うちの運用でやっていることを簡単に共有します。
入力データの制限が一番効いています。「機密情報は入れない」という呼びかけだけだと必ず漏れるので、業務利用は契約上入力データを学習に使わないプラン(ChatGPT Enterprise / Claude のチーム向けなど)に限定し、個人アカウントの業務利用は禁止しています。仕組みで縛らないとルールは形骸化する、というのが実感です。
利用サービスの制御は、許可したサービス以外へのアクセスを制限しつつ、SSO + MFA で入口を固めています。誰がどのツールを使えるかをRBACで管理すると、棚卸しも楽になりました。
コードレビューの強化については、AI生成コードで特に怖いのが「動くけど穴がある」パターンなので、ハードコードされた秘密情報の検出(secret scanning)と依存脆弱性チェックをCIで必須にしています。認可(そのリソースの持ち主か)の確認は人の目で必ず見る、という運用です。
ポリシー策定は、入れてよい情報の範囲・使ってよいサービス・出力のレビュー手順・責任の所在、の4点を1枚にまとめて全員がすぐ参照できるようにしています。長い規程より、短くて実際に読まれるものが効きます。
プロンプトインジェクションは、RAGやエージェントだと外部ドキュメント自体に指示が仕込まれるので、AIの出力で権限の高い操作を自動実行させない(人の承認を挟む)設計にしています。
参考になれば幸いです。