#はじめに
pythonではpyenvというツールを使うことで、複数バージョンのpython環境を簡単に切り替えることができるようになります。2系列と3系列との切り替えにおいて重宝します。では、早速pyenvによる、pythonのバージョンを変更の仕方を説明します。
#開発環境
OS:macOS Mojave(10.14.4)
#インストール可能なpythonのバージョンを確認する
$ pyenv install --list
ここでpyenvがインストールできていない人はHomebrewを使ってインストールしましょう。
$ brew install pyenv
#それぞれのバージョンのpythonをインストールする
$ pyenv install 3.7.2
$ pyenv install 2.7.10
#変更可能なpythonのバージョンを確認する
$ pyenv versions
system
* 3.7.2 (set by /Users/user/.pyenv/version)
#現在のpythonのバージョンを確認する
$ python --version
Python 2.7.10
#pythonのバージョンを変更可能なバージョンに変更する
$ pyenv global 3.7.2
$ python --version
Python 2.7.10
ここでpythonのバージョンが適切に変更されていませんね。次のコマンドを入力してください。(以下記事が参考になります。)
pyenvがバージョンを切り替える仕組みを理解する
$ eval "$(pyenv init -)"
再度、pythonのバージョンを確認してみましょう。
$ python --version
Python 3.7.2
きちんと変更できましたね。
仕組みとしてはeval "$(pyenv init -)"で環境変数PATHに.pyenv/shimsを追加し、pyenv globalやpyenv localで該当バージョンのpythonを.pyenv/shimsにコピーしているようです。