PostgreSQLのデータベースクラスタ作成～データベース作成まで

はじめに

PostgreSQLインストール後、データベースクラスタ作成、データベースユーザ作成、テーブルスペース作成までの一連の手順についてまとめました。

前提条件

・本手順の$で記載している箇所は、事前に作成したpostgresユーザで実行すること
・データベースクラスタ作成時のオプションは例

データベースクラスタの作成

• データベースクラスタを作成する。
  $ initdb -D /usr/local/pgsql --pgdata=/usr/local/pgsql/data --xlogdir=[walファイル出力先] --lc-collate="C" --lc-ctype="C" --encoding=UTF8 --username=postgres
• インスタンスを起動する。
  $ pg_ctl start -w -D /usr/local/pgsql/data

psql接続

• psqlに接続する。
  $ psql

データベース作成

• データベースを作成する。
  postgres-# create database データベース名 encoding=UTF8;
• データベースが作成されたことを確認する。
  postgres-# \l
• 作成したデータベースに接続できることを確認する。
  postgres-# \c データベース名

データベースユーザ作成

• データベースユーザを作成する。
  postgres-# create user ユーザ名 with password 'パスワード';
• データベースユーザが作成されたことを確認する。
  postgres-# select usename from pg_user;

データベース権限確認

• データベースに対する権限を確認する。 ※権限がある場合は、"t"、権限がない場合は、"f"が表示される。
  postgres-# select * from pg_user;

データベースユーザ権限設定

• データベースユーザに対する権限を設定する。 ※追加、変更、削除、参照が可能。
  postgres-# grant insert, update, delete, select on all tables in schema public to ユーザ名;

データベースユーザ権限確認

• データベースユーザに対する権限を確認する。 ※権限がある場合は、"t"、権限がない場合は、"f"が表示される。
  postgres-# SELECT * FROM pg_authid;

テーブル権限確認

• テーブルに対する権限を確認する。
  postgres-# \z

テーブルスペース作成

• テーブルスペースを作成する。
  postgres-# create tablespace [テーブルスペース名] LOCATION 'テーブルスペースのパス';
• テーブルスペースが作成されたことを確認する。
  postgres-# \db