1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

PowerVS IBM i 日記(73): PowerVSでの IBM i のライセンス管理

Last updated at Posted at 2025-03-08

PowerVS IBM i 日記(72): CORの利用(4) - COR サーバーを使って IBM i をバージョンアップする」で、一番不安だったのが、勝手にバージョンアップしてライセンスはちゃんと提供されるの? でした。
このライセンス提供問題(問題というほどではない?)を考えてみたいと思います。

IBM 提供イメージでは即時自動提供

PowerVS IBM i をデプロイする時に、IBMが提供するイメージ(ストックイメージといったりします)をお使いいただければ、デプロイ直後から、ライセンスキーは適用済みです。

image.png

これは、デプロイ時の自動スクリプトで提供されるのでしょう。
IBM のストックイメージからのデプロイ時の自動スクリプトとして「cloud-init」が実行されます。その中で行われているのかもしれません。

自分のイメージからのデプロイや Ver Up の場合は土曜日(のはず)

IBM のストックイメージからのデプロイの自動スクリプトとして「cloud-init」が実行されるのですが、実行されるのは一回限りです。
そのため、自分のイメージからのデプロイや Ver Up の場合はIBM Cloudが用意する「cloud-init」実行されません。

でも、そのような場合に備えて、IBM Cloud では毎週土曜日に、cron ジョブでキーをインスタンスに自動インジェクションしています。

それを待っても、ライセンスキーが適用されない場合は「Mustgather for PowerVS license key issues」を参照して、資料収集のうえお問い合わせください。

なお 「PowerVS IBM i 日記(72): CORの利用(4) - COR サーバーを使って IBM i をバージョンアップする」でライセンスキーが適用されたのは「25/02/16 23:31:19」と UTC で日曜でした。cron ジョブが一件づつ処理して日曜までかかったのかもしれません。その程度、お待ちいただければと存じます。

選択可能個別ライセンスは即時

5733-ICC、5770-HAS、5770-WDS は利用するかしないかを選択できる(=追加課金される)ライセンスです。
これは、即時に反映されることになっています。

5770-WDS を、1ユーザーで購入しました。

image.png

「*NOMAX」でライセンスが適用されていました。これは IBM 側の測定機能の制約のため、このような実装になっていると想像されます。もちろん、正しいライセンス数の購入が必要です。システム上のリミッター設定と、契約行為は全く別の話ですので。

image.png

5770-WDS のチェックを外して更新します。

image.png

利用可能ユーザー数は「0」に変更されました。

image.png

即時更新が確認できました。


当日記のIndexはこちらです。


許可の無い転載を禁じます。
この記事は筆者の個人的な責任で無保証で提供しています。
当記事に関してIBMやビジネスパートナーに問い合わせることは、固くお断りします。

1
1
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?