4
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

この記事誰得? 私しか得しないニッチな技術で記事投稿!

ChatGPTでPowerPointのスライドを作成する方法

Last updated at Posted at 2023-07-09

準備するもの

ChatGPT-4のベータ版の機能を使います

この機能は、ChatGPT-4が必要です。(ChatGPTの「Code Interpreter」というベータ版の機能を使います)

※GPT-4は月額20$の有料課金バージョンとなります。

スクリーンショット 2023-07-09 9.57.40.png
ChatGPTの「Code Interpreter」機能を使うには、「Settings」> 「Beta features」> 「Code Interpreter」をオンにするだけです。

「Code Interpreter」とは?

OpenAIによる公式のドキュメントは、コチラをご覧ください。
この内容を一言で言うと…「ChatGPTでPythonでの処理が行えるようになり、ファイルのアップロードやダウンロード機能も使えます」というもの。

「へぇ〜…」という内容ですが、使ってみるとこれが意外とすごかったんです。
※指示の仕方によっては、「指示に従って、Markdown形式のテキストからPowerPointのスライドファイルを作成することは、現在のChatGPTの能力では直接行うことができません。」と返ってきてしまいます。ChatGPTへの指示をわかりやすくするなど、根気強く付き合いましょう。

ChatGPTからPowerPointが出来上がる仕組み

難しい内容を省いて、簡単に説明すると…

【Input】
Markdown形式のテキスト(Markdown形式の書き方は、コチラをご覧ください)

【処理内容】
・Markdown形式のテキストを解析する
・Pythonの「python-pptxライブラリ」を使って、Markdown形式のテキストから、PowerPointのプレゼンテーションを作成
・ダウンロードリンクを生成する

【Output】
PowerPoint形式の「pptx」ファイル
※pptxファイルのダウンロードリンクが表示されます。

実際に指示を出してみよう

今回は、「Threadsの使い方〜Twitterとの比較とはじめかた〜」の内容を抜粋して、PowerPointにしてみたいと思います。

スクリーンショット 2023-07-09 9.58.26.png

※ChatGPTの「Code Interpreter」では、ファイルのアップロードにも対応をしていますので、理論上はMarkdown形式のファイルをアップロードして作ってもらうことも可能です。しかし、今回の実験では、プロンプト本文に記載をすることで作成テストを行っています。

プロンプトはコチラ

本文を追加 (1920 × 500 px) (950 × 500 px).png

実際に利用したプロンプト

下記のMarkdown形式のテキストを、下記の指示に従って、PowerPoint形式のスライドファイルとして出力して、最後にダウンロードリンクを示してください。

○指示
・Markdown形式のテキストを解析し、Pythonの「python-pptxライブラリ」を使用する
・出力は、「pptx」形式のファイルとする
・「##」がスライドの単位です
・「###」はスライド内の見出しです
・「##」「###」以降のテキストは、そのままスライドへ貼付してください

○Markdown形式のテキストは下記
(こちらにMarkdown形式のテキストを貼付する)

※貼り付けたMarDown形式のテキストはコチラ
スクリーンショット 2023-07-09 10.57.55(2).png

アウトプット

上記のプロンプトによって、以下のスライドが出来上がりました。

スクリーンショット 2023-07-09 11.18.34.png

やってみた感想

もちろん、このままスライドに使えるわけではありません。また、今回インプットに使ったMarkdown形式のテキストも、ブログ記事のために作成したものなので、スライド向きではなかったことも考慮する必要があると思います。

スライドの雛形としては使えそうな気配がしていますので、「スライドの雛形を作るには…?」という視点で、活用方法を考えたいと思います。

そこで、以下のフローで作業を行うことで、うまく活用できるのでは…?と考えました。

  • Markdown形式で「##」「###」を意識して、テキストベースで資料を作成する
  • ChatGPTへの指示で、ここで作成したMarkdown形式を、箇条書きへ要約してもらう(特に、本文にあたる「###」内のテキスト)
  • 要約版のMarkdown形式をインプットにして、今回紹介した流れに従って、PowerPoint形式に変換
  • できあがったPowwrPointファイルを雛形にして、自分でブラッシュアップする

この流れで再トライした結果を、近々またアップしようと思います。

この記事は、著者が運営するメディア「ぬるぺでぃあ」でも読むことができます(記事はコチラ

4
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?