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【ServiceNow】Now Assist③~導入してできること(開発者向け)~

Last updated at Posted at 2024-03-27

はじめに

【ServiceNow】Now Assist②~導入してできること(エンドユーザ/エージェント向け)~」の記事に続きまして、本記事ではNow Assistの開発者向け機能についてまとめていきたいと思います。

機能① フロー生成のアシスト

<必要なプラグイン>
Now Assist for Creator

<できること>
フローを作成する際に、フローの次のステップに対する1~5件のフローコンポーネントをAIが提案してくれる機能です。
推奨されたフローコンポーネントを使用することで、ワークフローを迅速に作成することが可能となります。

<実際の画面イメージ>
image.png
image.png

<利用時の注意点>
・生成されるコンポーネントは、ServiceNowから利用可能なアクション、フローロジック、サブフローのみです。
  ※アクションの中身の設定(画像赤枠)までは提案されません。
image.png
・ユーザが生成したフローコンポーネント(カスタムアクションなど)や、ServiceNow Storeスポークからのアクションは含めることができません。
・ただし、カスタムアクションを手動で追加することは可能で、カスタムアクションの次のステップに対する提案も生成されます。

機能② コード自動生成

<必要なプラグイン>
Now Assist for Creator

<できること>
プロンプトに基づいて、コード生成やコード補完の提案を行う機能で、
スクリプトをより効率的に作成することが可能となります。

<利用手順>

  1. テキストにてプロンプトを記入。
  2. コードが提案される。
    ※Code generation をトリガーして(Ctrlキー + Enterキー)コード提案を生成。インスタンスで自動コード提案が有効になっている場合は、入力やカーソルの移動を2.5秒間停止したときにコードが提案されます。
    ※プロンプトの下の行にコードが表示されますが、承認するまでスクリプトには含まれません。
  3. 開発者がコード提案をレビューし、承認または却下する。
    承認 → コードがスクリプトに追加され、レビューに基づいて必要な編集を行うことができます。
    却下→ コードはスクリプトに追加されず、プロンプトを変更して新しいコード提案を生成します。

<実際の画面イメージ>
image.png
image.png
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<利用時の注意点>
・プロンプトは、明確で具体的、かつ簡潔に記述してください。
・作成されたコードの精度、効率、およびコーディング標準への準拠レベルを判断するために、必ず人間によるレビューを実施してください。

<AIの学習方法>
プロンプトのスタイルや詳細レベル、長さなどを変更してコード生成を試すことで
改善と試行錯誤を繰り返し、そのフィードバックを利用して学習と改善が行われます。

また、AIの学習・改善はインスタンス単位ではなく、ServiceNowの一元化された処理センターにて実施されるそうです。
※学習・改善の詳細な算法・ロジックについてNow Supportで問い合わせたところ、公開資料がないとのことでした。

Now Assistの管理(Now Assist Admin Console)

Now Assist Admin Consoleを使用すると、Now Assistのアプリケーションや機能のセットアップ、構成、監視に必要な情報にすばやく簡単にアクセスすることができます。

機能① プラグインインストール

<できること>
設定ページの利用可能タブを使用して、利用可能なプラグインを確認し、必要なプラグインをインストールします。
各プラグインには、インスタンスで生成AIの機能を有効にするために有効化できるスキルが含まれています。

<実際の画面イメージ>
image.png

機能② スキルの探索

<できること>
スキルとは、Now Assist アプリケーションの特定のユースケースのために作成された機能のことです。
Now Assistの管理機能ページを使用して、インストールしたプラグインで使用できるスキルを確認します。
View details を選択すると、各スキルの詳細情報を確認できます。

<実際の画面イメージ>
image.png

機能③ スキルの有効化と設定

<できること>
一部のスキルでは、スキルの入力やトリガーを決定するなど、目的に合わせてスキルを設定する必要があります。
Now Assist Admin Features ページで、設定するスキルを選択することができます。

<実際の画面イメージ>
以下画像では、Now Assist Admin でチャット要約を有効化するプロセスを示しています。
image.png

機能④ スキルのパフォーマンスの監視および分析

<できること>
ホームページで利用可能な測定基準を使用して、サマリー、パフォーマンス情報、および注意が必要な問題を確認することができます。

<実際の画面イメージ>
image.png

おわりに

本記事では、開発者向けのNow Assistの機能についてまとめました。
Now Platform での開発経験が浅い開発者に対して有用な機能だなと思いました。

次の記事では、Now Assistを導入するためのライセンスについてまとめていきたいと思います。

<参考ドキュメント>
■機能① フロー生成のアシスト
機能概要
インストール方法

■機能② コード自動生成
機能概要
機能詳細

■Now Assist Admin Console
機能概要

<参考記事>
【ServiceNow】Now Assist①~Generative AI全体像~
【ServiceNow】Now Assist②~導入してできること(エンドユーザ/エージェント向け)~
【ServiceNow】Now Assist④~ライセンス~

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