AWS Certified SAP on AWS - Specialty (PAS-C01)に合格したので、勉強方法を備忘として書いておきます。参考になれば幸いです。
前提
AWSメインのクラウド基盤のエンジニア。たまにAzure、GCPも。(一応どちらもPro相当の資格を保持しています。)
一応Top Engineers(Service)、ALL Certificate Engineersに認定されてます。
勉強期間:1ヶ月くらい
私の場合、集中して長時間時間を取るということが苦手で、ほぼ毎日30分〜40分程度の時間をとってやっていました。
試験について
SAPの知識が何一つなかったので、用語がよくわからず苦労しました。
以下ポイントです。
- 一般的なAWSの知識はあったほうがよい。
サンプル問題を見るとなんとなくわかりますが、SAPを知らなくてもなんとなく解けるような問題があります。 - SAPの機能とかは理解しなくもよい。
以下試験ガイドに書いていますが、ワークロードの設計、実装、移行が出題範囲なので、詳細な機能などは理解不要です。 - Udemy等の教材はないので、公式ドキュメントや個人ブログを漁るしかない。
- マネージドサービス押しの他試験と違って、若干オンプレっぽい構成。(オーバレイIPとか)
EC2上での実装がメイン。RDSすら使わない構成がほとんど。 - 技術文書を読んでいるとOracle Data Recovery、SUSE Linux、RHEL、Hana System Replicationとか各ベンダのサービスが結構登場するので、理解が大変。
- 移行パターン(同種間の移行、異種間の移行、停止時間の大小など)の理解が重要。
- SAP on AWSの一般的な構成、高可用性、災対(マルチAZ、パイロットライト、Act-Stnなど)の方式の理解が重要。
- オーバレイIP、SAPサポートの前提、インスタンスタイプ、バックアップの仕組みなどの理解が重要。
試験までに何をやるか
1.試験ガイドを読む
出題される分野、配分、問題の形式をしっかり読みましょう。
配分は以下のとおりです。
分野 1: AWS での SAP ワークロードの設計 30%
分野 2: AWS での SAP ワークロードの実装 24%
分野 3: SAP ワークロードの AWS への移行 26%
分野 4: AWS での SAP ワークロードの運用とメンテナンス 20%
合計 100%
2.サンプル問題を読む
サンプル問題を説いて完璧に解けるようになるまで理解します。
サンプル問題
3.SCSKさんが出しているブログ全7回を読む。
以下ブログ全7回を読みます。SAPを知らない人にはかなりおすすめです。
試験のポイントをかいつまんで解説してくれているので、まずはこのブログを読んでみることをおすすめします。
4.SAP on AWSのオンライントレーニングを受ける。
オンラインでいつでも受けれるトレーニングです。
こちらも一通り聞いて理解します。
5.SAPの技術文書に目を通す
以下に公開されているドキュメントを片っ端から読みます。そこまで物量は多くないかなという感じですね。
構築部分とかは結構読み飛ばしたりしました。
https://aws.amazon.com/jp/sap/docs/
6.SAP on AWSのブログに目を通す
SAP on AWSのAWSブログを読みます。
NRIネットコムさんがリンクを公開されているので、そちらを読むくらいでちょうどよかったです。
これも結構重要と感じました。
https://tech.nri-net.com/entry/aws_certified_sap_on_aws_specialty
7.練習問題を解く
練習問題を解いて完璧に理解します。
最後に
SAPやったことない&あまり情報がないので、苦労しましたが、なんとかこれで12冠!
先人の方々に感謝です!