#1. 「テスターちゃん」とは
初心者(新人)向けに描かれたソフトウェアテストの漫画
作者さんも現役の方らしい
たまたまJSTQBについて調べていた時に見付けたブログの記事がきっかけで読むようになりました
JSTQBを取るメリット5選
元々(紙の本・電子書籍共に)同人誌として発売されているが、書籍版としても発売されることが決まっている
※因みに書籍版には同人誌版1~5巻までの内容が入る(大人の事情により書籍版には収録出来ない内容も一部あるとのこと)ため、同人誌版の1~5巻は紙・電子書籍共に販売を完了しているらしい
現在の同人誌版は英語版の1巻のみ購入可能となっている
実は自分が唯一通読した仕事関係の本
とは言え、完結した作品ではないのですが
対象読者層は初心者や作者の方も言っているように開発側の人だが、しかしながら個人的にはバリバリ設計等もこなしている経験者や管理者側の人間が読んでも新たな発見が出来ると思う
むしろそう言った立場の人が初心を忘れないように積極的に読むべきでは?
これから「テスターちゃん」を読んで学んだことをまとめて行こうと思います
#2. LOG
「テスターちゃん」で学ぶソフトウェアテスト① イマココ
「テスターちゃん」で学ぶソフトウェアテスト②
「テスターちゃん」で学ぶソフトウェアテスト③
「テスターちゃん」で学ぶソフトウェアテスト④
「テスターちゃん」で学ぶソフトウェアテスト⑤
「テスターちゃん」で学ぶソフトウェアテスト⑥
「テスターちゃん」で学ぶソフトウェアテスト⑦
「テスターちゃん」で学ぶソフトウェアテスト⑧
#3. QAとは何か
QA=Quality Assurance
日本語で言うと品質保証のこと
プロダクトがユーザーにとって満足の出来る品質に至っていることを保証する
#4. テストとは何ぞや
プロダクト(アプリ・Web等)を実際に動かして問題がないことを確認する
##4.1 テストの確認の基本
###1.バグの確認
テストとは、バグを含めて出来るものが出来ないこと、あるものがないこと=意図しない動きを確認する
ソフトウェの動きは以下の4つ
・入力
・計算
・出力
・データ保存
そこに注目する
###2.性能の確認
ユーザーに影響のあるバグが見付からなくなったとしてもそのプロダクトが大丈夫だとは限らない
〔EX〕
とても挙動が遅い、とか
なので、性能の確認も必要である
性能系は基本部分が多いので、早めに確認する
→作り直しになる可能性がある
###3.ユーザー視点での確認
ユーザーとしてそのプロダクトが使い易いかも見る必要がある
企画通りでも使ってみて改善した方がいいことも確認する
ユーザーは絶対こう使うと言う思い込みもあるので、それに縛られないことが必要
##4.2 気付くのって大変
QAが最後の砦と言われているのは、開発・企画が気付かなかったことに気付いて食い止めるから
とは言え、何かおかしいと言うのに気付くのは大変なこと
・プログラムの間違い易いところ
・端末のくせ
・データがどうやって保存されるのか……等
結構幅広い知識が必要となってくるようだ
#5. マイヤーズの三角形
##5.1 課題
以下のプログラムで、テストケースを全て述べよ
【プログラム】
1.このプログラムは、3つの整数を入力出来る
2.この3つの値は、それぞれ三角形の3辺の長さを表すものとする
3.プログラムは三角形が以下のどれかを決めるメッセージを印字する
・不等辺三角形
・二等辺三角形
・正三角形
##5.2 確認してみる
###出来ること
正常系確認
・不等辺三角形になるか
・二等辺三角形になるか
・正三角形になるか
###出来ないこと
異常な入力値
・0を入力
→全部の辺が0の場合
→どれかの辺が0の場合
・マイナス値
→全部の辺がマイナス値の場合
→どれかの辺がマイナス値の場合
・小数点を用いた値
→全部の辺が数点を用いた値の場合
→どれかの辺が数点を用いた値の場合
・整数以外での確認
→文字(かな・カナ・漢字・記号・絵文字等)
・入力しない(空欄にする)
【見落とし易い?】
・A+B<Cの場合
→ちゃんとした整数でも1つの辺が他の辺の合計より長い場合は三角形にならない
##5.3 マイヤーズの三角形のまとめ
・まず正常値は必要
・二等辺三角形はそれぞれの辺についても確認する
・三角形の性質(テスト対象)をわかっていないと出ないテスト観点がある
→盲点となっているところがあるかも
→しっかり頭を回転させて考える必要がある
#6. 続く
一つの記事で同人誌版1巻まとめようとしましたが、結構内容が濃いので、巻数を気にせずまとめていきます