はじめに
「IBM Bobに『RobotShopのアプリ、異常ない?』って聞いたら答えてくれる環境」を作りたくて、Instana の MCP サーバーを試してみました。
セットアップ自体は体感15分以内で完了。思ったよりはるかに簡単でした!この記事では連携までのステップと、実際に使ってみた感想をまとめます。
対象読者:Instana を使っている、AI × 監視ツールの連携に興味がある方
MCPサーバーとは?
MCP(Model Context Protocol)は、AIアシスタント(Claude など)に外部ツールを接続するための標準プロトコルです。MCPサーバーを用意すると、AIが直接 API を呼び出してデータを取得・操作できるようになります。
Instana 向けの MCP サーバーは mcp-instana として公開されています。
https://github.com/instana/mcp-instana
セットアップ手順
以下のセットアップ手順ですが、Bobと会話していると進めてくれます。
一部GUIでの設定や接続確認もありますが、それも画面の場所がわからなければBobに聞けば教えてくれます
1. Instana の API トークンを発行する(5分)
Instana の管理画面から API トークンを発行します。
設定 > チーム設定 > API トークン から新しいトークンを作成するだけです。

2. mcp.json に設定を書く(5分)
Bob(AI アシスタント)の場合は .bob/mcp.json に以下を追加します。bobが作ってくれます。
{
"mcpServers": {
"Instana MCP Server": {
"command": "uvx",
"args": ["mcp-instana", "--transport", "stdio"],
"env": {
"INSTANA_BASE_URL": "https://your-tenant.instana.io",
"INSTANA_API_TOKEN": "your-api-token"
}
}
}
}
uvx は Python のパッケージランナーで、uv がインストールされていれば追加インストール不要でそのまま動きます。
3. 動作確認(5分)
bobの右上の設定マークから、MCPページに移動。
Instana MCP Server がConnectedになっていればOKです!再起動したらInstanaの情報を取れるようになっています。

実際にやったこと
セットアップ後、以下のように会話形式で障害調査を進めました。
アプリ一覧を確認
> 直近24時間のアプリケーション一覧を10件取って
→ 全655件登録されているアプリの中から、アクティブなのは2つだけとわかりました。
パフォーマンスサマリを確認
> RobotShop のアプリのパフォーマンスサマリを教えて。異常なさそう?
→ AIが自動でメトリクスとイベントを取得し、こんな感じで返してくれました。
| アプリ | エラー率 | レイテンシ Mean | P99 |
|---|---|---|---|
| Robotshop (EKS) | 🔴 30% | 17,827ms | 60,000ms |
| RobotShop_src | 🟢 0.03% | 23ms | 98ms |
さらに「robot-shop-ratings のインシデントが 74日間オープンのまま」という問題も一緒に拾ってきてくれて、普通に監視画面をぽちぽちするより早く全体像を把握できました。
感想
セットアップがかなり簡単でした!
Instana をすでに使っている方なら、MCPサーバーを繋ぐだけで「AIとペアで障害調査する」体験がすぐできます。ぜひ試してみてください。