こんにちは、システムズナカシマの松浦です。
今回は、アノテーションの方法について説明します。
本記事をお読みになる前に、アカウントをお持ちでない方(サインアップ)、ワークスペース・プロジェクトの準備がお済みでない方は以下の記事をご確認ください。
また、roboflowで何ができるか、概要を知りたい方は「はじめてのroboflow」の記事をご参照ください。
roboflowでできるアノテーションの種類
roboflowでは、現在3種類のアノテーション機能を提供しています。
対象モデル | 説明 | アノテーション方法 |
---|---|---|
画像分類 | 画像の種類を識別 | 画像に対してクラス(ラベル)を設定する |
物体検出 | 画像の中から対象物の種類と位置を識別 | 画像内の対象物を矩形選択(バウンディングボックス)し、クラス(ラベル)を設定する |
セグメンテーション | 画像の中から対象物の種類と輪郭を識別 | 画像内の対象物の輪郭を多角形図形(ポリゴン)で選択し、クラス(ラベル)を設定する |
アノテーション方法
それでは、アノテーション方法について説明します。
まず対象となるプロジェクトを選択します。
続けて、画面左のメニュー一覧から「Annotate」メニューを選択します。
アノテーション画面が表示されます。3つの区分でアノテーションデータが表示されます。
- UNASSIGNED:画像に対してアノテーションを行う担当が割り当てられていないもの
- ANNOTATING:アノテーション担当が割り当てられ、アノテーション中のもの
- DATASET:アノテーションが完了し、データセットとして登録可能なもの
真ん中に表示されている「ANNOTATING」を選択します。
※ここには、対象の画像枚数、Annotated(アノテーション済みの画像数)、Unannotated(未アノテーション画像数)が表示されています。
アノテーションを行う画像の一覧が表示されます。
「Unannotated」タブにアノテーション未実施の画像、「Annotated」タブにアノテーション済みの画像が表示されます。
「Unannotated」タブ内の画像を選択すると、アノテーション画面が表示されます。
画面上には、画像選択のための矢印、各種ツールの切り替えボタン、アノテーションの情報、アノテーションの対象画像が表示されます。
次のセクションで、物体検出用のアノテーション作業(バウンディングボックスの作成)について解説します。
物体検出用のアノテーション(バウンディングボックスの作成)
先ほど選択した画像に対してアノテーションを行います。
- ツールを「Bounding Box Tool」に切り替え
- 対象となる柴犬を矩形で選択(バウンディングボックスの作成)
- クラス(ラベル)を設定(※ここでは「shiba」選択しています。新規に入力も可能です)
便利なツールのショートカットとマウスホイール
アイコン | 用途 | ショートカット | マウススクロール | マウススクロール+Ctrl |
---|---|---|---|---|
画面の移動・拡大/縮小・バウンディングボックスの選択 | d | 画面移動 | 拡大・縮小 | |
バウンディングボックスの作成 | b | 画面移動 | 拡大・縮小 |
最後に
次回は、第3回:アノテーション(2/2)でアノテーション作業を楽にする「Label Assist」機能など他のツール機能について説明したいと思います。
次回も楽しみにしておいてください。
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