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MOD Dwarfを無料で使ってみよう(1)

Last updated at Posted at 2023-07-17

はじめに

MOD Dwafとは

MOD Dwarfとはドイツの会社、MOD Audioがクラウドファンディングで開発したギター・マルチエフェクター&アンプ・シュミレーターです。

日本での取り扱いはイシバシ楽器と株式会社エレクトリです。

screenshot_2023-07-17T10:43:58.png

Arch Linux上のDockerコンテナ?で動作しており、オープンソースのlv2プラグイン(Linux版のVSTプラグインのようなもの)や、製品版では有料のlv2プラグインも利用できます。

開発はドイツで行っているようですが、Linuxの音楽環境開発では欠かせないfalkTXさんやGuitarixのbrammer10さんなども携わっているようです。

最新のソースでは今流行りのニューラルネットワークモデルを利用したNeural Amp Modeler lv2(https://github.com/mikeoliphant/neural-amp-modeler-lv2)やAida-X(https://aida-x.cc/)も利用できます。

必要なもの

  • USBメモリ
  • パソコン
  • オーディオ・インターフェース
  • モニタースピーカーかヘッドフォン
  • エレキギター

USBメモリはすべて上書きされてしまいますので、中身が消えても良いものを利用してください。

パソコンはisoイメージをUSBメモリに書き込むのに使用しますし、作成したUSBをブートするのにも使います。パソコンのスペックは高機能な必要はありませんので、2台あると調べものをしながら実際に動かしていけます。わたしはThinkpad x230という古いパソコンでmod-live-usb動かしていますが、特に支障は感じません。

問題はオーディオ・インターフェースです。Linuxで認識される必要がありますので、USBクラスコンプライアントのものを準備してください。専用ドライバーが必要なものは動かない可能性が高いです。わたしが試したのものは、Behringer UM2、Behringer UCG102とMOTU M4ですが、UCG102はモニター出力できないため音を確認することができませんでした。UM2とM4は正常に認識動作しています。

モニタースピーカーかヘッドフォンはオーディオ・インターフェースからの音をモニターするのに利用します。現状はパソコンのスピーカーから出力することはできないような気がします。

最後にエレキギターですが、オーディオ・インターフェースにつないで利用します。

mod-live-usbの入手方法とUSBの作成

はじめに mod-live-usb-v8-x86_64.iso を下記からダウンロードします。 2022年4月6日版が現在(2023年7月16日)最新版です。 もっと新しい版を自分で作成したいという方には別のエントリーでその方法を紹介します。

isoイメージの書き込みにはbalena Etcher(https://etcher.balena.io/)を利用します。

balena Etcherの使い方はここでは割愛します。

mod-live-usbの起動

isoイメージを書き込んだUSBメモリが準備できたら、mod-live-usbの起動です。

1台のパソコンで利用する場合は、一旦パソコンを終了します。
オーディオ・インターフェースとUSBメモリをパソコンにつないで電源ボタンを押します。

IMG-1753.JPG

パソコンのメーカーが表示されている間にF12やF2を押して、USBから起動できるようにします。

IMG-1756.jpg

mod-live-usbが起動画面が表示されるので、MOD Live-USBを選択します。

IMG-1757.jpg

利用するオーディオ・インターフェースを選んで、Advancedオプションでサンプルレートやバッファサイズを選択し、OKを押します。

IMG-1760.jpg

これでmod-live-usbが使えるようになります。

2本のケーブルが伸びていますが、たいてい左側の上からオーディオ・インターフェースのマイク入力、下がギター入力。右側にケーブルが刺さっているのが左右それぞれのスピーカーです。

ギターを鳴らしてみて、どちらかのスピーカー、イヤホンから音が鳴れば正常に動いています。さまざまなプラグインがありますので、実際に繋いでみて試してみてください。

MOD Dwarfを無料で使ってみよう(2)

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