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AWS認定資格12冠を全て一発でとった時の勉強法と取得のススメ

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はじめに

今年AWSの資格12冠を制覇しました。長らく書いていなかったですが、年末ということで書き連ねていきます。短い道のりではなかったですが、結果すべて一発で取得することができたので、おすすめの勉強方法や試験取得の感想とかを書こうかと。

11冠の時書いた記事の更新版です。

前提

職業:AWSメインのクラウド基盤のエンジニア。たまにAzure、GCPも。(一応どちらもPro相当の資格を保持しています。)パブクラへの移行に関するコンサル、基盤設計、構築など色々やってます。
一応Top Engineers(Service)、ALL Certificate Engineers(昨年11資格を取得したので)に認定されてます。

AWSの試験について

以下に資格に関する説明が記載されています。
https://aws.amazon.com/jp/certification/exams/
基礎コース、アソシエイト、プロフェッショナル、専門性の4ジャンルに別れ
AWSに関する知識や専門性を保持していることが証明できます。
合格後3年で失効するため、3年以内に更新するか、上位資格を受験して合格する必要があります。

AWSと人生

私とAWSの出会いは2018年でした。当時オンプレで、Windowsやら、LinuxやらJP1やら色々な製品を触っていましたが、しっくりこず・・・・当時の上司(前職)に相談したところ、AWSやってみない?と言われたのがきっかけです。
2018年にソリューションアーキテクトアソシエイトを取得し、実際の案件に入ったのは2019年でした。
そこから、AWSをメインとするチームビルドに携わってきたのですが、当時はスキルが全然ないことに悔しい思いをする毎日でした。その当時は資格にさほど興味がなかったのですが、当時のチームリーダーがプロの資格を持っており、お客さんの前で、サービスの使い方や設計などに関して話す姿を見て、自分も勉強しようと強く感じたことを覚えています。まぁ、全冠取るのは転職してからなのですがw とはいえ、AWSが私の社会人人生の一部になっていることはこの図を見てもよくわかります。クラウドよりオンプレをやっていた時代の方がまだ若干長いのですが、この3年は特に濃かったなと・・・幸いにも、自分にはクラウドがかなり合っていたので、楽しい毎日です。
クラウドに何を面白さとして求めるかは人それぞれですが、私の場合、「変わることが面白い」と思っています。
AWSをはじめパブリッククラウドは、アップデートが多いので、昨日できなかったことが今日できるということが現実的にありうるのです。昨日まで考えていたアーキテクチャはもう古い、このアーキテクチャの方が良いという議論もできますし、一度覚えた知識でも常にアップデートする必要に迫られます。これが私にとっては”面白い”のです。
今後もAWSをはじめ、クラウドメインでしばらくはやっていこうかなぁと思う、この頃です。

スクリーンショット 2022-12-30 14.51.37.png

スコアと取得日

細かい攻略法は、リンクのブログを見てください。
特に追加したPASは、新しい試験ですので、まだまだ情報が少なかったりです。
SAPは1回更新しておりますので、ご注意を。

分類 資格名 略称 取得日 スコア 受験記
基礎コース AWS Certified Cloud Practitioner CLF 2021/5/29 943 なし
アソシエイト AWS Certified Solutions Architect – Associate SAA 2018/3/8 なし なし
アソシエイト AWS Certified SysOps Administrator - Associate SOA 2019/8/24 720 なし
アソシエイト AWS Certified Developer - Associate DVA 2021/5/22 959 DVA
プロフェッショナル AWS Certified Solutions Architect - Professional SAP 2020/2/10 783 SAP
プロフェッショナル AWS Certified DevOps Engineer - Professional DOP 2021/7/3 910 DOP
専門知識 AWS Certified Security - Specialty SCS 2021/4/3 914 SCS
専門知識 AWS Certified Database - Specialty DBS 2021/8/7 847 DBS
専門知識 AWS Certified Advanced Networking - Specialty ANS 2021/9/23 931 ANS
専門知識 AWS Certified Data Analytics - Specialty DAS 2021/11/28 864 DAS
専門知識 AWS Certified Machine Learning – Specialty MLS 2022/2/19 809 MLS
専門知識 AWS Certified SAP on AWS – Specialty PAS 2022/9/11 822 PAS

個人的難易度

個人的な難易度です。
アプリケーション、機械学習など普段触れていないところはやはり難しかったのと、SAPは問題文が長かったり、
範囲が広くて大変だったので上位にしています。

順位 資格名 略称 難易度
1 AWS Certified Solutions Architect - Professional SAP ★★★★★
2 AWS Certified Machine Learning – Specialty MLS ★★★★
3 AWS Certified Data Analytics - Specialty DAS ★★★★
AWS Certified SAP on AWS - Speciality PAS ★★★
AWS Certified DevOps Engineer - Professional DOP ★★★
AWS Certified Advanced Networking - Specialty ANS ★★★
AWS Certified Database - Specialty DBS ★★
AWS Certified Security - Specialty SCS ★★
AWS Certified AWS Certified Developer - Associate DVA ★★
10 AWS Certified SysOps Administrator - Associate SOA ★★
11 AWS Certified Solutions Architect – Associate SAA ★★
12 AWS Certified Cloud Practitioner CLF

おすすめの取得順番

個人的におすすめの取得順序です。
①AWS Certified Cloud Practitioner
言わずもがな、初心者ならまずこれが基礎。
コンプリートしないなら、SAAからの取得でもよい。

②AWS Certified Solutions Architect – Associate
AWSをこれから使っていくなら絶対にとってほしい資格
出題範囲は広いが基礎的な考え方が身につくので、まずは取得することをおすすめします。

③AWS Certified SysOps Administrator - Associate、
 AWS Certified AWS Certified Developer - Associate
とりあえず、アソシエイト3冠を目指しましょう。
DevOps的な考え方や、Codeシリーズ、サーバレス、コンテナ、DynamoDB等に関する知識が身につきます。

④AWS Certified DevOps Engineer - Professional
個人的にDeveloperの勉強しちゃえば取れるんじゃないかくらいの難易度、Developer、SysOpsを取得した勢いで
取ってしまえば良いと思います。

⑤AWS Certified Security - Specialty
SAPの前に受けることがおすすめ。SAPと出題範囲が一部かぶっているので、
ここで勉強しておくと良いかと思います。

⑥AWS Certified Solutions Architect - Professional
一番難しいと言われる、SAPですが、ここまで取得できたのであれば、
きっと大丈夫!

⑦AWS Certified Database - Specialty、AWS Certified Advanced Networking - Specialty
そこまで難しくはない、試験範囲が狭いので、むしろいつ受けても良いと思います。

⑧AWS Certified Data Analytics - Specialty
MLSの前に受けることをおすすめします。
MLSはDASで勉強した、データ解析系の知識が出題範囲に含まれており、
基礎を抑えておくという意味で、先に取っておいたほうがよいです。

⑨AWS Certified Machine Learning – Specialty
機械学習に触れたことがある人には簡単かもしれませんが、
全くの初心者からすると、まずは機械学習の基礎を勉強するところから始める必要があリます。

⑩AWS Certified SAP on AWS – Specialty
SAPに触れたことがなかったので、用語がわからず大変でした。
ただ、構成自体はEC2メインなので、出題範囲としてはすごく少ない。いつ受けても良いですが、
あまり自分は必要に迫られなかったので最後です。

#なぜ12冠を目指そうと思ったのか
転職して、周りにPro持ちが結構多く、希少価値がないなぁと思い、
全冠取得しようと思いました。また、AWS TopEngineerやAll Certificate Engineerを目指すのも
いいなぁと思い、1つの目標にしました。

試験取得のメリットというか感想

・全部コンプリートという満足感が得られた
・普段触らないサービスに関して体系的に学ぶことができた→これ大きいです。普段意識しないようなところを問う問題が出たりするので、ベスプラやアンチパターンの勉強になリました。
・周囲からの評価向上(多分、、、とりあえず宣伝しました。

試験までに何をやるか

1.試験ガイドを読む
https://aws.amazon.com/jp/training/?nc2=sb_tc
出題される分野、配分をしっかり読みましょう。
ここに書いてあるものを中心にドキュメントを読み漁ることができます。

2.オンライトレーニングを受ける
試験ガイドを読んでもいまいちイメージ湧かない。
何をやればいいかわからないという中でとりあえず始めたのがこれ
スキルビルダーで検索すると出てきます。
https://explore.skillbuilder.aws/learn

機械学習、データ解析関連は、Udemyのオンラインコースを受けました。
英語でも、Edgeの字幕翻訳機能を使ってみました。
詳細は、各種資格の取得方法を見てください。
https://www.udemy.com/

3.ホワイトペーパー、BlackBelt、良くある質問、メジャーどころな製品のユーザガイドを読む
Udemyにないものや、模擬試験がない場合これを見るのが手っ取り早いです。
試験ガイドに記載されているホワイトペーパーや、知らない製品のBlackBelt
を見ましょう。
よくある質問は、結構ためになります。気づく点が多いですね。
この辺は、次に説明する問題をときながら、弱い部分を中心にで良いかもしれません。

4.問題集を解く
以下2つを購入しました。
以下問題集を繰り返しとき、間違えた問題、不安な問題を中心に解説や、関連するドキュメントを読みました。
Udemyの方は2周して、90%程度は取れる状態にしました。
※Udemyはセールの時に買うのがお勧め!
解いていると、なんじゃそりゃみたいな質問や回答がたくさんあり、
自分が勉強すべき分野がはっきりするので、問題集→間違えたor不安な問題の関連サービスのドキュメントを読むという勉強が一番効率が良かったと思います。

最近公式模試が無料かつ、解説付きになったので、そちらも受けてみると良いかと思います。

問題の解き方

サンプル問題や問題集などをみるとわかるのですが、問題文に書いてあるキーワードから、最も適切な選択肢を選ぶことが要求されます。
例えば、「コストを最重視する」、「可用性が重要」、「運用が楽なもの」等々
この辺りは、各種試験のオンライントレーニングで解説してくれるので、そちらを見ることをお勧めします。
この辺りは慣れもあるので、ガンガン問題解きましょう。

その他

これからどうやって勉強していこうかと思ってる人にはお勧め。

認定準備のワークショップなどもやってくれていて、こちらもお勧めです。

Tips

試験の予約が結構埋まってしまうことが多く、早めに予約することがお勧めです。
また、試験の種類にもよりますが、集中力が要求されるため、前日は早めに寝ることをお勧めします。

まとめ

今年も全冠維持することができました。
今後もAWSの資格は頑張って維持、布教していこうと思っています。
ここまで来れたのも、技術ブログを書いてくださる先人の皆様や、情報共有してくださるエンジニアの皆様のおかげです。私もその一員として、積極的なアウトプットを行い、この界隈を盛り上げていけるように頑張っていこうと思います!
(来年も頑張ります!)良いお年を!

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