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BlenderでISBNから書影の自動作成

Last updated at Posted at 2021-10-20

目的

3DCGソフトウェアのBlenderでは、Pythonを使っていろいろな処理を自動化できます。
ここでは、ISBNから書籍の書影画像を作成する方法を紹介します。

※ macOSのBlender2.93で確認しています。適宜直せばWindowsでも動くはずです。
※ 書影の元画像は、openBDから取得します。openBDに登録してある書籍が対象になります。

書影の元になるBlenderファイルの作成手順

blender_pip install -U requests openbd
  • 適当なJPEG画像を/tmp/book.jpgとしてコピーします(この画像は後で上書きされます)。
  • Blenderを起動します。
  • 起動後に立方体がなければ、Shift + Aメッシュ - 立方体で作成します。
  • 立方体の名前をbookに変えます。
  • Nでサイドバーを出します。bookを選択しアイテムタブの寸法のX、Y、Zを0.21, 0.025, 0.297にします(A4判のサイズ)。
  • bookのマテリアルを2つ作成し、2つ目のベースカラーを画像テクスチャにし、/tmp/book.jpgを指定します。
  • 編集モードで正面の面を選択し、2つ目のマテリアルに割り当て、オブジェクトモードに戻ります。
  • UV Editingウィンドウにし、右側でAを押し、左側でAS4 + EnterR-90 + Enterを押した後、Gで下図のように左の四角が重なるようにします。

uv.jpg

  • Scriptウィンドウにし、新規作成し、名前をbook_image.pyにし、下記をコピペします。
book_image.py
import sys

import bpy
import fire
import requests
from openbd import book_info


def book_image(isbn):
    bi = book_info(str(isbn))
    res = requests.get(bi.image)
    with open("/tmp/book.jpg", "wb") as fp:
        fp.write(res.content)
    bpy.data.images["book.jpg"].reload()
    bpy.context.scene.render.filepath = "book"
    bpy.ops.render.render(write_still=True)
    bpy.ops.wm.save_as_mainfile()


if __name__ == "__main__":
    sys.argv = sys.argv[:1] + sys.argv[(sys.argv + ["--"]).index("--") + 1 :]
    fire.Fire(book_image)

参考:BlenderでPythonを実行する方法

  • テキストメニューの登録をチェックします。登録すると起動時に実行できるようになります。
  • Layoutウィンドウにし、カメラとライトなどを調整し、レンダリングしたときに好みの書影になるようにします。
  • book_image.blendという名前で、Blenderを保存し終了します。

実行

書影にしたい13桁または10桁のISBNを調べてください(下記では例として 9784764905801 を使っています)。

調べたISBNを使って、下記のように実行します。

blender -b -y book_image.blend -- 9784764905801
  • -bは、バックグラウンド実行の指定です。
  • -yは、自動実行時に確認を省略させる指定です。
  • --以降が、book_image.pyの関数book_imageの引数になります。

(適宜モデリングすると)以下のようなbook.pngが作成されます。

book.png

以上

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