより、 請求業務を効率化 し、 正確な売上管理 を行うことができます。
SDモジュールで使用する組織構造
- 販売組織
- 流通チャネル
- 製品部門
- 販売エリア
- プラント (工場) 🏭
- 保管場所 (倉庫) 🗄️
- 出荷ポイント
SDモジュールで主に利用するマスタ
- 品目マスタ (製品の情報)
- BPマスタ (取引先情報)
- 条件マスタ (価格や割引などの条件)
3. 物流管理 (LEモジュール)
LEモジュールは、 企業の物流業務を効率的に管理 するためのモジュールです。
倉庫管理 🗄️、 出荷管理 🚚、 輸送管理 🚛の3つのプロセスで構成されています。
LEモジュールを使うことで、 物流コストを削減 し、 顧客満足度を高め、 企業の競争力を強化 することができます。
具体例
ある通販会社では、LEモジュールを使って、 商品の保管 や 配送 を管理しています。
LEモジュールでは、 倉庫 の 在庫状況 をリアルタイムに把握したり、 配送ルート を最適化したりすることができます。
また、 配送状況 をお客様に通知したり、 配送業者 と連携して 配送業務を効率化 したりすることもできます。
LEモジュールのメリット
- 業務プロセスの効率化と生産性向上 🚀
- リアルタイムの在庫可視化とコスト削減 📦
- 出荷の正確性と配送の迅速性の向上 ⏱️
LEモジュールの今後
LEモジュールは、SAP S/4HANAでは 廃止 され、 サプライチェーンのソリューション の一部になりました。
まとめ
今回は、「モノ」を管理するロジスティクス、特に販売ロジスティクスについて解説しました。
SAPのSDモジュールとLEモジュールは、企業の販売・物流業務を効率化し、顧客満足度を高めるために欠かせないツールです。
この記事が、少しでもSAPを学ぶ人の役に立てれば嬉しいです😊。
もっと詳しく知りたい人は…
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