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AWS Lightsail でサクッとWordPress環境構築(2) 〜独自ドメイン 編〜

Last updated at Posted at 2021-03-11

はじめに

こちらの記事の続きになります。
AWS Lightsail でサクッとWordPress環境構築(1) 〜サイト立ち上げ編〜

上の記事内で行ったこと

  • AWSのLightsailでホームページ用にインスタンスを作りました。
  • 静的IPアドレス(固定されたアドレス)を作成し、http://54.***.**.243の様な決まったURLにアクセスすることでホームページを閲覧できる様にしました。

ドメインを取得する

Route53で登録する方法や、お名前.comなどのサービスで登録する方法があります。

お名前.comでドメイン登録する場合

お名前.comなどで好きなドメインを取得します。(料金がかかります。1円~)
ドメインの利用期限の更新などについては省略します。

AWS Route 53のDNSを設定する

Route53で、ホストゾーンの作成をします。
「ドメイン名」の欄に取得したドメイン名を入力し、他はデフォルトのまま「ホストゾーンの作成」をします。
Image from Gyazo

作成したホストゾーンに入り、「レコードの作成」をします。
「値」の欄に、Lightsailで作成した静的IPアドレスを入力し、他はデフォルトのまま「レコードを作成」します。
Image from Gyazo

これでAWS Route 53のDNS設定が完了です。

ドメインのネームサーバーを変更する

お名前.comで、ドメイン > ドメイン詳細 > ネームサーバー設定 から、「その他のネームサーバーを使う」を選択し、
ネームサーバー1~4に、AWS Rounte 53の作成したレコードのうち「タイプ」が「NS」の4つの値をそれぞれ、お名前.comに入力し設定完了させます。

Lightsailの設定ファイルを変更する

Lightsailの設定ファイルには、「サイトのURLはhttp://54.238.44.243です」の様に書かれている部分があるので、http://54.238.44.243の部分を、独自ドメインに書き換えます。
Lightsailからインスタンスを選択し、「sshを使用して接続」をクリックして、サーバーに入ります。

apps/wordpress/htdocs/wp-config.phpというパスのファイルが設定ファイルになります。
Vimで編集するため次のコマンドを入力します。
vim apps/wordpress/htdocs/wp-config.php

Vimが起動すると、下の方にこの様な箇所があります。

define('WP_SITEURL', 'http://' . $_SERVER['HTTP_HOST'] . '/');
define('WP_HOME', 'http://' . $_SERVER['HTTP_HOST'] . '/');

これを以下の様に書き換えます。(末尾の「;」を忘れないように)

define('WP_SITEURL', 'http://独自ドメイン');
define('WP_HOME', 'http://独自ドメイン');

上書きしてVimを閉じます。

インスタンスを再起動すると、http://独自ドメインにアクセスすることができる様になります(少し時間がかかる場合があります)。

Route53でドメイン登録する場合

上記はお名前.comでドメイン登録する場合ですが、Route53でドメイン登録する場合の手順も簡単に書きます。

Route53のメニューから、好きな文字列に.comや.netなどを選んでドメイン登録します。
初めての場合「Eメール検証のスキップ」というポップアップが出るかもしれませんが、「同意」で大丈夫です。
その後メールアドレスに確認メールが送られて来るので、確認すればドメイン登録完了です。

ドメイン登録が完了するとホストゾーンが作られてるのでRoute53から確認します。
NSレコードとSOAレコードが作られているはずです。

LightsailでDNSゾーンの作成をする

ホーム-ネットワーキング-DNSゾーンの作成から、Route53で作成したドメインを入力してDNSゾーンを作成します。
作ったDNSゾーンにはネームサーバー(NSレコード)が既に作られています。
続いてレコードの追加をします。
Aのレコードにして、サブドメインには「@」、解決先にはプルダウンに作成済みの静的IPアドレスが出るので選択します。

ネームサーバーの変更をする

LightsailのDNSゾーンのネームサーバーをコピーして、Route53のドメイン画面に入ります。
登録済みドメインに、作成したドメインがあるので、ネームサーバーを編集してLightsailのDNSゾーンのネームサーバーにします。
ホストゾーンのNSレコードも同じネームサーバーにします。

Lightsailのwp-config.phpを変更する手順などは、お名前.comの場合と変わりません。

おわりに

AWS Lightsail でサクッとWordPress環境構築(3) 〜お問い合わせフォーム編〜を公開しました。

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