はじめに
今回はAmazon Bedrock「Prompt Flows」のS3 Storageノードを使って、入力したテキストをS3の指定した場所に保存するアプリケーションを作成してみました。
「Prompt Flows」は、ノードを配置して生成AIのワークフローを開発・管理できるサービスです。
導入
アプリケーションの全体像は以下の通りです。
①コンテントとオブジェクトキーの入力
②S3の指定された場所への保存
③S3格納URLパスの出力
という流れになっています。
アプリケーションの流れについて説明します。
①コンテントとオブジェクトキーの入力
コンテント(保存したいテキストの内容)と、オブジェクトキー(保存したいオブジェクトの場所)をJSON形式で入力します。
そのため、TypeではObjectを指定します。
②S3の指定された場所への保存
①で入力したコンテントを、S3のオブジェクトキーのある場所に保存します。
まず使用するバケットを指定します。
JSON形式のデータを指定するために、Expressionには、
$.data.content
$.data.objectKey
と入力します。
Outputでは、S3格納URLパスを出力します。
③S3格納URLパスの出力
②で出力されたパスを、フローの最終結果として出力します。
実行結果
今回の実行例は以下の通りです。
・記入例
{
"content": "This is test",
"objectKey": "folder3/AWS.txt"
}
Prompt Flows上では、テキストが保存された、S3格納URLパスが出力されます。
S3上では、指定した、folder3の中に、AWS.txtが保存されていることが確認できます。
また、AWS.txtの中身を確認すると、入力した通り、This is test と表記されています。
さらに、同じオブジェクトキーで違うコンテントを入力すると、上書きをすることも可能です。
{
"content": "Hello, this is the test of S3 node.",
"objectKey": "folder3/AWS.txt"
}
まとめ
今回は「Prompt Flows」のS3 Storageノードを使って、入力したテキストをS3の指定した場所に保存するアプリケーションを作成してみました。
今後はもっと発展した内容の例を作成したいと考えています。