IBM TechZone でIBM i 7.6が既に利用可能でした!(早
TechZoneにアクセス(このあたりから)しまして、IBM i などと右上の虫眼鏡で検索すると、、
IBM TechZone とは?
愛弟子さんのこちらの記事をどうぞ。
※7.6以外のところは上のリンク記事で事足りると思います
という事で借りてみましょう。
System environment のところにカーソルあてるとリザーブに進みます。
左下のボタンを押して、結果が validated と出ればリソース空きある事が確認できますので、(ダメだった場合は日時か、要求リソース削減か、借りるDCリージョンを変えてみる)
右下の I agree to IBM Tech zone... というのにチェックして、
右下のSubmitボタンを押します。
こんな画面に遷移するので、
MY RESERVATION ボタンを押して、自分の予約ページに遷移して予約日時が来るまで待ちます。
予約日時に近づくと
先着のメールがプロビジョニングが開始されました、次のメールが環境が利用可能になりました、の案内です。
Environment Name の下、IBM i PowerVM POWER10 LPAR をクリックすると予約環境のページに飛びます。
IBM i 7.6 !
E9080 ! リッチだなあ
予約したIBM i 7.6 環境に接続する
ACSにTechZoneのIBM i 7.6を追加する
ACS のシステム構成から 7.6のIPを登録します。私は別途WINDOWSのHOSTSにHOST名(Primary Host Name)も追加してACSもホスト名で登録しました。
その他接続関係は、愛弟子さんの記事を参照ください。
また、今回借用したIBM i 7.6環境へは基本的にはVPN接続が必要なようです。
IBM i 7.6の初期導入状態デフォルトではMFAがオフなのでサインオン画面はこれまでのものと基本同じですね。各種設定をしてMFAをオンにすると下記のように ADDITIONAL FACTOR というフィールドが追加されます。MFAオンの状態ではここにオーセンティケーターの生成したパスコードを入力します。
IBM i 7.6 のADTSのサポート変更の発表について再確認
ちょっと寄り道(再確認)になりますが、
IBMが昨年発表したDFUほかADTSの機能変更のレター AD24-0477の主旨は以下のようなものです。
2025 年 4 月 30 日付で、 IBM は、以下のプログラム・リリースの一部の IBM i 機能について、
ライセンス交付を受けた製品の IBM プログラムのご使用条件の下でライセンス交付を受けたサポートを
終了します。
IBM Rational Development Studio for i Application Development Toolset は、一部のツールを
終了します。
報告書設計ユーティリティー(RLU)
画面設計機能 (SDA)
ファイル比較および組み合わせユーティリティー (FCMU)
拡張プリンター機能 (APF)
文字作成ユーティリティー (CGU)
データ・ファイル・ユーティリティー (DFU)
プログラム名:
IBM i 7.5, 7.4, 7.3, 7.2
Rational Development Studio for i (5770-WDS) オプション 21
発表レターという性質上、文語調なため直観的に分かりにくいかもしれませんね・・(^^;
IBM i 7.5までについて要点を記載しますと
ADTS(RLU, SDA, FCU, APF, CGU, DFU)のサポートを2025/04/30に終了する。
サポート終了するが、IBM i 7.5以前で導入済みの上記のプログラムを使う事は可能
上記に含まれないSEU, PDMは変更無し。※ただしIBM i 7.6のPDMについては,PDMからOPT.21でSDAを呼び出す機能等が使えなくなる
というところでしょうか。
それでは、IBM i 7.6の機能はどうなるのか?というのがこのレター発表時点では明らかにされていませんでした。(IBM i 7.6がそもそも発表されていないのでしかたなかったのですが)
IBM i 7.6 のDFUを確認する
さて、本題に戻ります。
IBM i 7.6でのDFUほかADTSの機能変更についてはプログラム資料説明書①、②、③に記載があります。
※③の記事では、IBM社内テストバージョンの7.6で確認した画面を掲載していますがあらためて、正式出荷版のIBM i 7.6でDFUのメニューを確認してみます。
IBM i 7.6のSTRDFUコマンドでは、OPT.1と5が利用できる
DFUプログラムをこのシステムには復元していないため、動作は別途確認してみようと思いますが③記事での検証結果もふまえて、恐らく問題は無いでしょう。
画像で恐縮ですが、ADTSのサポート終了に関してまとめた資料を貼ります。
IBM i 7.5に7.6を上書き導入するとADTSはどうなる?
冒頭に記載のないサポート終了プログラム群は削除されてしまうのでしょうか?それともAS ISで利用はできるのでしょうか?調べた範囲では見つからないため、実機確認をしてみたいと思います。