日本語フォントによる「\」が「¥」に見える現象について:学習時の混乱は?
外国人として少し気になっているのですが、0x5C(\
=バックスラッシュ)が日本語フォントで「¥
」と表示されることは、日本の方がコンピュータを学ぶ際に混乱の原因にならないのでしょうか?
たとえば、cmd
ではパスの区切り文字はメモリ上で0x5Cのバックスラッシュ(\
)であり、0xA5の円記号ではないのに、「MS ゴシック」などのフォントでは「¥
」に見えてしまいます。
一方、Cascadia Mono などのモダンなフォントでは、正しく\
と表示されます。
具体的に違和感を感じる例としては:
- 英語の教科書や記事では「
\
」と書かれているのに、日本語の OS では「¥
」と表示される - Windows 11 の Terminal では
\
に見えるのに、管理者権限のcmd
ではまた「¥
」に戻る -
\n
のようなエスケープシーケンスが「¥n
」に見えて、一瞬戸惑う - Perl や PHP、シェルなど
$
を多用する言語では、「¥
」と「$
」が並ぶことで、2種類の通貨記号が同時に画面に現れること
また、日本語には「〇〇と書いて××と読む」という言語習慣がありますが、それは「¥
」と書いて「\
」と理解するのにも役立っているのでしょうか?
こうした視覚上の違いで混乱したり、違和感を覚えたご経験があれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです。