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GPT-5に学会発表用スライドを作らせたらそれなりだった件

Last updated at Posted at 2025-08-26

はじめに

GPT-5に学会発表用ポスターを作らせたらそれなりだった件の続編です。この記事ではうまく行ったと書いたのですが書籍じゃなく論文をターゲットにしたら散々でした。論文の内容を大きな一枚の紙に配置する、というのはマルチモーダル能力に劣る生成AIには難しいらしく、何時間もかかりました。最終的には図表はあとから手ではめ込んでなんとか、という感じでした。

講演スライドは?

ポスターがだめなら講演スライドはどうでしょう?過去にはGemini Proで英文論文から日本語プレゼンを作ってみたを投稿したことがありますが、この時はHTMLでしか作ることができず公開はGitHubになってしまいました。もっと前にChatGPTに頼んだ時はLatexのBeamerのソースを自分でコンパイルする感じでした(できたスライドはここ)。今回はどうでしょう?

苦戦を予測しましたが簡単でした。プロンプトは

https://link.springer.com/article/10.1186/s12859-024-06009-9 の内容を17分の日本語講演スライドにまとめてください。縦横比は16:9の横長で。PDFで提供してください。グラフや表をURLから取り込んでください。それが難しい場合は縦横比を保存した、個々の図や表を張り付けられる空白を作成し、そこにどの表やどの図を入れるのかを指示してください。

という程度でしたがこれであっさり17ページのPDFとパワポを作ってくれました。ただ文字化けしたので

日本語フォントが全部化けています

と指摘して作り直してもらいました。一連の出力ファイルはここに置いてあります。図表をはりこんだものを以下に公開しました。

PPIのみを用いたAIによる薬剤–遺伝子–疾患 相互作用の同定

まあ、このレベルのスライドでプレゼンするのかと言われたら微妙ではありますが、ほぼ一発でこれができるのは悪くないです。ちょっと前まではBeamer経由とかCanvasでHTMLしかできなかったのがいきなりパワポを作ってくれるようになったので。

おわりに

いわゆる講演スライドを作るサイトはいっぱいあるんですが、論文の中身を理解して間違わないようにスライドにするのはちょっとレベルが高くできていませんでした。論文自身は十分要約したり説明したりすでに生成AIやLLMはできていたので、あとはそれをスライドに直すだけだったのですが上述のようにうまくできていませんでした。GPT-5で丸投げで一応講演スライドができるようになったのは大きな進歩だと思います。

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