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今日から使えるBicep入門

Last updated at Posted at 2025-09-24

はじめに

Bicepをやったことがないけど、初めてみたい
Bicepのドキュメントが難しいと思っているかたに向けた記事です。
わずか3StepでBicepが「できる」ようになることを目指します。

あくまで最初のステップ向けの記事です。
慣れてきたら使わなくなる手段になるかと思いますが、小さな成功体験を積めるようにするにはこの方法がいいのではないか。と思ったので書きます。

Bicepとは

Azureのリソースをデプロイする際に使用する言語です。
Azure専用の言語となっています。

image.png

AzureにはBicep以外にも「ARMテンプレート」というものがあります。
ARMテンプレートは記述がかなり長くなってしまうため、生まれたのがBicepです。
Bicep⇔ARMテンプレート双方向に変換することが可能です。

試してみよう

3step内訳

  1. Bicepファイル準備
  2. Bicepファイルアップロード
  3. Bicepファイルを使ってデプロイ

1.Bicepファイル準備

test-rgという名前のリソースグループを作成するコードです。
名前は任意で問題ありませんので適当に変更してもOKです。

image.png

以下をコピペして、テキストをコピペしてください。
拡張子は「.bicep」にします。

targetScope = 'subscription'
param  Location string = 'japaneast'

resource resourceGroup 'Microsoft.Resources/resourceGroups@2021-04-01' = {
  name: 'test-rg'
  location: Location
}

2.Bicepファイルアップロード

Azure portalの以下から作成しファイルをアップロードします。

image.png

3.Bicepファイルを使ってデプロイ

以下のコマンドを入力してデプロイします。

image.png

az deployment sub create --location japaneast --template-file test.bicep

確認

Azure portal上で「リソースグループ」を検索して
”test-rg”という名前のリソースグループがあることを確認します。
※名前を変更した場合はその名前のものになります。

image.png

次のステップ

実は今回の方法はあまりメジャーな方法ではありません
あくまで簡単に試せる方法となります。
以下の記事もご覧になってください!

コードの意味が分からない場合はAIに聞いてみると◎
根拠となるソースも合わせて示すように指示するのがおすすめです。

おすすめサービス

Azure Verified Modules

Microsoft が公式に提供する、信頼性の高い IaC モジュール群です。
Bicep で Azure リソースをベストプラクティスに沿って構築できます。(Terraformも対応)

モジュールはこちら↓にあります。

参考記事

Template Spec

コード管理に有名なのなGithub等ですが、BicepであればTemplate Specというサービスが使えます。Azureで完結してコード管理が可能です

参考記事

最後に

いかがでしたでしょうか
Bicepを使ったデプロイできましたでしょうか?
少しでも参考になれば幸いです。

追伸

2025/9/27 LT資料を掲載しておきます

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