🚧 楽しかった「メモ帳開発」に、終わりの時が来た
こんにちは。東海地区で設計事務所をやっている、プログラミング知識ゼロの建築士です。
これまで、ChatGPTとメモ帳だけで「構造計算ツール」や「専用CAD」「経営ダッシュボード」をHTML1枚で自作してきました。
「環境構築不要! メモ帳最強!」と叫んでいた私ですが、開発を続ける中で、ついに**「越えられない壁」**に激突しました。
▼ これまでのあらすじ
今回は、非エンジニアがAI開発で直面した**「限界」と、それを突破するための「次なる一手」**について正直に話します。
🚫 限界1:恐怖の「180KBの壁」
高機能なツールを作ろうとコードを継ぎ足していくと、HTMLファイルのサイズが大きくなっていきます。
私の体感では、**「180KB」**を超えたあたりから、ChatGPT(5.2)の挙動がおかしくなり始めました。
AIが「サボり」始める
「ここに機能を追加して」と頼んでも、返ってくるコードがこうなるのです。
// ...(省略)...
// 前回のコードと同じなので省略します
function calculateArea() {
/* ここを修正してください */
}
「いや、省略するな! 全部書いてくれ!」
私はコードが書けないからAIに頼んでいるのに、「ここだけ直しといてね」と部分的な修正を渡される。
これでは、コピペで動かす「メモ帳開発者」は手も足も出ません。
AIが「勝手に機能を消す」
さらに恐ろしいのは、容量を減らすためにAIが**「重要だと思っていない既存機能」を勝手に削除して返してくる**ことです。
「あれ? さっきまで動いてたボタンが消えてる…」
これが発生すると、もう私の手には負えません。
🚫 限界2:ファイル連携ができない
「1ファイルが重すぎるなら、ファイルを分ければいいじゃない」
そう思ってAIに相談しました。
👨💼 私: 「『入力用HTML』と『計算用HTML』を分けて、データを受け渡ししたい」
🤖 AI: 「HTMLだけでそれをやるのは難しいです。サーバーやデータベースが必要です」
HTMLはあくまで「Webページ」なので、プログラムのように複雑なデータのやり取りや、他のプログラムを裏で動かすような処理は苦手です。
(※前回、社員が window.opener で連携させたのは天才的な回避策でしたが、それも限界があります)
🏔️ 新章突入:そして「Python」へ
ここに来て、私は認めざるを得ませんでした。
「会社を変えるような巨大なシステムを作るには、HTML1枚では無理だ」
実は、弊社にはとてつもない「資産」が眠っています。
- 20年分のメール履歴: 顧客からの依頼と、それに対する回答の山(24万件)
- 10年分のメール履歴と紐づいた図面履歴: 修正前(NG)と中間の数十ファイルと修正後(OK)のCADデータ
これらは個人情報を含むため、ネット上のChatGPTにアップロードするわけにはいきません。
しかし、これをAIに食わせれば、**「過去の事例から自動で回答案を作るAI」や「図面を自動修正するAI」**ができるはずです。
目指すは「社内ローカルAIサーバー」
外部にデータを出さず、社内のPCだけで動くAIを作る。
そのために、ついに禁断の扉を開けることにしました。
「Python(パイソン)、始めました」
もちろん、コードを書くのは私ではありません。相変わらずChatGPTです。
しかし、実行環境は「ブラウザ」から**「ローカル環境(私のPCの中)」**へと進化します。
- HTML1枚開発 = 「日曜大工」
- Pythonローカル開発 = 「注文住宅の建築」
レベルは一気に上がりますが、これさえ使いこなせれば、「20年分のデータ」という宝の山を採掘できるはずです。
結論:限界は「次のスタートライン」だった
HTML1枚開発は無駄ではありませんでした。
「何を作りたいか」を定義する力は、この期間で十分に鍛えられました。
次は、Pythonという「重機」を使って、更なる業務自動化の沼へ潜っていこうと思います。
(すでにPythonでも、コピペだけでいくつかソフトが動き始めています…!)
建築士の挑戦は、**「Web開発編」から「ローカルLLM/データ分析編」**へと突入します。
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