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4GPiとIP固定SIMカードを使用してRaspberry Piに遠隔でSSH接続する

Last updated at Posted at 2023-07-24

はじめに

 メカトラックス株式会社@hayat00です。

 今回から3編に亘って、弊社製品のRaspberry Pi用通4G(LTE)通信モジュールの「4GPi」を使って4G回線に接続したRaspberry Piに、遠隔からSSH接続する3種類の方法をご紹介します。

 4GPiは、SIMカードを差し込んでスタックするだけで簡単にRaspberry Piを4G回線に接続できる、通信機能拡張モジュールとなっています。あらかじめ4GPi用ソフトウェアパッケージをインストールした
OSイメージ(標準 Raspberry Pi OS ベース)も公開しています。

image.png
https://mechatrax.com/products/4gpi/ 

 今回は、4GPiと固定IPアドレスで使えるSIMカードの「イプシム」を搭載したRaspberry Piに、遠隔からSSH接続する方法をご紹介します。

使うもの

準備

 下記の記事を参考に、4GPiのセットアップを行ってください。

https://mechatrax.com/blog/setup-4gpi/

なお、イプシムのAPN情報は下記のサイトに掲載されています。

https://ipsim.net/support.html

NetworkManagerの接続設定を追加するコマンドは下記になります。

$ sudo nmcli con add type gsm apn 4gn.jp user sim@with password sim

 続いて、SSHの有効化を行っていない場合は、下記の記事を参考に、SSHの有効化を行ってください。

https://qiita.com/hayat00/items/ac03c252d8fff9c7ceb0

手順1:UFWに外部からの受信を許可させる

※ここではUSB-シリアル変換ケーブルを使って、Tera TermからRaspberry Piにログインしています。シリアル通信を使ったRaspberry Piへのログインの方法はこちらを参考にしてください。

 4GPiのOSイメージには、デフォルトでファイアウォールにUFW(Uncomplicated Fire Wall)が使用されています。また、4G回線のインターフェースとしてwwan0とppp0が用意されていますが、これらはデフォルトでUFWにより受信が拒否されています。そのため、4G回線からSSH接続をするため、許可の設定を行います。

 まず、下記コマンドで使用されているインターフェースを確認します。

$ ip addr

WS000377-1.jpg

ここではwwan0のインターフェースが使われていることがわかりました。

 続いて、UFWでのwwan0(or ppp0)のインターフェースの受信の許可を行います。まず、下記コマンドでデフォルトのUFWの設定を確認します。

$ sudo ufw status

WS000042.JPG

wwan0とppp0ともにすべての接続が拒否(DENY)になっていることが確認できました。下記コマンドでSSH接続で使用する22ポートの許可を先頭に設定します。

$ sudo ufw insert 1 allow 22

先ほどと同様にUFWの設定を確認します。

$ sudo ufw status

WS000376.JPG
22ポートが許可(ALLOW)されていることが確認できました。

手順2:PCからRaspberry Piに遠隔でssh接続

 まず、イプシムのグローバルIPアドレスを確認します。下記コマンドを実行し、wwan0(or ppp0)のinetに続く、IPアドレスを確認します。

$ ip addr

WS000377.JPG

 最後に、PCからSSH接続が可能なターミナルソフトを起動し、下記コマンドを実行し、イプシムの回線からRaspberry PiにSSH接続を行います。ユーザー名にはRaspberry Piに設定したユーザー名、IPアドレスには先ほど確認したイプシムのIPアドレスを入力します。

$ ssh ユーザー名@IPアドレス

まとめ

 4GPiと固定IPアドレスで使えるSIMカードの「イプシム」を搭載したRaspberry Piに、遠隔からSSH接続する方法をご紹介しました。
 次回は、4GPiソラコム社のSIMカードを使用して、SORACOM Napterから遠隔でSSH接続する方法をご紹介します。

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