はじめに
2025/6/25
AWS のイベント「AWS Summit Japan 2025」に参加してきました。
簡単にレポートとしてまとめます。
2024年の参加レポートはこちらです
https://qiita.com/zzzzico/items/2be74c3c4ad8575075da
AWS Summit Japan 2025
日本最大の "AWS を学ぶイベント" AWS Summit Japan が 6 月 25 日(水)、26 日(木)の二日間で開催されます。 AWS Summit は、共に未来を描くビルダーが一堂に会して、アマゾン ウェブ サービス (AWS) に関して学習し、ベストプラクティスの共有や情報交換ができる、クラウドでイノベーションを起こすことに興味がある全ての皆様のためのイベントです。
以降は、自分が拝聴したセッションについてのレポートです。
Day1 [10:00 - 11:30] 基調講演 ビルダーと描く新たな価値創造
概要
AWS は、ビジネスや社会の課題に挑戦するビルダーの大胆なビジョンの実行、実現に伴走します。
基調講演では日本のお客様の成長と社会課題の解決のために AWS が進める取り組みと、最もセキュアで日本のお客様にお応えする品質を備えたクラウドサービスの進化をご紹介します。
また、実際に AWS を活用して課題を克服し新たな可能性を見出しているお客様に、先進的なお取り組みを紹介いただきます。
レポート
白幡晶彦さん(AWSJ社長)
- すべてのビルダーに価値創造を提供する。
- 生成AIビルダー学習プログラムで地域から活性化する。
- 過去の資産を武器にするAWS Transformerを紹介。
- 大阪リージョンにAmazon Connectサービス開始を発表。
ラフールパサックさん(AWS)
- 新たに展開するコンピューティング、ストレージ、推論を紹介。
- .Netアプリの移行やVMWareの以降を可能にすることを強調。
- セキュリティを第一に考えるため、CPUのチップから見直している。
ケイトジェンセン(Anthropic)
- Claudeを日本に最適化する。
- 日本の東京にオフィスを開設する。←
三菱電機の事例紹介 Serendie
LayerXの事例紹介 Bakuraku
Day1 [12:00 - 13:00] AWSユーザグループ ブースお手伝い
概要
このエリアでは、これらの日本の AWS ユーザーコミュニティのリーダーたちと、AWS が提供するコミュニティ支援プログラムについてご紹介します。コミュニティステージでは日頃の勉強会からの学びを凝縮して AWS Summit の参加者と共有します。多くのデベロッパー参加・運営するこれらのユーザーグループの最新情報と知見をご覧いただき、皆様もぜひコミュニティにご参加ください。
レポート
- JAWS-UG茨城支部 運営としてお手伝い。
- JAWS-UGというコミュニティをAWS Summit Japan参加者の方々に宣伝!
Day1 [13:30 - 14:00] ソニーグループにおける Agentic AI の大規模展開開始
概要
ソニーグループでは一昨年から生成 AI の活用を進めてきました。昨年からは既にビジネスユーザが Agent を構築できる環境を整備し、社内でのビジネス適応を推進してきました。
今期より 「Agentic AI Platform」 として再構築し、人と AI が協業する新しい業務の在り方を目指しており、その展望について共有します。Amazon Bedrock, Bedrock IDE をフルに活用したグローバルな Agentic AI について、アーキテクチャや実際のユースケースを交えてご紹介します。
レポート
- SONYグループは去年からAgentic AIを導入。
- AgentデプロイのためにStrands Agent SDKを活用。
- シームレス接続性のためプラットフォーム機能を構築。
- AgentのEnd to Endの可視化を行う。ガードレールとエバリエーションを導入。
- 今後はリアルタイムなAgentのコスト可視化、スケールアップをしていく。
Day1 [15:10 - 15:40] ANA の挑戦! AI とデータ活用を牽引するデータ基盤の拡大戦略
概要
ANA はモダンなテクノロジーを駆使し、次世代データマネジメント基盤 「BlueLake」 の機能拡張を 2022 年度から継続的に推進しています。本講演では、4 万人規模の組織におけるデータ民主化を通じ、AI やデータをどのように活用しているのか、客室部門の事例を交えてご紹介します。そして、システムと人材の観点を中心に、「BlueLake」 の拡大戦略についてお話します。AWS と共に築く ANA の挑戦に、ぜひご期待ください。
レポート
- デジタル化の変革としてデータの民主化に取り組んでいる。
- データ基盤「BlueLake」でデータマネジメントを実現。
- CA(客室乗務員)からデータ推進室に異動。
- CAとしての経験とデータを結びつけて変革をもたらす。
- 客室センター社員が自らBIツールを活用するなどデータ活用が進んだ。
- お客様からのフィードバックを集計・可視化。
- まだ人の判断によるフィードバックのカテゴライズの精度は低いがコスト大幅削減。
- 生成AI管理アプリでAIの分析、修正を行う。
Day1 [16:00 - 16:30] クライアントファーストな Honda データ戦略立案と爆速パイロット開発
概要
Honda では現在 SDV の実現に向けての取り組みが進んでいます。一方、開発に必要なデータへの迅速なアクセスが困難な状況が続いていました。この課題を解決するため、実際のデータ活用者を巻き込みながら Amazon の手法を活用しユースケース分析を実施。 AWS と協力してデータの鮮度要件やコスト目標を明確に定義し、これまで課題のあったストリーミング配信に特化しつつ、ユーザーフレンドリーなデータプラットフォームの構築に着手しました。綿密な要件定義と迅速な開発アプローチにより、わずか 3 ヶ月でパイロット環境を構築。エンドユーザーからは高い評価を獲得し、ビジネス展開への道筋をつけることができました。本セッションでは、クライアントファーストな視点でのデータ戦略立案から、スピーディーな実装までの取り組みをご紹介します。
レポート
- Hondaコネクテッドはクライアントファーストで開発。
- AWSには要求整理から協力してもらった。
- PRFAQというフレームワークを採用。
- コネクテッドモビリティソリューションでダミーデータを作成して検証。
- 今後はコスト戦略、データ戦略に取り組む。
Day1 [17:00 - 17:20] NTTデータ GenU活用事例
レポート
- NTTデータブース個別のセッション。
- GenUを拡張した活用事例を紹介。
- PDF解析とそれをMCPサーバ経由でデータ取得できるようにした。
- Imforce Data Labiticsというデータ基盤を構築。
- GenUを拡張して社内データのデータ分析を行う。
さいごに
- 2024年のswagがもらえなかった無念を晴らすため、8時に現地入り。
- 欲しかったswagをゲットしましたー!
- あと、「2025 Japan All AWS Certifications Engineers」に!
また来年お会いしましょう!