前回は非構成のディスクをASPに追加しました。
4 非構成のディスクをASPに追加編
今回はOSとライセンスプログラムを入れます。
OSは5770SS1というコードで提供されます。
そのほかにも多くの機能が無償で提供されています。
有償のものはライセンスキーの登録が必要になります。登録しなくても70日間は使えたはず。
導入メディアはB_GROUPx_01~05を使用します。 xは言語グループを示します。
1:Americas/Europe 2:CEEMEA 3:Asia Pacific
中身の詳細は下記を参照ください。
メディアのラベルと内容
OS導入
まずはB_GROUP3_01をASUKAに割り当てます。
メディア割り当て変更方法はライセンス内部コード導入編で紹介しました。
DSTを開きます。
「2.オペレーティング・システムの導入」を実行します。

今回は導入オプションを変更するため、導入オプション「2」で進めました。
日付や時刻は後から設定できるので、ここではしなくても大丈夫です。

インストールが開始されます。
インストールの途中でいろいろなオプションが出てくるので設定します。
・IPLオプション
ここで日付時刻を設定します。
時刻はグリニッジ標準時が使われているので日本時間の9時間前を入力します。
例:日本時刻が15:00だったら6:00で設定
システムの時間帯にカーソルを合わせF4キーを押すとリストが表示されるので日本標準時を指定します。
・復元オプションの指定
今回は新規導入なのでシステム情報は「2=復元しない」にして実行します。

以降、インストールが進行してサインオン画面が表示されます。
サインオンすると「ソフトウェア契約の処理」画面が表示されるので受諾状況をYESにするためにOPT「5」を入力して実行します。

ライセンスプログラム導入
次にライセンスプログラムを導入します。
B_GROUP3_01~05を使用するのでB_GROUP3_01をASUKAにセットしておきます。
ライセンス・プログラムの処理画面に移るので「11.ライセンス・プログラムの導入」を実行します。

導入する物に「1」を立てて実行します。
ここに出てこないものは手で入力する必要があります。

導入オプションが出るので導入装置を「OPT01」にして実行します。

進行中に以下のように「次のボリュームを装填してください」と表示されたらB_GROUP3_02をASUKAに割り当てます。
その後、メッセージに「G」で応答します。

この操作をB_GROUP3_05まで繰り返します。
B_GROUP3_05まで終わると「ソフトウェア契約」画面が表示されるのでF14キーを押して受諾していきます。

全て完了すると「ライセンス・プログラム処理機能が完了した。」と表示されます。

OSとライセンスプログラムを導入編は以上です。
ここまできたら起動モードを「B」「通常」に変更しておくといいかもしれません。HMCでもDSTからでも変更できます。
次はPTFを適用してみます。
6 PTFを適用編
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