📺 「Claude Code でいろいろ作ってみた」シリーズ 第2回
ターミナルで動く AI「Claude Code」に、ふだんの作業道具を日本語で頼んで作ってもらう記録です。今回は 台本そのものを AI に書かせる 編。
第1回では「台本テキストを渡すと、ずんだもんと四国めたんがしゃべる動画ができる道具」を作りました。
でも、よく考えると その台本を毎回手で書くのが一番大変 なんですよね。今回はそこを自動にします。やることはたった1つ、「お題を一言入れたら、掛け合いの台本まで AI が書いてくれる」ようにします。
何が面倒だったのか
第1回の道具は、こういう台本を自分で用意する必要がありました。
めたん: 今日はSEOについて話すのだ。
ずんだもん: SEOってなんなのだ?
めたん: 検索で上位に出るための工夫のことよ。
短い例だと簡単そうに見えますが、実際は1本の動画で何十行も書きます。しかも「2人の掛け合いとして自然に」「専門用語はかみ砕いて」と考えながら書くのは、けっこう頭を使う作業です。
ここを AI に任せたい、というのが今回のゴールです。
作ったもの:お題 → 台本
完成形はこうです。「お題」を一言渡すだけ。
python -m src.main --generate-script --topic "SEOとは何か"
これを実行すると、AI が「めたん」と「ずんだもん」の掛け合い形式で、最初から最後まで台本を書いてくれます。出てきた台本は、第1回の道具にそのまま渡せる形(めたん: ずんだもん: の形式)になっています。
つまり、
お題(一言)→ 台本(数十行)→ 動画
という流れの、一番手間だった真ん中を AI が肩代わりしてくれるわけです。
うれしいポイント:追加料金(API キー)がいらない
AI に文章を書かせる、というと「API キー」というものを用意して、使った分だけお金を払う……というイメージがあるかもしれません。
今回の仕組みは そのお金も鍵もいりません。
からくりは単純で、「いつも使っている Claude Code 本体を、道具が裏でこっそり呼び出している」だけだからです。Claude Code はすでに自分のパソコンに入っていて、ログイン済みです。それをそのまま台本書きに使い回しているので、追加の契約も鍵も不要、というわけです。
料理でいえば、新しく出前を頼む(=API でお金を払う)のではなく、家にすでにいる料理人にもう一品お願いするようなイメージです。
安全のための工夫:いきなり本番にしない
AI が書いた台本を、そのまま本番の台本ファイルに上書きはしません。
書かれた台本は、いったん別の下書きファイル(input/script_generated.txt)に保存されます。私はそれを読んで、
- 内容がおかしくないか
- 言い回しが不自然じゃないか
- 事実として間違っていないか
を確認してから、自分の手で本番ファイルにコピーします。
これは地味ですが大事な工夫です。AI は便利ですが完璧ではないので、「AI が書く」と「人が確認して採用する」の間に一段の確認をはさむようにしてあります。下書きと清書を分けておく、という当たり前の安全装置ですね。
つまずきやすいところ
- お題はできるだけ具体的に:「SEO」だけより「初心者向けに SEO とは何かを説明する」のように、ねらいを書くほど狙い通りの台本になります。
- 長さは調整が必要なことも:短すぎ・長すぎのときは、お題に「3分くらいで」などと添えると寄せやすいです。
- 確認は必ず人が:とくに数字や固有名詞は、AI が思い込みで書くことがあるので最終チェックは人の仕事です。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| やったこと | お題を一言入れる → 掛け合い台本を AI が自動執筆 |
| コマンド | python -m src.main --generate-script --topic "お題" |
| うれしい点 | 追加の API キー・料金が不要(Claude Code 本体を裏で使う) |
| 安全の工夫 | 本番ファイルには上書きせず、下書きに出して人が確認してから採用 |
第1回で「台本 → 動画」を自動にし、今回で「お題 → 台本」を自動にしました。これで お題さえ決めれば、ほぼ自動で1本の動画まで たどり着けるようになりました。
次の第3回は、動画の「顔」になるサムネイル画像を自動で作る話です。
📚「Claude Code でいろいろ作ってみた」シリーズ(全6回)
- 第1回:ずんだもんの掛け合い動画を作る道具
- 第2回(この記事):台本そのものを AI に書かせる
- 第3回:サムネイル画像を自動で作る
- 第4回:タイトル・概要欄・字幕ファイルをまとめて作る
- 第5回:YouTube 投稿用の素材を一式そろえる
- 第6回:縦型ショート(Shorts)を量産する