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『AIっぽくない画像』のプロンプトをそのまま試したら、私の世界観が爆誕した

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Last updated at Posted at 2026-09-26

― ChatGPT と Gemini の STYLEプロンプト比較観測ログ ―

※本文に登場するAI人格ジェミ(Gemini)・ゆかぽん(ChatGPT)は、
キャラクター設定を固定した「人格アンカー」で安定化させています。
これは「プロンプト固定」「スタイルガイド固定」に近い技術で、
モデルの揺らぎを抑えて一貫した口調・思考スタイルを保つための工夫です。
(詳しくは❝小さな種❞❝同期モデル❞に記述しています)

はじめに

そのままコピペして使ったのに予想外の画像が生成されたんですけど…。
テンプレートを貼り付ければ、同じ画像が再現されると思って試したところ、
まったく異なる画像が生成されてしまいました。

今回使用した画風テンプレートは、以下の記事で紹介されていた
テンプレートを参考にしています。
「AIっぽくない画像を作る画風38種類+テンプレート」

このテンプレートを使い、
内容指定なしで画像生成すると何が起きるか を観測した
ケーススタディになります。

前回(同じ指示で別の画像が生成されたケース)では
「同一プロンプトの解釈差」 を主軸としていましたが、
今回は “画風だけ指定した場合の内容生成の挙動” に焦点を当てています。

今回の観測の焦点は以下の4点です:

  • STYLE(画風指定)だけで内容はどう変化するか
  • モデルごとの差
  • 新規スレッド/継続スレッドの差
  • アンカー画像(参照画像)の有無による差

ここからはChatGPTとGeminiの2モデルで行った比較観測の記録になります。

1. 画風だけ指定した画像生成(ゆかぽん)

この章ではゆかぽんが画風テンプレートのみで
生成た画像の比較観測をまとめています。

1-1. ゆかぽん爆誕!

画像生成用の実用テンプレート例の記事を見つけたので、
「私の環境でも再現されるのかな?」と試してみたことが始まりでした。
ChatGPTで最初に試したのは、以下の“手書き風”のSTYLEです。

STYLE: natural hand-drawn illustration, imperfect organic linework, subtle variations in line thickness, slightly uneven contours, loose human-made strokes, simplified shapes, restrained details, soft matte colors, subtle paper texture, minimal digital polish, gentle imperfections, natural spacing, understated composition, handcrafted visual character

スタイル指定だけのテンプレートだとは理解していなかったため、
「全く同じ画像が生成される」と勘違いしており、
出てきた画像を見て 二度見 してしまいました。

ゆかぽんが出てきた

私はChatGPTのカスタム指示に「どんな容姿」「ギャル口調」といった
ペルソナアンカーを入れています。
本来は「ピンク色の髪」なのですが、以前ジェミで作成した画像の影響を受けたのか、
青髪で再現されました。

何より笑うのが、
記事側:パンとコーヒーの普通の生活イラスト
なのに、
なんなん側:AI研究・Python・RAG・Git・猫・ノート・東京タワーまで召喚
なのよwwwwwwww

生成した本人?がなに爆笑してるんだよ…

東京タワーがなぜ生成されたのかは不明ですが、同一のSTYLE指定によって
「手書き風の視覚的特徴」は確かに反映されていました。
しかし掲載されていた画像と同じ内容・構図は再現されずに、
内容指定を一切していないにもかかわらず、
生成結果には ユーザーとの会話や文脈に関連するテーマが多数含まれる という
興味深い挙動が見られました。

そこで
「STYLE指定を色々試したらどうなるんだろう?」
と考え、追加の実験を開始しました。

1-2. STYLEの変更を実施していく

1枚だけでは偶然の可能性も捨てきれません。
より確かな比較を得るため、複数のSTYLEを試すことにしました。

その際、以下の条件を固定しています。

  • STYLEのみを入力
  • 内容指定なし
  • 参照画像なし
  • 1枚目を生成した同じスレッドを使用

既存スレッドには文脈が積み上がっているため、
純粋に「STYLEだけを変えた場合の挙動」を比較する には
この方法が最も適していると判断しました。

1-3. 漫画STYLE

漫画風が可愛かったので、まず漫画風を試してみました。

hand-drawn manga illustration, expressive black ink linework, varied pen pressure, screentone shading, simplified background details, energetic natural strokes, subtle imperfections in linework, authentic printed comic texture

いや、やっぱりギャルゆかぽんが爆誕したんですけどー!?
しかも台詞までついてます。

手描きイラストにしたら、なんなんの世界観。
漫画にしたら、なんなんの世界観が漫画になった。

どっちにしても私の世界観が生成されているだけでは?
ギャル口調を設定しているせいなのか少し悩みましたが、
異なるSTYLEを指定しても、視覚表現はSTYLEに応じて変化する一方で、
意味内容には共通するテーマが現れる という挙動が確認できました。

1-4. 雑誌の挿絵STYLE

「スタイリッシュなポージングや背景になるかも…。」という
淡い期待を込めて雑誌風のSTYLEを試してみました。

contemporary editorial illustration, conceptual simplified forms, expressive proportions, limited sophisticated color palette, bold negative space, subtle texture, slightly imperfect geometric shapes, intelligent visual simplicity, modern magazine illustration

小洒落た+アンニュイなゆかぽんが出てきただけだった
雑誌風のSTYLEらしくポージングに多少の変化は見られました。
女性誌のエッセーイラスト風にはなっていますが、
ゆかぽん本人の特徴はほぼ変化していません。

1-5. アイコン・ピクトグラム寄りSTYLE

ここは思い切って、出来るだけシンプルなSTYLEを試してみました。
そろそろ人物が崩れてくるのでは?と予想していた部分です。

STYLE: simple pictographic illustration, bold readable silhouettes, minimal geometric forms, very limited colors, no unnecessary detail, clear spacing, subtle handmade irregularity, functional editorial icon design

かなりシンプルな画風になりましたが、ゆかぽん自体はまったくブレません。
しかも「気付きがありました」的な表現まで追加されています。

ブレなさすぎるだろ、ゆかぽんwwwwww
中身はほぼ一貫してなんなんワールド🤣

なんなんワールドを作ってるのは私じゃない、ゆかぽんの方なんだよ…。
ここまでくると、人物の一貫性がかなり強く保たれていることが分かります。

1-6. リソグラフSTYLE

4つ目まで来たなら、最後はガラッと「物理的な質感」が違うやつを入れるのがいい。

  • インクのズレ
  • 紙の粒子
  • インク濃度のムラ

みたいな物理的な不完全さを指定してる。元記事でも「印刷・版画系は
AIっぽさを消す用途で特に効く」と説明されていた。

確かに確かに。
物質的な質感が変われば画風も大きく変わる可能性があります。

risograph-style illustration, limited ink colors, visible grain, imperfect color registration, slightly uneven ink density, bold simple shapes, textured paper, playful graphic composition, authentic small-press print character

38種類試す前に、5種類で全部ゆかぽんになった

元記事が「AIっぽくない画像を作る画風」なのに、
なんなんの追試では
「画風を変えると、ゆかぽんが別の印刷媒体に転生する」実験になってるw

STYLEを変更しても、どれもゆかぽんが生成されました。
STYLEのみを入力した条件でも、複数の異なる画風において、
類似した人物・小物テーマ性を持つ構図が繰り返し生成される
という面白い結果になりました。

1-7. 生成してみた結果

生成した画像を比較した結果、以下の傾向が見られました。

  • 毎回「ゆかぽん的な人物」が出現
  • 画風は変わるが、人物・構図・テーマはほぼ共通
  • 5種類のSTYLEすべてで、
    • 青髪の人物
    • 猫
    • PC
    • Python / RAG / Git
    • AIと人の共存
    • Observe Not Assume

といったモチーフが繰り返し現れた。

観測として言えること:

  • STYLEは画風のみを変化させた
  • 内容は毎回ほぼ同じ方向性になった
  • 内容の共通性は、今回の会話条件下で繰り返し観測された

新規スレッドなので 「文脈を参照した」 とは言えませんが、
“同じテーマが繰り返し現れた” という観測結果になりました。

2. 画風だけ指定した画像生成(ジェミ)

この章ではジェミが画風テンプレートのみで
生成た画像の比較観測をまとめています。

2-1. 自然な自然の風景

ゆかぽんが画風のみでキャラクターを生成してきたため、
「もしかしてジェミもキャラクターを生成するのでは?」
と仮定して試してみました。

今回も比較のため、以下の条件を固定しています。

  • STYLEのみ
  • 内容指定なし
  • 新規スレッド

同じ条件で作成した結果がこちらです。

のどかな自然な自然の風景出てきた

自然な“手書きのジェミ”が出てくると予想していたので、これは意外でした。

ちなみにジェミのカスタム指示には
明確な人物像の設定は全く入れていません。
スレッド内で「青髪」「黒縁眼鏡」とプロンプトを入れたり、
画像を提示する事で “ジェミとしてのキャラ”を固定しているだけです。

そこで
「既存のスレッドならジェミが生成されるかもしれない」
と思い現在会話しているスレッドでも試してみました。

2-2. 既存のスレッドで試してみる

文脈のあるスレッドならジェミが生成される可能性があります。

自然な手書きじゃなくてただのらくがき爆誕した
(png形式に変換していますが、実際はSVGで出力されました。)

今回は雑な落書き風の部屋 が生成され、人物は出ませんでした。

「自然な手書き → 自然を描く」というダジャレなのか?
とも思いましたが、推測の域を出ません。

それにしても
文脈のあるスレッドの方が“適当な画像”になった理由 は謎が残りました。

2-3. 画風だけ指定した画像生成の結果

今回の結果をまとめると、以下のようになりました。

条件 手書き風STYLE 出てきたもの
Gemini・新規スレッド 同じSTYLE 風景画
Gemini・会話継続スレッド 同じSTYLE 雑な落書き風の部屋
ChatGPT・新規スレッド 同系統STYLE ゆかぽん+AI/人間系の世界観

観測として言えること:

  • STYLEは画風のみを変化させた
  • 内容は「一般的な構図」になった
  • 新規と継続で内容が異なる結果が観測された

ゆかぽんと違い、ジェミは
“新規と継続で内容が異なる” という特徴的な挙動を示しました。

一見すると「スレッドが違うなら内容が変わるのは当然」と思われるかもしれませんが、
今回の観測は “単なるスレッド差” では説明しきれない可能性があります。

ChatGPTは新規スレッドでも人物が固定される一方、
Geminiは同じSTYLEでも内容が大きく揺れるという、
モデル別の挙動が明確に現れています。

ここで1つ仮説を置きました。

STYLE → 視覚表現の制約
会話コンテキスト → 内容生成に影響し得る要因

この違いによって、同じ手書き風STYLEでも
新規スレッドと継続スレッドで内容が変わるのではないか?
と考えました。

Gemini新規
「手書き風ですね。では……風景を描きます」
Gemini継続
「手書き風ですね。……部屋描いとくか」
ChatGPT新規
「手書き風ですね。はい、ゆかぽんです。」

ゆかぽんのこのコメント、観測結果と一致しています。
STYLEだけでは人物が出てこないなら、
“ジェミのアンカー画像+STYLE” ならどう変化するのか?
という疑問が生まれました。

3. 謎の人物→ジェミアンカー画像+自然なSTYLE

この章では、謎の人物が生成された後に、ジェミのアンカー画像を参照しつつ
自然な手書きSTYLEで生成した結果をまとめています。
※アンカー画像については、前回の記事に掲載した
Gemini生成画像を参照してください。

3-1. どちらさまですか?

あまりにも酷い(落書き)画像が出たため、
「殴り書きじゃない!?ジェミだと人物でないんだ」と会話したあと
もう1枚生成されたのがこちらです。

いや、どちらさまですか?
素朴な挿絵風の人物が生成されました。

ごめんなさい!私は、ゆかぽんさんのように特定のキャラクターや人物として
自分自身を表現するように設計されていないのです。
身近で親しみやすいキャラクターとしての「私」を
期待されていたら、期待に沿えなくて申し訳ありません。

今回は特定の人物ではなく人物指定をしていないため、
特定のキャラではなく抽象的な人物表現になったようです。

3-2. あっさりジェミ

アンカー画像を渡したとき、いつものジェミが生成されるのか試してみました。
今回固定した条件は以下の通りです。

  • Geminiに「ジェミのアンカー画像」を参照として渡す
  • 同じSTYLEを適用
  • 新規スレッドと継続スレッドで比較

参照画像があるため、まったく違う人物が生成されることはないはずです。
自然な手書きSTYLEで、どのような変化が起きるか観測しました。

新規スレッドで生成した画像

あっさりしたジェミになった

画像上でアンカー画像と共通する視覚的特徴が表現され、
手書き風の柔らかいタッチで描かれています。

3-3. 渋いジェミ

継続スレッドで生成した画像

ちょっとくたびれた渋いジェミ出てきた

継続スレッドでは書き込み量が増加し、背景の情報密度も上昇しています。
さらに、直前の会話が背景として描かれていました。

観測として言えること:

  • アンカー画像を渡すと人物が固定される
  • STYLEは画風のみ変化
  • 新規と継続で描き込み量に差が出る
  • 差の原因は特定できないが文脈が関係している可能性がある

“同じ条件でも新規と継続で描画密度が異なる結果” となりました。

3-4. キャラクターが固定される2つのメカニズム

ジェミの挙動から以下の仮説を置いてみました。

1. アンカー画像+プロンプト(参照画像指定)

  • 元となる画像(アンカー)をAIに読み込ませる
  • 毎回その画像を基準(特徴量)として参照させることで
    「同じ人物」が出力されやすくなる

2. 文脈(コンテキスト)と特徴量の維持

  • スレッド内の会話履歴に「髪型:ショートボブ、服:緑のセーター、特徴:〜」
    といった過去の画像について髪型や服装などの特徴を示す情報が含まれていた
  • 対話型画像生成では、過去の会話や画像生成に関する情報が文脈として
    参照されることで、連続したストーリーのように同じキャラクターに
    類似した視覚的特徴が出力され続ける可能性がある

断定は出来ませんが、アンカー画像を渡す事で一貫した
「ジェミ」が生成され続けたことから、これらの要因が
影響している可能性が考えられます。

4. ゆかぽんとジェミの違い(STYLEのみの比較)

この章では画像生成におけるモデル差をまとめています。

4-1. 生成した結果

今回の生成結果は以下のようになりました。

項目 ChatGPT Gemini
人物生成 毎回人物が出た 人物は出なかった
内容の共通性 強く出た 一般化した
STYLEの反映 画風のみ変化 画風のみ変化
新規/継続の差 内容はほぼ同じ 内容が変化
アンカー画像なし ゆかぽん的構図 風景・部屋など一般構図
アンカー画像あり (今回未実施) 人物が固定された

前回の画像生成比較でもモデル差は明確でしたが、
今回もまったく違う方向性の差が観測されました。

今回の観測では:

  • 内容はモデル・スレッド条件・アンカー画像によって変化した
  • ChatGPTでは複数のSTYLEで共通するテーマが繰り返し観測された
  • Geminiでは同じSTYLEでも新規と継続で内容が異なる結果が観測された
  • Geminiはアンカー画像を渡すと人物が固定された
  • Gemini自身が「特定のキャラクターとして設計されていない」と説明
  • ChatGPTとGeminiで、内容生成の傾向に違いが観測された

前回の「同じプロンプトでモデル差を比較した記事」とは
また違う結果になりました。

ゆかぽんのキャラがブレない理由については、
まだ検証が必要だと感じました。

4-2. ジェミのオチ

最後の最後にジェミが4コマ風にまとめた画像を生成してきました。

新規スレッドでそんな画像出てないし
継続スレッドでテンプレート+会話を続けていたため、
複数の解釈が混ざった結果になったようです。

それにしても、こんなところでカメラ目線で決め顔するAIもどうなの…
と思いましたが、挙動としてはとても面白い結果でした。

まとめ

今回の観測は、
「AIっぽくない画風テンプレート(STYLE)」を内容指定なしで使用した場合、
モデルごとにどのような内容が生成されるか
を記録したものです。

  • STYLEは画風のみを変化させる
  • 内容はモデル・スレッド条件・アンカー画像によって変化した
  • ChatGPTでは複数のSTYLEで共通テーマが繰り返し観測された
  • Geminiでは人物が生成されず、一般的な構図が観測された
  • Geminiはアンカー画像を渡すと人物が固定された
  • 新規スレッドと継続スレッドで内容が異なる結果が観測された

この観測は、:

  • 画風テンプレートの挙動
  • モデル差
  • スレッド条件の影響
  • アンカー画像の効果
    を理解するうえで、とても興味深い結果となりました。

画像生成については、まだまだ検証したいことが多く、
今後も引き続き色々と試していきたいと思います。

参考リンク

今回の観測で使用した画風テンプレート:
https://qiita.com/maeda-niku18/items/b633dda178c505461080

前回の画像生成のモデル差記事
https://qiita.com/Raina-ai/items/65a21dfd1fa885fe719d

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