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ギター マルチエフェクター MOD Dwarf を無料で使ってみよう(1)

Last updated at Posted at 2024-01-06

この記事には『ギター マルチエフェクター MOD Dwarf を無料で使ってみよう(2)』があります。

MOD App MOD Desktop Appについて

KemperやTone Xにも匹敵するMODが開発したギター マルチエフェクター、アンプシュミレーターMOD Dwarfが無料で使えるようになりました。今までも mod-live-usb (過去の記事)でUSBメモリにイメージを焼き付ければ、そのUSBから起動することで利用できたのですが、今度は起動しているWindows、Mac、そしてもちろんLinuxでも動作するデスクトップアプリとして公開されました。

その名も MOD App MOD Desktop App に変わりました。 MOD Desktopに変わりました。(Ver 0.0.7より)

screenshot_2023-07-17T10:43:58.png

プラグインは製品版のMOD Dwarfと比べて少ないですが、Neural Amp ModelerやAidaXも使えます。

ちなみに有料プラグインを含めたものですが、Nirvana の In Bloom のペダルボードの完全再現が MOD Dwarf 一台で可能です。下記のリンクで音源も聞けるので聞いてみてください。ほかのペダルボードもあるので、自分の期待する音を探すこともできます。

MOD App はまだベータ版です。この記事の最後の gianfranco さんの投稿によるとWindowsの開発者・ユーザの意見も求められているようです。フォーラムで利用した感想などを投稿すると喜ばれるかも。

動作環境

READMEにはWindows上でのみ利用可能となっていますが、MacやLinux用のビルドも用意されています。

それぞれのインストールファイルは下記からダウンロードできます。

あと必要なものは下記の通り。

  • オーディオインターフェース
  • もちろんエレキギター
  • USB接続のMIDIデバイスも使えます

使い方

一番最初のスクリーンショットはわたしの MOD Dwarf のものです。

下記が MOD Desktop のスクリーンショットです。
screenshot_2024-01-08T19:07:26.png

MOD Desktop Appを起動すると下のAudio Deviceのところでオーディオインターフェースを選択し、Start を押します。Windowsの場合だとASIOを選択する場合があるかもしれません。

MODApp.png

あとは Open Web GUI のボタンを押すとブラウザでペダルボードが開くので、エフェクターやキャビネットを配置していきます。ペダルボードの左にならんでいるのがオーディオインターフェースの入力です。わたしはMOTU M4をオーディオインターフェースに使っていますがギター入力は2つ目なので、スクリーンショットでも2つ目の入力からエフェクターに繋いでいます。ペダルボードの右側に並んでいるのが出力で、1番目、2番目が通常モニタースピーカーの左右になると思います。

Open User Files をクリックすると、リソースファイルが保管されているフォルダが開きます。

\Documents\MOD Desktop\user-files の各プラグインフォルダに キャビネットIR(wav)やNeural Amp ModelerのnamファイルやAidaXのaidaxファイルなどを置くことでブラウザ内のプラグインから選択できるようになります(ただし一旦プラグインの削除と再設定が必要かも)。

Neural Amp ModelerのnamファイルはToneHunt.orgからダウンロードできます。

AidaXのaidaxファイルは下記からダウンロードできます。

キャビネットIR(wav)についてもToneHunt.orgでフィルターをかけると出てきます。

最後に

最後にMODのお父さんである gianfranco さんのMOD AUDIOのフォーラムへの紹介投稿を翻訳して紹介しましょう。翻訳が下手なのは悪しからず。

みなさんこんにちは

今日はとてもエキサイティングなものを紹介します。デスクトップコンピュータ向けの MOD App アプリです。ダウンロードしてわたしたちのシステムをインストールすれば、MODデバイス(MOD Dwarfなど)と同じように、かんたんにブラウザ上のバーチャル ギターエフェクターボードで遊べます。しかもすべてあなたのコンピューターで動きます。

これはベータリリースです。
macOSとWidnowsのインストーラーはこちらから直接ダウンロードできます。

2022年の再起動(訳注:たしか一度倒産しました)に、わたしたちは MOD の『オープンソースネス』に向けたソリューションを見つけるという目標を定めました。MOD のオープンソースプロジェクトは独立独歩していく手段を持つという。そのことは単にスイッチを切り替えるものではなく、エコシステムの境界線を見つける必要があるというものでした。MOD のデスクトップ版を持ったことは、その境界線を定義するのに多くのたすけになります。

経験をデスクトップ版にもたらすことは、すでにLinux版では可能なものでした。しかしいくつかの準備が必要でした。新たなパッケージはすべての MOD を試してみたいミュージシャンに、MODデバイスを購入することなくWindowsとMacで簡単に利用できることを目的としています。

ギタリストコミュニティにおけるデジタル処理の需要の増加と、オープンソースのキャパシティがもたらすキーテクノロジー、もっとも著名なものにニューラルモデリングとコンボルーションを使って、わたしたちは MODコミュニティに新たなオーディエンスと成長をもたらす大きな機会を目にしています。

この成長はより多くのユーザを意味するだけでなく、より多くの開発者をも意味します。わたしたちは多くのコミュニティのメンバーがプログラミングしようとして、組込みデバイスにより手を引くのを苦痛に思ってきました。このデスクトップ版はそこにいるすべての開発者のための開発環境をもたらします。システムの一部は Python ですし、文字通りテキストファイルを変更し、ページを更新すればその変更点が確認できます。

現状では、インストラーには公式ストアからのプラグインのいくつかが含まれています。
手を加えた新たなプラグインを手動で追加することもできますが、(まだ)プラグインストアはありません。

わたしたちは追加で努力が必要な機能の大部分ははずしています。それは更に開発する前に(Mac OS版は除く)、わたしがあなたの声を聞きたいからですし、あなたの参加についても知りたいのです。

このリリースと一緒に、わたしたちはまた、そのそれぞれのOS貢献したい人に適応したいのです。わたしは最大限よろこんでその組織化に努力します。@falkTXさんはすでに多くのアイデアを言ってくれていて、その機会を権限の移譲の機会にしたいと思います。

わたしはWindows使いのやってみたい人を招待します。

そしてわたしはそれについてのあなたの考えを熱望しています。

Best regards

Gianfranco Ceccolini, aka The MOD Father

過去の記事

MOD Dwarfを無料で使ってみよう(1) (mod-live-usbの作り方と使い方)
MOD Dwarfを無料で使ってみよう(2)
MOD Dwarfを無料で使ってみよう(3)

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