📺 「Claude Code でいろいろ作ってみた」シリーズ 第6回(完結)
ターミナルで動く AI「Claude Code」に、ふだんの作業道具を日本語で頼んで作ってもらう記録です。今回は 縦型ショート動画を作る 編。シリーズの最終回です。
第1回〜第5回で、横長の動画を投稿セットまで自動で作れるようになりました。最終回は、いま流行りの**縦型ショート動画(YouTube Shorts や TikTok のような縦画面)**も作れるようにします。
横長と縦長、両方ほしい
YouTube には大きく2種類の動画があります。
- 横長(16:9):パソコンで見る、いわゆるふつうの動画
- 縦長(9:16):スマホを縦に持って見る、短いショート動画
最近はショートから入って本編を見てもらう、という流れも多いので、両方そろえたいところです。でも、縦型のためにもう一度ゼロから作り直すのは大変。ここをラクにします。
作ったもの:オプション1つで縦型に
python -m src.main --vertical
いつものコマンドに --vertical という合言葉を足すだけです。これで、画面の縦横が入れ替わった縦長(1080×1920)の動画ができあがります。
ポイントは、声や台本を作り直さなくていいことです。
からくり:中身は使い回し、「枠」だけ縦にする
なぜ作り直さなくていいかというと、横型と縦型で同じ素材を使い回しているからです。
第1回で、動画は「声」と「進行表(誰がいつ何をしゃべるか)」をもとに組み立てる、という話をしました。この声と進行表は、横でも縦でも全く同じです。違うのは「画面の枠の形」と、その中での立ち絵や字幕の置き方だけ。
たとえるなら、同じ料理を、横長のお皿に盛るか、縦長のお皿に盛るかの違いです。料理(声・セリフ)はそのまま、盛り付ける器(画面)だけ変える。だから縦型は、横型のついでにサッと作れます。
おまけ:30秒の「用語解説ショート」も作れる
この縦型を使って、「30秒でわかる ○○とは?」のような、用語をパッと説明する短いショートも量産できるようにしてあります。
決まったデザイン・決まった構成のテンプレートを用意しておけば、お題を変えるだけで同じ体裁のショートが次々作れる、という仕組みです。シリーズもの・連作と相性がいいやり方です。
シリーズのまとめ:お題から投稿セットまで
全6回を振り返ると、こういう道具がそろいました。
| 回 | 自動化したこと |
|---|---|
| 第1回 | 台本テキスト → しゃべる動画 |
| 第2回 | お題 → 掛け合い台本 |
| 第3回 | 台本 → サムネイル画像 |
| 第4回 | 動画 → タイトル・概要欄・チャプター・字幕 |
| 第5回 | 全素材 → 投稿用フォルダに一式 |
| 第6回 | 同じ素材 → 縦型ショートも |
つなげると、**「お題を一言決める → ほぼ自動で、横型動画も縦型ショートも投稿セットでそろう」**という流れができあがりました。
そして、これらの道具を作ったのは私ではなく Claude Code です。私がやったのは、ふだんの言葉で「こうしたい」と相談して、出てきたものを確認することだけ。プログラミングが得意でなくても、AI に相談しながら自分専用の作業道具は作れます。
「面倒な作業を自動化できたらな」と思っているものがある人は、まず Claude Code にふだんの言葉で話しかけてみるところから始めてみてください。ここまでお読みいただきありがとうございました。
📚「Claude Code でいろいろ作ってみた」シリーズ(全6回)
- 第1回:ずんだもんの掛け合い動画を作る道具
- 第2回:台本そのものを AI に書かせる
- 第3回:サムネイル画像を自動で作る
- 第4回:タイトル・概要欄・字幕ファイルをまとめて作る
- 第5回:YouTube 投稿用の素材を一式そろえる
- 第6回(この記事・完結):縦型ショート(Shorts)を量産する