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MOD Dwarfを無料で使ってみよう(3)

Last updated at Posted at 2023-07-23

はじめに

前回、『MOD Dwarfを無料で使ってみよう(2)』では、mod-osをビルドした後、さまざまなプラグインをビルドし、mod-osを実際に使える環境にしました。

今回はこちら(https://github.com/moddevices/mod-live-usb)の最後にも記載がある、live-welcomeとよばれるもののビルドと、最後のisoファイルの作成、Neural Amp Modeler lv2に利用するNAMファイルの取得方法とmod-osへの渡し方など実際の使い方を説明していきます。

live-welcome

上記の説明ではlive-welcomeのビルドはmake -C live-welcomeとだけ記載がありますが、その前に依存するパッケージをインストールする必要があります。その依存関係はmod-live-usb/live-welcome/Makefileに記載があり、下記となります。

$ sudo apt install pkg-config libasound2-dev libjack-jackd2-dev
$ sudo apt install libqt5x11extras5-dev libqt5websockets5-dev qtwebengine5-dev
$ sudo apt install breeze libkf5parts-dev kate konsole-kpart

続いてmod-live-usbディレクトリの中でコマンドを実行します。

$ make -C live-welcome

ビルドが完了したら、オーディオインターフェースの番号を調べた後、./mod-os/start.sh hw:1 48000 128を実行し次のコマンドを実行します。

$ ./live-welcome/mod-live-usb-welcome.local

そうすると次のような画面が表示されます。

Screenshot from 2023-07-22 22-37-42.png

使ってみよう

少し休憩して、実際に使ってみましょう。

わたし自身まだ使いはじめたばかりなので、mod-osについて詳しくないですし、まずギターもいまだ初心者で、エフェクターも持っていません。あるのはパソコンについないだオーディオインターフェース、モニタースピーカー、エレキギターなどです。

ですのではっきり言って、ペダルボードを一から設計する知識も経験も持ち合わせていません。

それでも上記のペダルボードを組めたのは、MOD Dwarfを作った会社であるMOD AUDIOがペダルボードを公開(https://pedalboards.moddevices.com/)していてくれるからです。

上記スクリーンショットはこちら(https://pedalboards.moddevices.com//pedalboards/647ad8c0725e7c37b4667119)をコピーしたものです。(CalfのPhaserはplugins内のMakefileをいじらないとビルドできませんが...)音を聴けるペダルボードもあるので、最初は模倣からはじめるのがよいと思います。

また、mod-osの画面の左下からもペダルボードが選択できるようになっています。

Neural Amp Modeler

ではAIDA-XをNeural Amp Modelerに置き換えてみましょう。

Screenshot from 2023-07-23 09-38-28.png

まず、Neural Amp Modelerとは何かということですが、オープンソースの機械学習でアンプやペダルを学習させたアンプ、ペダルシュミレーターでしょうか。

同じく機械学習を使ったAida-Xもありますが、Neural Amp Modelerの方が公開されている学習したモデル(namファイル)がはるかに多いです。

namファイルはToneHunt(https://tonehunt.org/)からダウンロードできます。

mod-osにはnamファイルは用意されていませんので、ダウンロードしてmod-live-usb/rwdata/user-files/NAM Modelsに保存してください。namファイルが使えるようになります。

isoファイルを作ろう

最後に『MOD Dwarfを無料で使ってみよう(1)』で作成したisoファイルを今まで作成してきたイメージで作成してみましょう。

mod-live-usbディレクトリの中でコマンドを実行します。

$ make iso

また時間がかかりますが、ビルドが完了するとmod-live-usb/archiso/output/mod-live-usb-v9-x86_64.isoが作成されるので、Balena Etcherを使ってisoイメージをUSBメモリに書き込みます。

あとはUSBメモリを差し込んでパソコンを再起動したらmod-live-usbが動くはずですが、わたしがUbuntuとDebianで作成したisoファイルは、起動はするもののうまく動作しませんでした。

これはfalkTXさんから回答をいただいたのですが、今現在、isoファイルは動かないということで、isoファイルを使いたいなら、公開されているものを使いましょう。

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