AIアシスタントでクエリのスループットを取得
これまでのPart#1〜Part#4記事に引き続き、当記事でもDb2 AIエディションで利用できるようになったDb2 Genius Hubの主たる機能のうち、
(1)統合Db2管理
(2)エージェント型AIアシスタント
(3)ログ分析
(4)異常検出
(5)深層モニタリングと迅速なトラブルシューティング
(6)スマートなクエリ最適化とパフォーマンスチューニング
(7)高度な自動化とスクリプト
"(2)エージェント型AIアシスタント" でできることをさらにご紹介します。
今回はAIアシスタントに指示を与えて、クエリのスループットを表示してみることにします。
これまでの記事のご紹介
Part#1では、Db2 Genius Hub概要、無料評価版のダウンロードサイトやマニュアルURLもこちらをご参照ください。Part#1からお読みいただくことをお勧めいたします。
さわってみよう Db2 AI エディション #1 〜エージェント型AIアシスタント編 Part#1〜
https://qiita.com/ibm_tk/items/e763bbea3fcf5e8a27a9
Part#2では、AIアシスタントでデータベースの稼働状況のサマリーを表示しています。
さわってみよう Db2 AI エディション #2 〜エージェント型AIアシスタント編 Part#2〜
https://qiita.com/ibm_tk/items/e11986879f6eca23c249
Part#3では、AIアシスタントでデータベースの応答時間の履歴を表示しています。
さわってみよう Db2 AI エディション #3 〜エージェント型AIアシスタント編 Part#3〜
https://qiita.com/ibm_tk/items/24647bc2db6a3a266d7c
Part#4では、AIアシスタントでデータベースのバックアップ履歴とプロセッサー利用状況の履歴を表示しています。
さわってみよう Db2 AI エディション #4 〜エージェント型AIアシスタント編 Part#4〜
https://qiita.com/ibm_tk/items/8d11c4e9fd39740d923d
クエリのスループットを表示
特定のデータベースにおけるクエリのスループットを知りたいのでAIアシスタントに下記の指示を与えます。ここでは割愛しますが、事前に対象となるデータベースをあらかじめプルダウンメニューから選択しておきます。
クエリのスループットを取得する
下記の回答が得られました。

この例では、2026年5月28日AM 11:46から同日PM 12:46までの間のクエリのスループットの可視化が可能になっていることを示しています。
グラフを見るために、表示をクリックします。次のような折れ線グラフが表示されました。

Y軸はクエリ・ステートメント数(分あたりの)、X軸は時刻となっています。
このグラフの下部に注目すると、2026年5月28日AM 11:46から同日PM 12:46までの間において、クエリ・ステートメント数(分あたり)の最小、平均、最大がそれぞれ8.13, 14.74, 69.13であったことも示されています。ここで再び、折れ線グラフの方を眺めると、午後12:13ごろに最大となったことがわかります。
折れ線グラフではなく、テーブル形式でクエリ・スループットを見ることもできます。デフォルトで選択されている折れ線グラフボタンの左隣のテーブル形式ボタンを選択してみます。

すると、表示がテーブル形式に変わります。

テーブル形式で最左列から順に、タイムスタンプ、クエリ・ステートメント数(分あたり)が示されます。分あたりのクエリ・ステートメント数が最大の69.13となったのは、確かに午後12:13ごろであったことを再確認できます。
画面2段目の右方向矢印ボタンにマウスのカーソルをかざしてみます。バルーン・ヘルプが表示され、このボタンを押すとクエリ・スループットデータを"CSVとしてエクスポート"できることがわかります。

エクスポートされたcsvファイルを表計算ソフトで開いてみると、次のようなデータを確認できます。

Part#5まとめ
当記事ではDb2 Genius Hubが提供するエージェント型AIアシスタントを使ってクエリのスループットを表示してみました。
本記事執筆時においては、AIアシスタントは英語のみ正式にサポートされています。もし、好ましい結果が得られなかった場合、英語での問い合わせ、指示をお試しください。
なお、AIアシスタントは内部で生成AIのメカニズムを使っているため、出力内容に揺らぎがあり、当記事とは異なる傾向の回答、結果になることもございます。