これは ZOZO Advent Calendar 2025 カレンダー シリーズ 7 の 15 日目の記事です。昨日の投稿は @yamada_gonzaburou さんの「海外カンファレンスの洗礼」でした。
この記事は主にMacユーザー向けに書かれています。一部WindowsやLinux互換性のないものもある場合があります。ご注意ください。
はじめに
近年、さまざまな事情からリモートワークをしている方は少なくないかと思います。この記事では、フルリモート歴が5年になる著者が、リモートワークの質を高める9個の商品をまとめました。
この記事で紹介している商品です(椅子を除く。また、一部紹介していない商品も含む)。
紹介する商品のまとめ
| 番号 | 名称 | およその値段 | こんな人にオススメ |
|---|---|---|---|
| 1 | ANKERのドッキングステーション | 5万円 | 私用と仕事用のノートパソコンの切り替えがストレス |
| 2 | BenQのモニターライト | 1.5万円 | 夜は部屋を暗めにして睡眠の質を高めたい |
| 3 | FlexiSpotの昇降式デスク | 6万円 | 立って仕事したいときがある |
| 4 | HermanMillerのEmbody | 28万円 | あぐらをかいたり正座で仕事したいときがある |
| 5 | SONYのノイズキャンセリングヘッドフォン | 6万円 | 周囲の騒音が気になるときがある |
| 6 | Appleのトラックパッド | 2万円 | MacBookをクラムシェルモードで(閉じて)使っている |
| 7 | KeyChronの分離型キーボード | 4万円 | 普通のキーボードだと肩が疲れる |
| 8 | Logicoolのトラックボールマウス | 2万円 | 普通のマウスだと腕が疲れる |
| 9 | Aesopのルームスプレー | 8千円 | 気分転換したいときがある |
1.ANKERのドッキングステーション
だいたい仕事が終わると仕事用のMacBookと私用のMacBookをモニターに付け替えるのですが、3つか4つくらいプラグの抜き差しがあってストレスでした。これを導入してからは、USB-Cプラグひとつだけで、
- 有線キーボード
- トラックパッド(有線接続)
- マウス(USBドングルタイプ)
- 有線ヘッドセット
- モニター
の切り替えが一発でできるようになりました。無線だとこの切り替えが綺麗にいかないので、基本、全部有線で揃えています。
人によってはもっと小さいハブを使ったり、あるいはモニターをハブにしたりしている人もいると思います。自分は後述するようにトラックパッド、キーボード、トラックボールマウスの3つを使っているので、端子が足りなくなるんです。これは端子が14個ついているのでかなり安心です。
さらに、充電のできるUSB端子やUSB-C端子が複数ついているので、電子機器の充電もこれひとつで安心です。コンセントもひとつしか占領しないので省スペースになってありがたい。
類似商品でCalDigitもありますが、そちらはコンセント側にACアダプターがついているのがどうしても使いにくいです。ANKERのものはACアダプターがドッキングステーションに内蔵されているので、これも省スペースになるのでありがたいです。
買って半年くらいになりますが、今のところ欠点はありません。正直今回紹介する物の中では一番好きな商品かもしれません。
デスク周りが雑然としている方にはおすすめです。
2.BenQのモニターライト
著者は睡眠の質を高めるため、夕方になると部屋を暗くしています。そのとき、モニターライトがないと画面がチカチカしてしんどいです。そういうときにモニターライトをポチッとつけるとモニターの刺激がグッと減ります。
モニターの輝度を下げればいいんですが、ボタンひとつで解決できるモニターライトのほうが便利で、割と長い間お世話になっています。
夕方、部屋の輝度を減らしたい方にはおすすめです。
3.FlexiSpotの昇降式デスク
買って数年経ちますが、気に入ってます。1日1回は少し立って作業したくなるときがあります。これでけっこうストレスが軽減できている気がします。
そもそも定期的にジムなどで運動ができている人は、仕事中立ちたくなることすらないのかも…?自分はなかなか運動習慣が身につかないので、立って仕事したくなるのかもしれません。
仕事中、立ちたくなる人にはおすすめです。
4.ハーマンミラーEmbodyチェア
円安なので、できれば国産を買いたいんですが、Embodyは座面が大きく、あぐらをかいたり、正座した状態で仕事ができます。もちろん座り心地もハーマンミラーなのでとても良い。
なお、高級路線の椅子で良いのが、肘掛け部分(アームレスト)が大きく、また可動域が広いことです。タイピング時にちょうどいい位置に肘掛けがあると、肩周りのストレスはかなり減ります。
なお、オットマンを置くとさらに足のポジションの自由度が増えます。著者は下記のサンワサプライ製のものを使っています。価格は6,000円程度。
毎日、8時間くらい座ってタイピングしている方。働いているときの基本姿勢は身体に無理がかかっていませんか?自分に合った椅子を探せるとかなり身体的なストレスが減ります。
Embodyは広い座面と高性能な肘掛けを求める方にはおすすめです。
5.SONYのノイズキャンセリングヘッドフォン
著者は現在、まあまあ騒音のする環境に生活しているため、これがないと仕事になりません。逆にこれをするだけで、周囲からの音が全く気にならないレベルまで軽減されます。
リンクには最新型のWH-1000XM6を貼りましたが、著者は1つ前のモデルのWH-1000XM4を使っています(XM5はヘッドホン型ではなくて、イヤホン型)。
XM6はノイキャン性能がさらに向上したみたいですが、XM4で十分なので買い替える予定はありません。
リモートワークで周囲の騒音が気になる方はぜひ。
6.Appleのマジックトラックパッド
MacBook自体にもトラックパッドは付属していますが、クラムシェルモードで(閉じて)使っているので、追加で購入する必要がありました。
右手に集中するキーボード以外の作業疲労を分散させるためにも有効です。あとは単に長年Macユーザーなのでトラックパッドに慣れてしまっている、というのもあります。
なお、他社のものは評判が悪かったのでApple純正のものを買いました。
Macユーザーの方、右手のマウス操作で疲労がたまる方はぜひ。
7.KeyChronの分離型キーボード
分離型にして1年以上になりますが、肩周りのストレスが結構減った気がします。
分離型キーボードといえばKinesis社が有名で、そちらの購入も考えたのですが、キーボード配列が特殊なものを使い始めると、元に戻れなくなるリスクがあるので、一旦通常配列のものから選びました。
普段のタイピングで、僧帽筋(肩の上部)あたりに力が入ってしまうような方にはおすすめです。
8.Logicoolのトラックボールマウス
著者はMX Ergo Sを愛用しておりますが、理由は2つあります。
-
角度が20度に変更可能で、これが従来のトラックボールマウスと比べて手首のストレスが少ない
-
他のトラックボールマウスより大きいので、握ったときのストレスが少ない
ボールのコロコロ感も以前のモデルより高級感があって良いです。本体も重厚感があって🙆。
既存のトラックボールマウスだと手首の角度が気に入らない、あるいは少し小さくてしっくりこない、という方にはかなりおすすめです。
【閑話休題】3種の神器
6,7,8でトラックパッド、キーボード、マウスとご紹介しましたが、著者は3点使いです。左にトラックパッド、真ん中にキーボード、右にマウスというふうに配置しています。
3つもいらないだろう、という反応をもらうこともありますが、自分の周囲には3点使いはぼちぼちいます。できるだけ身体を動かさずにMacを操作する、と突き詰めていくと到達する一つの解かな、と思います。気になる方はぜひお試しあれ。
9.Aesopのルームスプレー
匂い系は、キャンドル型、線香型、ディフーザー型と色々試したんですが、スプレー型が一番良いです。理由は以下です。
- 匂いが他のタイプと比べて一番いい(※著者の主観です)
- 省スペース
- 火を使わないので危なくない
- 匂いの残留感も少ない(※著者の主観です)
気分転換したいときなどに、シュシュっとやるだけで気分転換になります。自動的に深呼吸してリラックスできるのも良いです。
ちなみに、著者はイストロスを使っています。2年くらい使っていますが、まだ半分以上残っています。
さいごに
この記事ではリモートワークの質を高める商品9選をご紹介しました。この記事がみなさまのリモートワークの質を向上させるきっかけになれば幸いです。
明日は @takao-h さんです。
