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Gemini Proで英文論文から日本語プレゼンを作ってみた

Last updated at Posted at 2025-06-21

はじめに

私はバイオ情報学研究会で定期的に(ほぼ毎回)発表をしていますが内容はすでに発表された論文の宣伝にしています。その場合、既に論文になってしまったものを改めて日本語のプレゼンに直さないといけないという作業が発生します。毎回だるいなあと思っていました。
前回はChapGPTを使ってお願いしたらlatexのBeemerをつかってプレゼンを作る羽目になってイマイチでした。今回はGemini Proを使ったところなかなか良かったので共有します。自分の論文を日本語のプレゼンに直したいというニーズは無いとは思いますが輪読会やジャーナルクラブでは普通に使える方法だと思います。

具体的な手順

PDFを準備

まずは論文のPDFを準備します。いまは出版された論文のPDFを準備するのはそんなに難しいことじゃないと思うので。今回使ったのはこちらの論文です。

PDFをアップロードしてプロンプト入力

Gemini Pro の+ボタンを押してPDFをアップロードした後
image.png
「この論文の内容を、使われている図表も含めて、20分で講演できる日本語の発表スライドにまとめてください。」
とプロンプトを入力しCanvasを選択します。
image.png
(20分というのは適当に替えて下さい)

スライド構成案の修正

image.png
するとこんな感じでスライド構成案を作ってくれます。
image.png
右下のアイコンから「長さを変える(非常に短め、短め、長め、非常に長め)」「トーンを変更(非常にカジュアル、カジュアル、よりフォーマル、とてもフォーマルに)」が選択できます。また内容を書き換えた後「編集を提案」するとそれに応じた変更がなされ変更を反映するかどうかの選択を問われます。
image.png
いらないものは✖を押して消し、終わったら「すべて適用」を押して反映させます。
僕は実際にはこの機能は使わず、最初14ページを提案してきたので「スライドの枚数を20枚まで増やしてください」と普通のプロンプトに入力してやってもらってそれで十分でした
image.png

スライドの作成

image.png
右上の「作成」ボタンを押すと現れるプルダウンメニューの最後に「講演スライド」と入れてエンターキーを押します。するとこんな感じでスライドが出来上がります。
image.png

図の取り入れの不備

図がうまく入りませんでした。「図を元のPDFから切り出して入れ込んでください」「図がちゃんと入っていません」などと言ってもだめだったので仕方なく「図を論文の掲載サイトの画像から入れ込んでください」と指示してやっと図が入りました。最終的に論文のサイトにあった図のリンクを使ってしまっているようです。オープンアクセスの論文じゃない場合、図の取り込みができない可能性が残りました
また、いくつかGeminiが自分で提案した図を作り損ねていてしつこく「P5とP7の図がありません。適当なものを作図して入れてください」などと言わないとなかなか図が入りませんでした。以下がGeminiが自分で作った模式図です。
image.png
こんな図は元の論文にも無いのでこれが作れるのはちょっと感心しました。
また、いくつか説明が足りないページもありましたので「P17でTDとシャッフリングが一致しているとだけ言葉で書かれていますが実際にP値のヒストグラムの図を原論文から持ってきて示す頁を17ページの前に追加してください」みたいな指示をこの段階でしましたがちゃんと反映くれました。上記の「スライド構成案の修正」のところで修正をしなくてもページの増減も含めて修正は可能なようです。

プレゼンのダウンロード

実体ははHTMLなので
image.png
「コード」というボタンを押してソースコードを表示させメモ帳などにコピペしてpresen.htmlなどの名前で保存します。このファイルをクリックすれば普通にブラウザでプレゼンができます。

プレゼンの公開

聴衆にプレゼンを公開したい場合はGithubなどにpresen.htmlを公開します
presen.htmlをもう一回改めてGeminiにアップロードして「このHTMLをPDFに直してください」とプロンプトを入れると
image.png
みたいな感じでPDF化用のHTMLを作ってもらえますのでこれを改めて別のファイルにコピペしてブラウザで開きPDFとして印刷すれば配布用に資料も作れます。
更に「横長のレイアウトにしてください。」というと横長のレイアウトになるのでSpeakerDeckなどにもアップロードして公開もできます。

おわりに

できたプレゼンがこれです。

image.png

https://tagtag.github.io/SIGBIO82/
をヘッダーに加えた以外は直接の編集はしていません。

欠点としては編集を要請するとHTMLそのものを書き換えてしまうので元に戻すことができないことです。いい感じだな、と思ったら都度ダウンロードとしておかないと「さっきの方がよかった」という時に困るかも。
いずれにせよこれで「公開済みの英語の論文を日本語講演用に日本語スライドに直す」というダルイ作業からほぼ解放されました!(1時間もかからない)。皆さんもやってみませんか?

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