前回、「 (84): 仮想シリアル番号(VSN)のためのESSリンクの本当のメリットと使用- 2025/08/22」で、仮想シリアル番号のメリットとして Fix Central が利用できることをあげました。
これまでは「(27) PTF 入手は SNDPTFORD で OK! (Docs に「正常に動作しない」とあるけど) - 2020/11/18」のように、SNDPTFORD が必要だったので、アウトバウンドの通信を構成する必要があったのですが、Fix Central が利用できれば、PTF 入手が非常に楽になります。
利用できるか確認しましょう。
今回の環境
TOK04 の S1022 にインスタンスと立てました。
IBM Power S1022のモデルは「9105」 です。
一方、ESS 上のモデルは「(84): 仮想シリアル番号(VSN)のためのESSリンクの本当のメリットと使用- 2025/08/22」のように「4850」です。
シリアルは「VS02ZJ3」が割り振られています。
FixCentral で指定
どちらのモデルを使えばいいか確認してみましょう。
9105 で指定
4850 で指定
どちらでも OK
モデルの入力に迷いましたが、どちらを指定してもちゃんと認識され次に進むことが出来ました。
あとはいつものように、PTF を選択して入手・適用するだけです。
さまざまなメリットがありますので、めんどくさがらずに仮想シリアル番号を使うべきだと思います。
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