IBM Power Virtual Server に関するよくある質問(FAQ)をまとめています。
このページは IBM Power Virtual Server 全般に関する FAQ です。他の FAQ も合わせてご参照ください。
製品に関する詳細や正式な問い合わせは IBM 公式サイトをご確認ください。
https://www.ibm.com/jp-ja/products/power-virtual-server
https://www.ibm.com/jp-ja/contact
IBM Power Virtual Server とは何ですか?
IBM Power Virtual Server(PowerVS)は、IBM Power(AIX、IBM i、Linux)をクラウド上で仮想マシンとして提供するサービスです。オンプレミスの Power 環境と同様の性能を、クラウドの柔軟性とスケーラビリティで利用できます。
世界中の Data Center にあって、日本では東京と大阪で利用可能です。
オンプレミスの販売も継続しますか?
はい、継続します。IBM Power Virtual Server はお客様に、オンプレミス・オフプレミスを俯瞰した適材適所な柔軟性のあるハイブリッドクラウドの選択肢をご提供するものです。オンプレミスの販売に代わるものではありません。
公開されている Web はありますか?
以下のとおり公開されてます。
IBM Power Systems Virtual Server 製品紹介ページ(英語) [IBM 公式]
https://www.ibm.com/cloud/power-virtual-server
IBM Power Systems Virtual Server 製品紹介ページ(日本語) [IBM 公式]
https://www.ibm.com/jp-ja/cloud/power-virtual-server
IBM Cloud Docs Power Virtual Server(英語) [IBM 公式]
https://cloud.ibm.com/docs/power-iaas
IBM Docs Power Virtual Server(英語) [IBM 公式]
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SS6QJ7/about-power-virtual-server.html
どのようなユースケースに適していますか?
オンプレミス環境からの段階的なクラウド移行、災害復旧(DR)やバックアップ環境の構築、開発・テスト環境の迅速な立ち上げ、SAP HANA や ERP などのミッションクリティカルなワークロードのホスティングに適しています。
IBM Power Virtual Server 概要資料にユースケースが記載されていますのでご参照ください。
IBM Power Virtual Server 概要資料
https://ibm.box.com/s/x4o3gk3xykfblyvrwx9iejhuqukn2lka
対応している OS はなんですか?
オンプレミスの IBM Power で稼働するすべての OS(AIX、IBM i、Linux)に対応しています。
料金体系はどうなっていますか?
時間単位の従量課金制で、使用したリソース(CPU、メモリ、ストレージ)に応じて課金されます。
見積もりは IBM Cloud カタログから確認可能です。
見積もりはどこで確認できますか?
IBM Cloud の公式サイトにある IBM Power Virtual Server コスト見積もりツールを使えば、構成に応じた料金を事前に確認できます。
IBM Cloud コストの見積もり [IBM 公式]
https://cloud.ibm.com/estimator
日本円での見積もりは可能ですか?
IBM Cloud の公式サイトで日本円での見積もりが可能です。
また、IBM Cloud カタログより、必要なリソースを選択いただき、日本円を指定すれば、円表示の金額が参照可能です。(ここで表示されるのは、1時間あたりの金額の場合があるので、注意してください。)
IBM Passport Advantage(PA)ソフトウェア製品の BYOSL は可能ですか?
IBM Power Virtual Server への BYOSL は可能です。詳しくは Eligible PublicCloud BYOSL Policy をご確認ください。
Eligible PublicCloud BYOSL Policy [IBM 公式]
https://www.ibm.com/software/passportadvantage/eligible_public_cloud_BYOSL_policy.html
搭載しているコア数の切り替えを再起動せずに行うことは可能ですか?
作成時に割り当てられたコア数の 1/8 ~ 8 倍の範囲であれば DLPAR で変更が可能ですので、再起動せず変更することができます。1/8 ~ 8 倍を超えて変更する場合は、シャットダウンが必要となります。詳しくは下記をご確認ください。
IBM Cloud Docs - Modifying an IBM Power Virtual Server instance [IBM 公式]
https://cloud.ibm.com/docs/power-iaas?topic=power-iaas-modifying-instance
ストレージ・ティアで性能差はありますか?
はい、ストレージ・ティアごとに IOPS/GB 値が決まっており、容量だけでなく IOPS 値も含めて検討する必要があります。
今後変更される可能性がありますが、2025 年 8 月時点では、ティア 3 のストレージは 3 IOPS/GB、ティア 1 のストレージは 10 IOPS/GB、ティア 0 のストレージは 25 IOPS に設定されています。
例えば、100 GB のティア 3 ストレージ・ボリュームは 300 IOPS まで I/O することができますが、100 GB のティア 1 ストレージ・ボリュームは 1,000 IOPS まで I/O することができます。
ストレージ・ボリュームの IOPS の上限に達すると、入出力の待ち時間が増えるため、ティアの選択と容量に注意が必要です。詳しくは下記をご確認ください。
IBM Cloud Docs - Storage tiers [IBM 公式]
https://cloud.ibm.com/docs/power-iaas?topic=power-iaas-on-cloud-architecture#storage-tiers
IBM Power Virtual Server と IBM Cloud の他のサービスを接続して利用することができますか?
可能です。Power Edge Router(PER)は 2024 年 3 月から日本国内でも使用できるようになりました。
PER は IBM Power Virtual Server をご利用のお客様に高度なルーティング機能を提供し、プロキシや仮想ルーターなしで ICOS(Cloud Object Storage)や IBM Cloud の DNS、NTP などのサービスへ直接アクセスが可能になります。
また、PER と Transit Gateway を連携させることで、IBM Power Virtual Server と他の IBM Cloud 環境間の通信を簡単に設定できます。詳しくは下記をご参照ください。
IBM Cloud Docs - Getting started with the Power Edge Router [IBM 公式]
https://cloud.ibm.com/docs/power-iaas?topic=power-iaas-per
運用サービスは含まれますか?
IBM Power Virtual Server は LPAR-as-a-Service として提供されるため、インスタンス作成後の OS 以上の管理・監視はお客様の責任範囲となります。